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kiss?⑴
しおりを挟む「うわぁぁぁぁぁぁ!」
自室へ戻って来た俺は、部屋へ入るなりへたり込む。
え、シガンたん何した?俺にキスした?キス?きす?kiss?
「…(シガンたんの唇柔らかかったな…)ってそうじゃなーい!」
え、どういう意味だ?どうしたシガンたんは俺にキスを?意地悪…しにては嬉しそうだった気が…
『私は幼い頃から思いを寄せている人がいます故、お断りしております。まだ告白もできていない状況ですので、どうか温かく見守って頂けると幸いです。』
「(………………………)」
え、俺?……ってないないない。何バカなこと考えてんだ、俺。
ってことはむしろ、俺が近くにいることでその思い人といられる時間が減っているんじゃ…
そうだ、攻め要員たちと全然仲良くなってないってこの前思ってたんだった。それで俺も推し離れしないとって…
「(本当に一度推し離れをしてみなければ…シガンたんにためにも)」
一度してしまった勘違いは留まることを知らず、加速していくのだった。
時同じくして、
「はああぁぁぁぁぁぁぁぁ~」
してしまった…ついにベルにキスをしてしまった。
自室に入ってベッドへ身を放り投げる。
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