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第1章
噂
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毒を吸い込んだ男は時期に終わりを迎える。そのため、ブラックホールに飲み込ませる。じゃないとシールド解除すると折角抑えてた毒が蔓延しちゃうからね。
そんなこんなで今私は騎士、魔術師団全体の準備が出来るまで待機中だ。食堂でロイと食事をしながらだけどね。
「おい、あれ。噂の奴だよな。一瞬にして4人も殺したってやつ。」
「あぁ、俺は6人って聞いたぞ。」
「俺はかなり残虐な殺し方だと聞いた。」
そう、隣国からの刺客を葬って以降こんなコソコソ話をよくされる。皆を守れたし気にしてないんだけどね。
「ナーシィ、気にすんな。お前がしたことはすげぇことなんだから。」
こうして分かってくれる人もいることだしね。
「うん、ありがとうロイ。」
戦争になると当分は野宿になるだろう。今のうちに美味しいご飯を堪能しておかないとだよね。
「おい、いたぞ化け物。」
「本当にこいつが化け物なのか。」
「あぁ、俺は見た。」
え……化け物?私のこと?
さっきまで気にしていなかった隊員のコソコソ話が途端に気になってくる。
守る人を気づ付けないためにした最善策だったのに…化け物なの…?
「……シ…、ナ…ィ…」
じゃあ、あの時殺さない方がよかった?誰かがケガしたかもしれないのに?私がしたことは間違い?化け物がする事なの?
「ナ…シィ、ナーシィ、ナーシィ!!」
「ひゃい!!…な、何いきなりびっくりするじゃん!」
「いきなりじゃない。ずっと呼んでいた。ぼさっとしてるとそのハム俺が食っちまうぞ。」
「な、そんな殺生な!!これは大事にとっておいた最後の一枚なんだよ!?」
あぁ、ロイのお陰で気が紛れた。
でも、私と一緒にいたらロイもあることないこと言われるよね。じゃああんまり一緒にいない方がいいのかな…
そんなこんなで今私は騎士、魔術師団全体の準備が出来るまで待機中だ。食堂でロイと食事をしながらだけどね。
「おい、あれ。噂の奴だよな。一瞬にして4人も殺したってやつ。」
「あぁ、俺は6人って聞いたぞ。」
「俺はかなり残虐な殺し方だと聞いた。」
そう、隣国からの刺客を葬って以降こんなコソコソ話をよくされる。皆を守れたし気にしてないんだけどね。
「ナーシィ、気にすんな。お前がしたことはすげぇことなんだから。」
こうして分かってくれる人もいることだしね。
「うん、ありがとうロイ。」
戦争になると当分は野宿になるだろう。今のうちに美味しいご飯を堪能しておかないとだよね。
「おい、いたぞ化け物。」
「本当にこいつが化け物なのか。」
「あぁ、俺は見た。」
え……化け物?私のこと?
さっきまで気にしていなかった隊員のコソコソ話が途端に気になってくる。
守る人を気づ付けないためにした最善策だったのに…化け物なの…?
「……シ…、ナ…ィ…」
じゃあ、あの時殺さない方がよかった?誰かがケガしたかもしれないのに?私がしたことは間違い?化け物がする事なの?
「ナ…シィ、ナーシィ、ナーシィ!!」
「ひゃい!!…な、何いきなりびっくりするじゃん!」
「いきなりじゃない。ずっと呼んでいた。ぼさっとしてるとそのハム俺が食っちまうぞ。」
「な、そんな殺生な!!これは大事にとっておいた最後の一枚なんだよ!?」
あぁ、ロイのお陰で気が紛れた。
でも、私と一緒にいたらロイもあることないこと言われるよね。じゃああんまり一緒にいない方がいいのかな…
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