【完結】どんな君でも君が好き~最強魔術師溺愛に溺れる∼

抹茶らて

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第4章

会議

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「それで私に相談して来てくれたのですわ。」

ナーシィがシャミリアに相談した経緯を話すこの場にはナーシィの姿はない。

「ほんと可愛いな。礼を言う、シャミリア嬢。」

「ふんっ、別にあなたのためではなくナーシィ様の笑顔のためですから。そうでなくては貴方になんて手を貸すことしませんわ。ましてや、ナーシィ様を騙すようなこと…」

悔しがるシャミリアをよそに、シャミリアから聞いたナーシィの様子を想像しては頬を緩ませるロイの姿が。

「そうだそうだ!ナーシィが絡んでなければ手伝わなかったのに…」

シャミリア同様、悔しがる様子のリートにフランツ。皆、ロイを恨みつつもナーシィのためならと泣く泣くロイに手を貸している連中だ。

「それより、結婚の話はどう切り出すんだ?ここまで焦らしているんだからアッと驚くようなことじゃないと面白くないだろう?」

唯一楽しんで参加しているダンティアが敵意を一身に受けるも未だに頬を緩ませているロイに問い掛ける。

「そんなの決まっているじゃないですか…」

そこまで言ってニヤリと笑ったロイの続きを待つ、いつもの面々。
その後続いた内容に満場一致で採用したのは言うまでもない。さすがロイと言うべきか……ナーシィのツボを押さえている。

ナーシィが今ロイとの結婚のことを悶々と悩んでいるのさえ彼の手の内だったとしたら……
そこまで考えてしまった面々は一瞬にして目の前の男が怖くなった。一生敵に回したくないな。と、この時ほど全員の心の声が一致することはないだろう。

「ん?どうしたんだ?そんな目で見て…」

「別に気のせいだろ。それよりナーシィが変なことに走る前に終わらした方がよくねぇか?今でさえ暴走してんのに。」

皆の目の色が変わったことに気づいたのか目聡く聞くロイに、いつもの調子で上手く話を逸らすハルト。

「そうだな、今の可愛い姿もそう少し見て居たいところだが…あまりに焦らすと疑われつつある俺もつらいしな。だが、ここぞって時が難しいんだ。」

頭が切れる恐ろしい男も、溺愛している彼女のためなら頭を悩ませるらしい。だが、このことに関して言えばこの場にいる者も決めかねている。中々いい案が出ず、時間だけが過ぎていく。

そんな時にロイはふとナーシィとの出会いを思い出す。

その日は季節外れの中途入学で入って来た彼女は注目も的だった。ロイもその注目していたうちの一人。授業が重なり初めて見たときから彼女はいつも笑っていた。初めてあの笑顔を見たときから頭から離れなかった。だったら、大事なその時はあの日しかないだろう。

そしてロイの提案した日にちはまたしても満場一致で決定した。

もうすぐ訪れるその日にナーシィの喜ぶ顔を想像してこの会に参加していた面々は解散したのだ。




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