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閑話 愉快な仲間たち
しおりを挟む「会長~そんなにキッチンの方気にしなくても~」
「な、そんなわけないだろう。」
話をしつつも意識は完全にキッチンへいっている。会長だけでなく会長をいじっている楓も、そ知らぬふりをしているその他3名の同様。キッチンの方が気になるようだ。瑠季はチラチラ横見をしていたと思ったらソワソワし始める。
「あぁ、栄人は料理もできるのだな。一緒に住んだら毎日手料理が食べらるということか。最高じゃないか。」
「稔、妄想が全部口から出ているぞ。考える気持ちも分かるが落ち着け。」
妄想が口から出て若干気持ち悪くなっている稔に突っ込みを入れる輝樹だが、一緒になって顔をにやけさせている。そう言う輝樹も落ち着けとおいツッコむ者はいない。
もれなく全員栄人に首ったけだ。
「そういえば、宗也は栄人に対してそんなに興味持ってなかったよね?変わったの?」
「興味はない。しかし、会長がそこまでほの字と言うのはいささか気になるものだ。」
素直に疑問をぶつける瑠季に対し、表面では平然を装ってはいるものの口調でバレバレな宗也。
「俺はほ、ほの字などでは!」
「いやツッコむとこそこじゃないよ?会長」
最早カオスである。
しかしこの5人は知らない。5人が使い物にならなくなっているうちに着々と距離を縮めている者がいることを…
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