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初夜 sideレオ
―少し時間が遡った所から始まります―
うちの料理長が張り切って準備した夕食をレベッカと一緒に食べる。
レベッカは美味しい物を食べると幸せそうな笑顔になる。
「このお料理、とっても美味しいです。トーマス、ありがとう。」
といって料理長にもニコニコでお礼を言う。
その笑顔は反則だ。
誰にも見せたくない。
それが、トーマスに向けられていると思うと、イライラする。
「コホン。…レオナルド様、器が小さいですよ。」
フェルナンデスが俺にそっと耳打ちする。
いけない。また顔に出ていたらしい。
レベッカに見られてなかったかな?
…大丈夫そうだ。目は料理に釘付けだ。
それはそれで、悲しい。
料理に負けている気がする。
俺とレベッカは夕食を終え、食堂を後にした。
レベッカの侍女のアンナが喜色満面で、レベッカを自室に連れて行く
「さぁ、お嬢様!いえ奥様。準備をいたしましょう。準備を。」
そう言いながら、レベッカの背中を押す。
そして振り返って
「旦那様、女性は準備にお時間がかかりますので、少々お待ちを。全てはこのアンナにお任せ下さい!」
と自分の胸を叩き、礼をしてその場を後にした。
準備って…準備だよな。
さて…困った。
レベッカとこの件については、何も決めてない。
偽装(俺にとっては、恋愛)結婚ではあるが、具体的には何も決めずにスタートしてしまった。
レベッカは…俺に抱かれる事を想定しているだろうか…いや、してないよな。
政略結婚であれば、お互いに気持ちはなくても、必要な事だし、閨を共にするのは間違いないだろう。
後継だって必要だし。
でも、レベッカへの気持ちを自覚した今、彼女に嫌われる事が何より怖い。
それに、気持ちがない相手を抱くのは……それが自分の好きな相手なら、尚更辛い。
悩みながらも、俺も湯浴みをする。
これは、特別な事じゃない。今から寝るんだから、湯浴みは当然だ。
期待してるわけじゃない。
そう自分に言い聞かせながらも、いつもより丁寧に体を洗う。
夜着に着替え、自室のソファーに身を沈める。
酒でも飲むか…いや、酔っ払って、理性を失くしでもしたら目も当てられない。
そうして思考の渦の中にいても、寝室の方の気配を伺ってしまう。
微かにだが、レベッカ側の扉が開いたような音がする。
そっと、寝室の扉の前に行き、聞き耳をたてる。
!人が動く音がする。幻聴じゃない。
レベッカが寝室にいる。
そう思うだけで、俺の俺自身に熱が溜まる。
不味い。想像だけで、勃ってしまう。
こんな物を見られたら、軽蔑されるかもしれない。
俺はそっと扉から離れる。
落ち着け、落ち着け。
騎士団の演習を思い出せ。あのむさ苦しい男ばかりの空間を想像する。…なんとか落ち着いてきた。
また、ソファーに座る。…でも、レベッカが待ってるかもと思うと、いても立ってもいられない。
また、扉へ向かいかけた時に、廊下側の扉をノックする音が聞こえた。
「レオナルド様、失礼いたします。」
フェルナンデスだ。こんな時になんの用だ。
「レオナルド様、これを」
そっとフェルナンデスは俺に本を手渡した。
表紙には『初心者でも、大丈夫!女性を喜ばせるテクニック30』と書いてある…閨の教本だ。
フェルナンデスは何も言わず、一礼して去っていく。
これは…俺にヤれと言ってくれているって事だよな。
時間がない。30は読めない。
俺は急いでその内の15程を抜粋して読んだ。
本当に初心者でも大丈夫なのか?そう思わなくはないが仕方ない。
女性を嫌って、今まで避けてきたツケだ。娼館にでも行って、筆下ろししておけば良かったなんて、今さらだ。
俺も男だ!
勇気を振り絞り、寝室側の扉の取っ手に手をかける。
もし、レベッカにその気がなくても、がっかりしない。
その時は2人で手を繋いで眠りたいとお願いしてみよう。
俺は扉を開けた。
ベッドの横に、可愛いピンク色のスケスケを着たレベッカがこちらに背を向けて立っていた。
俺は思わず
「レベッカ…その格好…」
と呟く。
それに反応した彼女が振り向くと
「あ、すみません。お見苦しい所をお見せしました。ちょうどガウンを取りに行こうとしてて、すぐ着て来ますね。」
と彼女の部屋へ向かおうとする。
俺は瞬間移動か?ぐらい早く彼女の側へ行き、彼女を抱き締める。
「レオナルド様?」
と声をかける彼女を抱く腕を少し緩める。
抱き締めてたら、俺の下半身の異常事態に気付かれてしまう。
彼女を見つめる。
………色々見えちゃってる。全然隠れてない。
2つの桃みたいな物が俺の目に飛び込んでくる。
俺の俺自身がもう暴発しそうだ。
「み、見苦しくなんかないよ。俺の為に準備してくれたんだろ。隠さないで欲しい」
絶対俺の顔は真っ赤だろう。
でも、見たい。
あ~可愛い。どうしよう。
アンナ、グッジョブ。
俺はもう一度抱き締める。下半身は微妙に離す。
しばらくそうしていたが、このままではいけない。
こんな格好のレベッカと何もしないで朝を迎えたくない。
嫌われないよな?大丈夫だよな?そう思いながら彼女に訊ねる
「レベッカ…その…良いのか?」
めちゃくちゃ声が小さくなってしまった。
そうしたら彼女は
「私はレオ様の妻ですから。」
いいって事だよな?俺とそうなってもいいって事だよな?
俺は天にも昇りそうだ。
多分もう少ししたら実際昇天するが。
レベッカは
「でも、レオ様は良いのですか?」
と聞いてくる。
もちろん良いに決まってる。
拗らせた童貞を舐めてはいけない。
もう我慢の限界だが、怖がらせてはいけない。
「レベッカが嫌じゃなければ…」
俺は自分はレベッカ次第だと伝えたつもりだった。
何故かレベッカは考え込んでいる。
何を考えているのか?
そうしていると、レベッカが俺の手を引いてベッドに向かう。
違う、逆だ!俺は情けなくなった。
ベッドに横たわるレベッカに覆い被さる。俺の下でレベッカが頬を染め、俺を見つめてる。
ここで俺は真実を告げなければいけない。この歳で童貞なんて、引かれるかもしれない。でも、嘘はつきたくない。
「実は…初めてなんだ…」
そう言うと、何故かレベッカは
「目隠ししますか?」
と聞いてきた。
え?なんで、今の会話からそうなるの?
童貞に目隠しプレイはハードル高くない?え?レベッカにはそういう趣味が?
俺は混乱してしまう。
レベッカの話を聞いていくうちに、俺は青ざめる。
レベッカも俺を男性しか愛せないと思っている。
そう盛大に勘違いしているのだ。
俺は泣きそうだ。
大好きな相手に男色だと思われていた。
俺の気持ちが1ミリも伝わってない事だけは良くわかった。
でも、ここまで来て抱かないなんて、絶対無理。
なんとか、俺の気持ちをわかってもらいたい。
俺はレベッカにしか欲情しないと告げる。
そんなの見たらわかるだろう。
俺の下半身はもう張り詰めて痛みを感じ始めてる。
臨戦態勢の俺を見てくれ。
何故か冷静なレベッカに怖くないかと聞くと、俺を信用してるから怖くないと言う。
逆に俺は怖いかと聞くので、
「そうだね。レベッカに痛い思いをさせるのも、その事で嫌われるのも嫌だからさ。初めてで上手く出来ないと思うし、そう考えると怖いかな」
と俺は正直に答えた。
そんな俺の手に彼女は手を沿えて
「私、レオ様を嫌いになる事はありません。私も初めてなので、一緒に頑張りたいです。」
と微笑んでくれた。まじ天使。
やっぱり、俺はレベッカが好きだ。
知り合ったばかりでも、心から彼女が好きだ。
これが人を好きになる気持ちなら、なんて素晴らしい感情なんだろう。
俺はレベッカにお礼を言うと、その可愛い小さな口に自分の唇を押し当てた。
きっと、全然上手に出来ない。
さっき読んだ本だって、全然頭に入ってない。しかも読みきれなかったし。
でも、彼女に口づけた時、体が感動で震えた。こんな気持ちは初めてだ。
いつの日か、体だけじゃなく、レベッカの心も手に入れたい。
俺の気持ちを受け入れて欲しい。
そんな気持ちを込めて俺はもう一度口づける。
そして俺は朝までレベッカを離す事が出来なかった。
………結論から言おう。
…めちゃくちゃ、めちゃくちゃ気持ち良かった。体って正直。
うちの料理長が張り切って準備した夕食をレベッカと一緒に食べる。
レベッカは美味しい物を食べると幸せそうな笑顔になる。
「このお料理、とっても美味しいです。トーマス、ありがとう。」
といって料理長にもニコニコでお礼を言う。
その笑顔は反則だ。
誰にも見せたくない。
それが、トーマスに向けられていると思うと、イライラする。
「コホン。…レオナルド様、器が小さいですよ。」
フェルナンデスが俺にそっと耳打ちする。
いけない。また顔に出ていたらしい。
レベッカに見られてなかったかな?
…大丈夫そうだ。目は料理に釘付けだ。
それはそれで、悲しい。
料理に負けている気がする。
俺とレベッカは夕食を終え、食堂を後にした。
レベッカの侍女のアンナが喜色満面で、レベッカを自室に連れて行く
「さぁ、お嬢様!いえ奥様。準備をいたしましょう。準備を。」
そう言いながら、レベッカの背中を押す。
そして振り返って
「旦那様、女性は準備にお時間がかかりますので、少々お待ちを。全てはこのアンナにお任せ下さい!」
と自分の胸を叩き、礼をしてその場を後にした。
準備って…準備だよな。
さて…困った。
レベッカとこの件については、何も決めてない。
偽装(俺にとっては、恋愛)結婚ではあるが、具体的には何も決めずにスタートしてしまった。
レベッカは…俺に抱かれる事を想定しているだろうか…いや、してないよな。
政略結婚であれば、お互いに気持ちはなくても、必要な事だし、閨を共にするのは間違いないだろう。
後継だって必要だし。
でも、レベッカへの気持ちを自覚した今、彼女に嫌われる事が何より怖い。
それに、気持ちがない相手を抱くのは……それが自分の好きな相手なら、尚更辛い。
悩みながらも、俺も湯浴みをする。
これは、特別な事じゃない。今から寝るんだから、湯浴みは当然だ。
期待してるわけじゃない。
そう自分に言い聞かせながらも、いつもより丁寧に体を洗う。
夜着に着替え、自室のソファーに身を沈める。
酒でも飲むか…いや、酔っ払って、理性を失くしでもしたら目も当てられない。
そうして思考の渦の中にいても、寝室の方の気配を伺ってしまう。
微かにだが、レベッカ側の扉が開いたような音がする。
そっと、寝室の扉の前に行き、聞き耳をたてる。
!人が動く音がする。幻聴じゃない。
レベッカが寝室にいる。
そう思うだけで、俺の俺自身に熱が溜まる。
不味い。想像だけで、勃ってしまう。
こんな物を見られたら、軽蔑されるかもしれない。
俺はそっと扉から離れる。
落ち着け、落ち着け。
騎士団の演習を思い出せ。あのむさ苦しい男ばかりの空間を想像する。…なんとか落ち着いてきた。
また、ソファーに座る。…でも、レベッカが待ってるかもと思うと、いても立ってもいられない。
また、扉へ向かいかけた時に、廊下側の扉をノックする音が聞こえた。
「レオナルド様、失礼いたします。」
フェルナンデスだ。こんな時になんの用だ。
「レオナルド様、これを」
そっとフェルナンデスは俺に本を手渡した。
表紙には『初心者でも、大丈夫!女性を喜ばせるテクニック30』と書いてある…閨の教本だ。
フェルナンデスは何も言わず、一礼して去っていく。
これは…俺にヤれと言ってくれているって事だよな。
時間がない。30は読めない。
俺は急いでその内の15程を抜粋して読んだ。
本当に初心者でも大丈夫なのか?そう思わなくはないが仕方ない。
女性を嫌って、今まで避けてきたツケだ。娼館にでも行って、筆下ろししておけば良かったなんて、今さらだ。
俺も男だ!
勇気を振り絞り、寝室側の扉の取っ手に手をかける。
もし、レベッカにその気がなくても、がっかりしない。
その時は2人で手を繋いで眠りたいとお願いしてみよう。
俺は扉を開けた。
ベッドの横に、可愛いピンク色のスケスケを着たレベッカがこちらに背を向けて立っていた。
俺は思わず
「レベッカ…その格好…」
と呟く。
それに反応した彼女が振り向くと
「あ、すみません。お見苦しい所をお見せしました。ちょうどガウンを取りに行こうとしてて、すぐ着て来ますね。」
と彼女の部屋へ向かおうとする。
俺は瞬間移動か?ぐらい早く彼女の側へ行き、彼女を抱き締める。
「レオナルド様?」
と声をかける彼女を抱く腕を少し緩める。
抱き締めてたら、俺の下半身の異常事態に気付かれてしまう。
彼女を見つめる。
………色々見えちゃってる。全然隠れてない。
2つの桃みたいな物が俺の目に飛び込んでくる。
俺の俺自身がもう暴発しそうだ。
「み、見苦しくなんかないよ。俺の為に準備してくれたんだろ。隠さないで欲しい」
絶対俺の顔は真っ赤だろう。
でも、見たい。
あ~可愛い。どうしよう。
アンナ、グッジョブ。
俺はもう一度抱き締める。下半身は微妙に離す。
しばらくそうしていたが、このままではいけない。
こんな格好のレベッカと何もしないで朝を迎えたくない。
嫌われないよな?大丈夫だよな?そう思いながら彼女に訊ねる
「レベッカ…その…良いのか?」
めちゃくちゃ声が小さくなってしまった。
そうしたら彼女は
「私はレオ様の妻ですから。」
いいって事だよな?俺とそうなってもいいって事だよな?
俺は天にも昇りそうだ。
多分もう少ししたら実際昇天するが。
レベッカは
「でも、レオ様は良いのですか?」
と聞いてくる。
もちろん良いに決まってる。
拗らせた童貞を舐めてはいけない。
もう我慢の限界だが、怖がらせてはいけない。
「レベッカが嫌じゃなければ…」
俺は自分はレベッカ次第だと伝えたつもりだった。
何故かレベッカは考え込んでいる。
何を考えているのか?
そうしていると、レベッカが俺の手を引いてベッドに向かう。
違う、逆だ!俺は情けなくなった。
ベッドに横たわるレベッカに覆い被さる。俺の下でレベッカが頬を染め、俺を見つめてる。
ここで俺は真実を告げなければいけない。この歳で童貞なんて、引かれるかもしれない。でも、嘘はつきたくない。
「実は…初めてなんだ…」
そう言うと、何故かレベッカは
「目隠ししますか?」
と聞いてきた。
え?なんで、今の会話からそうなるの?
童貞に目隠しプレイはハードル高くない?え?レベッカにはそういう趣味が?
俺は混乱してしまう。
レベッカの話を聞いていくうちに、俺は青ざめる。
レベッカも俺を男性しか愛せないと思っている。
そう盛大に勘違いしているのだ。
俺は泣きそうだ。
大好きな相手に男色だと思われていた。
俺の気持ちが1ミリも伝わってない事だけは良くわかった。
でも、ここまで来て抱かないなんて、絶対無理。
なんとか、俺の気持ちをわかってもらいたい。
俺はレベッカにしか欲情しないと告げる。
そんなの見たらわかるだろう。
俺の下半身はもう張り詰めて痛みを感じ始めてる。
臨戦態勢の俺を見てくれ。
何故か冷静なレベッカに怖くないかと聞くと、俺を信用してるから怖くないと言う。
逆に俺は怖いかと聞くので、
「そうだね。レベッカに痛い思いをさせるのも、その事で嫌われるのも嫌だからさ。初めてで上手く出来ないと思うし、そう考えると怖いかな」
と俺は正直に答えた。
そんな俺の手に彼女は手を沿えて
「私、レオ様を嫌いになる事はありません。私も初めてなので、一緒に頑張りたいです。」
と微笑んでくれた。まじ天使。
やっぱり、俺はレベッカが好きだ。
知り合ったばかりでも、心から彼女が好きだ。
これが人を好きになる気持ちなら、なんて素晴らしい感情なんだろう。
俺はレベッカにお礼を言うと、その可愛い小さな口に自分の唇を押し当てた。
きっと、全然上手に出来ない。
さっき読んだ本だって、全然頭に入ってない。しかも読みきれなかったし。
でも、彼女に口づけた時、体が感動で震えた。こんな気持ちは初めてだ。
いつの日か、体だけじゃなく、レベッカの心も手に入れたい。
俺の気持ちを受け入れて欲しい。
そんな気持ちを込めて俺はもう一度口づける。
そして俺は朝までレベッカを離す事が出来なかった。
………結論から言おう。
…めちゃくちゃ、めちゃくちゃ気持ち良かった。体って正直。
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