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あやしい
しおりを挟むりゅうに怒られてから1週間たった。
あれから特に何も変わってない。
むしろ何もなかったかのようだし。
1週間たって少し落ちついた。
考えてみるとりゅうの怒り方ちょっと
おかしいよね。
あの時はりゅうが怖くて怖くて、
嫌われてたのかもしれないとか思って
必死になったけど…
うーん、それだけ地雷だったのかな。
結局迎えに来てくれたお礼を言ってないし。
タイミング逃しちゃった。
いつ言おう?
「おーい、初樹ー」
声のした方に振り向くと声をかけてきた司と春舞と
今思い浮かべていた人がいる。
「珍しい組み合わせだね。」
司と春馬は学部同じだけど
りゅうとは学部が違うからりゅうからしたら
司と春舞は友達の友達位の位置にいると思ってけど
友達になったのかな?
「たまたまそこで会ったんだ。
もう飲ませすぎないように絞っといた。」
「ほんと?ありがとう、りゅう。
記憶飛んじゃったからちょっともうあんなに飲みたくないと思ってたんだ。」
「おい、マジかよ、初樹。
時々でいいからハメ外そーぜ?」
司は簡単に言ってくれる。
「もうこりごりだよ。
りゅうに怒られちゃったし。」
「えぇー?初樹ぃー俺からもお願いー!」
「だーめ。りゅうすっーごく怖かったんだからね?」
春舞も他人事だと思って簡単に言うなぁ。
そうだ、今お礼言えばいいんだ!
「りゅう、迎えに来てくれたんだよね?
ありがとう。」
「え?俺行ってないけど?
司と春舞が連れて帰ってきたけど。」
え?りゅう迎えに来てくれたんじゃないの?
「どうゆうこと?司、春舞」
司と春舞の顔色が変わる。
「俺はかずきがら寝ちゃったから司の家が近いから今日はお泊まりするって」
「りゅう、僕いつ帰ってきたの?」
「日曜の朝?」
「僕土曜日の記憶ないよ?」
「は?金曜の夜ご飯で言って泊まりになって
土曜の昼にはお前からもう一泊するって
連絡あった...け、ど」
僕とりゅうの会話に入ってこない司と春舞。
2人の様子がちょっと変だ。
「まぁ、土曜日も起きたの昼だったし、
それからまた飲みはじめちゃったし、な、春舞?」
「あぁ、その様子だと初樹は記憶なくすタイプなんだろ?記憶なくても不思議じゃないと思うけど?」
なんとなく怪しい司と春舞。
でも、記憶ないよタイプなのは本当っぽいから
反論できない...。
「まぁいいや、今無事にここに居るし?」
「かずき、てきとうすぎないか?まぁ、いいならいいよ。」
今2人と一緒に居たくないなぁ。
りゅう今日はもう講義なかったはず!
りゅうは適当に合わせてくれるよね。
「そういえばどうして声掛けてきたの?」
「見かけただけだよ」
僕の問いに答えたのは春舞。
「りゅう、買い物早く行こ?」
「ん?あぁ、そうだったな。急ごうか。」
僕の予想通り合わせてくれるりゅう。
「このまま買い物行くの?俺らもついてくよ」
「僕とりゅうのデート邪魔しないでよぉー」
「何なに?お前ら付き合ってんの?」
「そう、親公認だせ?」
ついてくるとか言い出す司に焦って、デートとか
言ったけど…りゅうが、りゅうが、
親公認って...茶化されて少し恥ずかしそう?照れてる。
「りゅう、もう行こ?またね、司、春舞」
「おう、今度は連れてけよな。」
「またなー」
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