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第一部。オリム、結婚するので退職する
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オレの住んでいた家には現在ヴァイオレットが住んでる。ひとりでなのか恋人と同棲してるのかは知らない。
もともとオレと住んでいた家を、オレが出ていった形だ。
恋人が、見知らぬ男と寝ていた部屋で一人で暮らすなんて、考えられないから、引き払おうとしたけど、ヴァイオレットがどうしてもここに住み続けたいというので、譲った。
あいつだって自分のタウンハウスを持ってるんだから、わざわざ平民の賃貸に住まずに、そっちに帰ればいいのに。
今まで家賃の支払いはオレだったけど、オレが払わなくなれば、あいつが勝手に払うだろう、きっと。
家を出て、オレはしばらく宿暮らしをしていた。
けどクロノスがどうしても一緒に住みたいというから、
「そんなにどうしてもと言うなら住んでやってもいい」と、クロノスの家に転がりこんだ。
本当はいつ言ってくれるか待っていた。
昔の恋人と、現恋人を比べるのは、失礼だから、絶対口には出さないけれど、
ヴァイオレットとクロノスは違いすぎた。
つい心の中で比べてしまうのは許してほしい。
クロノスは世話を焼くのが好きらしく、なんでもしてくれようとする。
こうやって口元にまで食べ物を運んだり、
服の着脱や、
爪を切ったり、髪や体を洗って、ドライヤーで乾かして、マッサージまで。まるでオカーサンだ。
トイレに行くのに立ち上がると、
抱き上げられて、連れて行こうとするので、さすがにお断りする。
あまりに世話をやきたがるので、指摘すると、
「はじめての恋人で、相当浮かれてます」と頬を染められる。
そっか、じゃあ仕方ないよな
と思ってしまうのはすでに絆されているからか。
ヴァイオレットも付き合った時にはオレがはじめてって言ってたけど、あいつは何もできなかった。
何もわからない、何もできないヴァイオレットをオレが面倒見ていた。
確かにもともとオレの好みはそういう可愛くて庇護欲をそそられるタイプで、今までそんな子ばかりと付き合っていた。
オレがいなくなって一人で生きていけるのか、心配になって、首をふる。それはオレが考えることじゃない。
一人暮らしに音をあげれば、タウンハウスに戻るだろうし、
新しい恋人に頼るかもしれない。
クロノスはなんでもできるし、オレの世話をやきたがる。
全然オレのタイプじゃなかったのに、いままで出会った誰よりも夢中になっている。
移動さえ毎回抱っこで運ばれるので、
「運動不足になるから、おろしてくれ。」と苦言を呈すると、
「これからたくさん運動させてあげるから大丈夫ですよ」とにこりと微笑まれて、ベッドにおろされた。
思わず、ごくりと生唾をのんだ。
そう、彼はセックスがうまい。プロのテクを持っている。はじめての恋人のくせにな。
もともとオレと住んでいた家を、オレが出ていった形だ。
恋人が、見知らぬ男と寝ていた部屋で一人で暮らすなんて、考えられないから、引き払おうとしたけど、ヴァイオレットがどうしてもここに住み続けたいというので、譲った。
あいつだって自分のタウンハウスを持ってるんだから、わざわざ平民の賃貸に住まずに、そっちに帰ればいいのに。
今まで家賃の支払いはオレだったけど、オレが払わなくなれば、あいつが勝手に払うだろう、きっと。
家を出て、オレはしばらく宿暮らしをしていた。
けどクロノスがどうしても一緒に住みたいというから、
「そんなにどうしてもと言うなら住んでやってもいい」と、クロノスの家に転がりこんだ。
本当はいつ言ってくれるか待っていた。
昔の恋人と、現恋人を比べるのは、失礼だから、絶対口には出さないけれど、
ヴァイオレットとクロノスは違いすぎた。
つい心の中で比べてしまうのは許してほしい。
クロノスは世話を焼くのが好きらしく、なんでもしてくれようとする。
こうやって口元にまで食べ物を運んだり、
服の着脱や、
爪を切ったり、髪や体を洗って、ドライヤーで乾かして、マッサージまで。まるでオカーサンだ。
トイレに行くのに立ち上がると、
抱き上げられて、連れて行こうとするので、さすがにお断りする。
あまりに世話をやきたがるので、指摘すると、
「はじめての恋人で、相当浮かれてます」と頬を染められる。
そっか、じゃあ仕方ないよな
と思ってしまうのはすでに絆されているからか。
ヴァイオレットも付き合った時にはオレがはじめてって言ってたけど、あいつは何もできなかった。
何もわからない、何もできないヴァイオレットをオレが面倒見ていた。
確かにもともとオレの好みはそういう可愛くて庇護欲をそそられるタイプで、今までそんな子ばかりと付き合っていた。
オレがいなくなって一人で生きていけるのか、心配になって、首をふる。それはオレが考えることじゃない。
一人暮らしに音をあげれば、タウンハウスに戻るだろうし、
新しい恋人に頼るかもしれない。
クロノスはなんでもできるし、オレの世話をやきたがる。
全然オレのタイプじゃなかったのに、いままで出会った誰よりも夢中になっている。
移動さえ毎回抱っこで運ばれるので、
「運動不足になるから、おろしてくれ。」と苦言を呈すると、
「これからたくさん運動させてあげるから大丈夫ですよ」とにこりと微笑まれて、ベッドにおろされた。
思わず、ごくりと生唾をのんだ。
そう、彼はセックスがうまい。プロのテクを持っている。はじめての恋人のくせにな。
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