幼馴染を忘れられなくて童貞34年極めたらリア充になれた話

味噌村 幸太郎

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第3話

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「神埼…」
 股間がググッと動いた。
 頭に再生された小学生時代の初恋の相手。
 今でも思い出せば、俺の胸を熱くさせる。

 俺はパソコンを起動すると、勢いよくジャージを下ろした。
 反り返ったムスコがジャージのゴムに辺り、ビヨンと跳ね返ると少し快感を覚えた。
 予め購入していた神埼明日香に似たAV嬢の動画を再生する。
 それ以外にも俺は神埼に似たAV嬢、グラドル、アイドル。ネットで見つけたら全て集めているけどね。

 右手は既に『ムスコ』にある。
 2次元、2.5次元の非現実的な女をネタにするのとは違い、ムスコは太く、火傷しそうなくらい熱い。
「はぁはぁ…神埼……」
 手の早さもいつもより早くなる。
 ムスコが早く『出したい出したい』ともがいている。 
「神埼、かわいいよ、かわいいよ! うっ!」
 ティッシュに出た精液はいつもより量が多かった。
 彼女で妄想オナニーすると量が違う。
 やはりグラドル、アイドル、AV嬢、エロゲはあくまでフィクションだ。どこまでいっても。
 いくら可愛い子が脱ごうが、ヤろうが(AV)、俺はその場にはいない。体感していない。
 俺の少ない学生生活、女の子との経験では神埼が一番だった。
 彼女こそが俺に唯一の『現実』なのだ。


「行こうかな…」
 イッチーこと市村も地元にずっといたが、神埼 明日香もまた地元にいるはずなのだ。
 俺が住んでいた地域は有名な武士の子孫たちが根付いていた。
 その住人がほとんど、広大な土地を所有している小金持ちで、今は土地を持っていなくても過去にその土地を売り払って事業に成功している者たちばかりだった。
 それに比べて俺は転勤族のありふれたごくごく普通の家庭。
 彼らと遊ぶといつもその生活の違いに驚かされていた。
 まずは小遣いの差。多い奴は月1万円。小学生の小遣いにしてはもらいすぎだろ。今の俺より多いわ(34歳な)
 それにゲームソフトやマンガはほとんど小遣いとは別に親に買ってもらっていた。
 マジでありえねーだろ、とか言うと「お前んちビンボーくさいから嫌い」とか仲間外れになるし、下手したらいじめの対象にもなるのでいつも言葉や行動にはかなり気を使っていた。

 その点、イッチーはそんな「ビンボーくさい」俺でも別に差別することなく、付き合ってくれた。
 まあでも金持ちなりの余裕ってやつなのだろうか?
 俺はイッチーに会いたいのではなく、『見たく』なった。
 成人した神埼 明日香を。同級生なので34歳だが。

 考えるよりも前に俺の指は動いていた。
『行く……お前ん家に泊めさせてくれ』
 送信してしまった。
 後悔よりも前にイッチーからメールが返信された。
『OK! いつでもいいよ?』
 脇から汗がだくだく止まらなかった。
『明日行くわ』
『マジ!? まあええよ』
 イッチーなら言ってくれると確信していた。
 俺はリュックサックに替えの着替えとMP3プレーヤーだけを入れた。
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