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第十五話 異世界アルバイト「ポロリと水着、いざ、バカンスへ!①」
しおりを挟む次の日 朝 ミミの家にて
「ムニャムニャ……」
「起きてくだい! 将大さん、パン作りましたから食べてください!」
「え、朝ご飯にパンツ? むにゃむにゃ、ミミさんのパンツむしゃむしゃ」
ゴス! ゴス!
※骨が揺れる音です
「??? 痛い! なんかおなかに激しい痛みが!」
「違います! パンです! 前回も同じことしたでしょう!」
「ぐふっ」
「将大さん、朝ですよ! 起きてください!」
ゴス! ゴス!
「!!!」
ゴス! ゴス!
「ん、ここは? ああそうか。ミミさんの家の中だ」
ゴス! ゴス!
「って! ミミさん、痛いです! 起きましたから! 起きましたから」
「だから! ここは女性専用の部屋なんだから静かにしなさい!」
ゴスゴス! ゴスゴス!
ミミのゴスゴスによって将大はHPと引き換えに眠気を覚ました。
○ ○ ○
快晴や
「さあ、将大。今日も働いてもらうわよ!」
今日のダリアさんは白いワンピースを着て、麦わら帽子をかぶっている。ピンクの髪と白いワンピースが非常に似合ってなんとも綺麗だ。しかし、俺はちょっとわからないことがある。
「ダリアさん。でもどうして今日はミミさんもついてきているの?」
「ミミもやってみたいと言っていたから誘ったのよ」
「え、でもミミさんの仕事は? パン屋さんは?」
「実は……今日はパン屋さんの仕事はお休みなんです。だから今日は将大さんと一緒にアルバイトをしようと思って! 二人で働けば給料も倍ですからね! 2人で16万! イセパットの修復料を稼げます!」
手伝ってくれるのは嬉しいけれど、このバイト内容を知らないんだ。教えてあげないと。
「ミミさん。この仕事結構大変ですよ。自分の精神が引き裂かれるくらい大変な仕事です」
「そんなこと言っても、私は最終試験である将大さんを異世界へ転生させる義務があるのです。はやく一人前の女神さまになってたくさんの人を異世界へ送りたいんです!」
「そ、そこまで言うのであれば……でも絶対無茶はしないでね!」
「もちろんです! いざとなれば私のゴスゴスが火をふきます!」
「あはは(頼むから俺にゴスゴスを吹くのはやめてくれ……)」
「コホン、そろそろいいかしら?」
ダリアさんが俺を睨む。
「あ、はい! よろしくお願いします!」
「今回あなたたちにお願いする世界は……」
ダラダラダラダラ~
何処からともなく音が聞こえてきた
(やっぱりこれは定番なのか?)
「ダラダラダラダラ~」
(ダリアさん、ノリノリだ)
「ダラダラダラダラ~」
(ミミさんもノリノリだ)
「……ダラダラ……ダラダラ」
(ちょ、ちょっと恥ずかしいよ!)
「そこ! 変なダラダラしない!」
「そうですよ将大さん! ちゃんとダラダラしてください!」
「わかったよ……」
(これはただの効果音だぞ。)
「「「ダラダラダラダラ~」」」
(結局みんなでダラダラしてしまった!)
デデン!
「今回の世界はロングサマーバケーションよ! バカンスを楽しみましょう!」
「ば、バカンス……だと」
「これは単純にバカンスを楽しむのが仕事よ。次の世界には私もついていくわ」
「やった! ダリアと一緒にバカンス……いえ、お仕事!!!」
(だから、ダリアさん。今日はワンピースだったのか)
「さあ、行くわよ常夏の海! 絶品グルメ! そして……まあ、将大は私たちのサポートしてくれればいいから」
「え、今何か言おうとした? そしての後、何言おうとした?」
「さ、さあ行きましょう! ミミ、到着したら素敵な水着を選んであげる!」
「やりましたー! ダリアと一緒に南の島でバカンスです!」
「さあ、行きましょう! 開け! 異世界への扉!」
ブワン
こうして俺たちはバカンス……いや、アルバイトに異世界へと旅立ったのだ。
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