完堕ち女子大生~愛と哀しみのナポリタン~

ミロ

文字の大きさ
23 / 40
第四章 横恋慕する人

【23】

しおりを挟む
 喉の渇きで目が覚めた。頭がガンガンする。
 純平は生まれて初めて味わう二日酔いに苦しんでいた。
 ここは……。見たことのないカーテンが掛かっている。天井がいつもより高い。
 ぼんやりした視界が、次第にはっきりしてきたところで、自分が何も着ていないことに気付いた。
 昨日は玲子さんと一緒だったよな……あッ。タオルケットをはだけ、ガバッと起き上がる。
 愕然とした。隣には玲子が眠っていた。
 なんで玲子さんまで裸なんだ……。
 痛む頭をフル回転させて必死に記憶を辿っても、まったく思い出せない。フローリングの床には、Tシャツとトランクスが乱雑に脱ぎ捨てられていた。
 サイドテーブルのスマホのライトが光っている。メッセージが届いているらしい。時計は午前七時二十三分。玲子の部屋でひと晩過ごしたということか。
「それ、ゆるキャラの大会で優勝したやつだよね。かわいい!今度会った時にプレゼントしてくれるの?楽しみ!」
 すみれからの返信だ。純平は途端に自己嫌悪に襲われた。
 何やってんだ、俺は。思わず呟くと、玲子の身体が動いた。
「ん、あ、水嶋くん、起きたの? 今何時?」
「え、ああ、朝の七時半です」
 玲子も起き上がった。
 豊満な乳房を隠そうともせず、純平の頬を両手でなでて、「おはよ」と笑う。
「喉乾いたでしょ。お水、飲む?」
 純平が無言で頷くと、キッチンからペットボトルを二本手にして戻ってきた。
「水嶋くん、昨日のこと、覚えてる?」
「すみません、それが全然思い出せなくて。俺、なんか変なことしました?」
「ううん、変なことなんてしてないよ。素敵だった」
「え?」
「本当に覚えてないの?」
「……はい」

 未成年のくせにワインをしこたま飲んだ純平は、すっかり酔いつぶれてしまったらしい。
 なんとか玲子がベッドまで連れて行くと、いきなり身体を求めてきたというのだ。
「強引なんだもん、水嶋くん。でも、あんな乱暴にされたことなかったから、すごいドキドキしちゃった」
「そんな……」
「私でいいの?って聞いたら、今は玲子さんが欲しいんだって。うれしかった。ホントに」
(ちょっと話盛りすぎかな。まいっか、覚えてないなら。ふふふ)
 玲子は心の中でペロッと舌を出した。
 本当はベッドまで連れて行くと、純平はいびきをかいて寝てしまったのだ。
 仕方なくTシャツとトランクスを脱がすと、玲子は自分も裸になり、恋人同士がいちゃいちゃしてるような写真を「証拠」としてスマホで自撮りしたのだった。

 写真を見せられ、純平は頭を抱えた。ホントにそんなこと言ったのか、俺は……。
 玲子は先回りするように話しかける。
「水嶋くん、彼女いるんでしょ。悪いと思ってるんだ、彼女に」
 頭を抱えたまま頷く。
「いいよ、私は。彼女がいるなら、私はセフレでも」
 うつろな目をした純平が顔を上げる。
 玲子が口にした言葉の意味が分からなかった。
「彼女と別れてくれなんて言わないから、私。その代わり、身体だけの関係でもいいの、週に一度はこのマンションに来て。来てくれないなら、みんなにバラしちゃうから」
「玲子さん、そんなの……」
 最後まで言わせないように、玲子の唇が近づいてきた。柔らかな感触に口を塞がれる。舌が入り込んできた。甘い唾液を流し込まれると、脳ミソがとろけそうだ。
「彼女にバレたら困るんでしょ、水嶋くん。それなら、答えは一つじゃない」
 玲子は再び唇を重ねると、むくむくと硬くなり始めたペニスを、右手で優しくしごいた。
「ううッ」と情けない呻き声が漏れてしまう。頭の中ではすみれのことを思いながら、身体の反応は正直だ。

「どっちにするの? 来るの? 来ないの?」
 耳元でささやく間も、ペニスをしごく手は緩まない。
 唾を垂らされ、それが肉茎全体にまぶされた。
 手のひらで包み込むように愛撫しながら、玲子は「好きなの、水嶋くんのことが」と濡れた瞳を向ける。
 このままだと、もう暴発してしまう。
 純平はついに観念した。
「分かりました。その代わり、このことは絶対秘密にしてください」
「ありがと、水嶋くん」
 玲子は純平を抱きしめると、Eカップの胸に手を押し付けた。

 もちろん、セフレになるつもりなどさらさらなかった。
 このマンションに入り浸りにさせ、なし崩し的に奪い取ってしまえばいい。
 純平を押し倒すと、玲子はいきり立ったペニスに舌を絡ませる。
「れ、玲子さん、そんなこと……」
 思い切り伸ばした舌を、肉棒にヌラヌラと這わせながら、玲子は右手ではタマを優しく揉みしごいていく。
「そんなされたら俺、俺もう……」
 経験したことのない快感に純平は身悶えた。
「いいよ、お口の中に出しても」
 肉茎をカポッと咥えると、愛おしそうに舌でしゃぶり続ける。
 情熱的な愛撫とは裏腹に、玲子はクールに今後のことを考えていた。
(どんな子と付き合ってても、絶対落として見せるからね、水嶋くん)
 歪んだ企みに純平が気付く訳はなかった。
「あ、もうダメです、玲子さん」
 巧みな舌使いに、あっという間に頂点に追いやられる。
 性器を咥えられたまま、純平は白濁した体液を勢いよく吐き出すのだった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...