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第四章 横恋慕する人
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喉の渇きで目が覚めた。頭がガンガンする。
純平は生まれて初めて味わう二日酔いに苦しんでいた。
ここは……。見たことのないカーテンが掛かっている。天井がいつもより高い。
ぼんやりした視界が、次第にはっきりしてきたところで、自分が何も着ていないことに気付いた。
昨日は玲子さんと一緒だったよな……あッ。タオルケットをはだけ、ガバッと起き上がる。
愕然とした。隣には玲子が眠っていた。
なんで玲子さんまで裸なんだ……。
痛む頭をフル回転させて必死に記憶を辿っても、まったく思い出せない。フローリングの床には、Tシャツとトランクスが乱雑に脱ぎ捨てられていた。
サイドテーブルのスマホのライトが光っている。メッセージが届いているらしい。時計は午前七時二十三分。玲子の部屋でひと晩過ごしたということか。
「それ、ゆるキャラの大会で優勝したやつだよね。かわいい!今度会った時にプレゼントしてくれるの?楽しみ!」
すみれからの返信だ。純平は途端に自己嫌悪に襲われた。
何やってんだ、俺は。思わず呟くと、玲子の身体が動いた。
「ん、あ、水嶋くん、起きたの? 今何時?」
「え、ああ、朝の七時半です」
玲子も起き上がった。
豊満な乳房を隠そうともせず、純平の頬を両手でなでて、「おはよ」と笑う。
「喉乾いたでしょ。お水、飲む?」
純平が無言で頷くと、キッチンからペットボトルを二本手にして戻ってきた。
「水嶋くん、昨日のこと、覚えてる?」
「すみません、それが全然思い出せなくて。俺、なんか変なことしました?」
「ううん、変なことなんてしてないよ。素敵だった」
「え?」
「本当に覚えてないの?」
「……はい」
未成年のくせにワインをしこたま飲んだ純平は、すっかり酔いつぶれてしまったらしい。
なんとか玲子がベッドまで連れて行くと、いきなり身体を求めてきたというのだ。
「強引なんだもん、水嶋くん。でも、あんな乱暴にされたことなかったから、すごいドキドキしちゃった」
「そんな……」
「私でいいの?って聞いたら、今は玲子さんが欲しいんだって。うれしかった。ホントに」
(ちょっと話盛りすぎかな。まいっか、覚えてないなら。ふふふ)
玲子は心の中でペロッと舌を出した。
本当はベッドまで連れて行くと、純平はいびきをかいて寝てしまったのだ。
仕方なくTシャツとトランクスを脱がすと、玲子は自分も裸になり、恋人同士がいちゃいちゃしてるような写真を「証拠」としてスマホで自撮りしたのだった。
写真を見せられ、純平は頭を抱えた。ホントにそんなこと言ったのか、俺は……。
玲子は先回りするように話しかける。
「水嶋くん、彼女いるんでしょ。悪いと思ってるんだ、彼女に」
頭を抱えたまま頷く。
「いいよ、私は。彼女がいるなら、私はセフレでも」
うつろな目をした純平が顔を上げる。
玲子が口にした言葉の意味が分からなかった。
「彼女と別れてくれなんて言わないから、私。その代わり、身体だけの関係でもいいの、週に一度はこのマンションに来て。来てくれないなら、みんなにバラしちゃうから」
「玲子さん、そんなの……」
最後まで言わせないように、玲子の唇が近づいてきた。柔らかな感触に口を塞がれる。舌が入り込んできた。甘い唾液を流し込まれると、脳ミソがとろけそうだ。
「彼女にバレたら困るんでしょ、水嶋くん。それなら、答えは一つじゃない」
玲子は再び唇を重ねると、むくむくと硬くなり始めたペニスを、右手で優しくしごいた。
「ううッ」と情けない呻き声が漏れてしまう。頭の中ではすみれのことを思いながら、身体の反応は正直だ。
「どっちにするの? 来るの? 来ないの?」
耳元でささやく間も、ペニスをしごく手は緩まない。
唾を垂らされ、それが肉茎全体にまぶされた。
手のひらで包み込むように愛撫しながら、玲子は「好きなの、水嶋くんのことが」と濡れた瞳を向ける。
このままだと、もう暴発してしまう。
純平はついに観念した。
「分かりました。その代わり、このことは絶対秘密にしてください」
「ありがと、水嶋くん」
玲子は純平を抱きしめると、Eカップの胸に手を押し付けた。
もちろん、セフレになるつもりなどさらさらなかった。
このマンションに入り浸りにさせ、なし崩し的に奪い取ってしまえばいい。
純平を押し倒すと、玲子はいきり立ったペニスに舌を絡ませる。
「れ、玲子さん、そんなこと……」
思い切り伸ばした舌を、肉棒にヌラヌラと這わせながら、玲子は右手ではタマを優しく揉みしごいていく。
「そんなされたら俺、俺もう……」
経験したことのない快感に純平は身悶えた。
「いいよ、お口の中に出しても」
肉茎をカポッと咥えると、愛おしそうに舌でしゃぶり続ける。
情熱的な愛撫とは裏腹に、玲子はクールに今後のことを考えていた。
(どんな子と付き合ってても、絶対落として見せるからね、水嶋くん)
歪んだ企みに純平が気付く訳はなかった。
「あ、もうダメです、玲子さん」
巧みな舌使いに、あっという間に頂点に追いやられる。
性器を咥えられたまま、純平は白濁した体液を勢いよく吐き出すのだった。
純平は生まれて初めて味わう二日酔いに苦しんでいた。
ここは……。見たことのないカーテンが掛かっている。天井がいつもより高い。
ぼんやりした視界が、次第にはっきりしてきたところで、自分が何も着ていないことに気付いた。
昨日は玲子さんと一緒だったよな……あッ。タオルケットをはだけ、ガバッと起き上がる。
愕然とした。隣には玲子が眠っていた。
なんで玲子さんまで裸なんだ……。
痛む頭をフル回転させて必死に記憶を辿っても、まったく思い出せない。フローリングの床には、Tシャツとトランクスが乱雑に脱ぎ捨てられていた。
サイドテーブルのスマホのライトが光っている。メッセージが届いているらしい。時計は午前七時二十三分。玲子の部屋でひと晩過ごしたということか。
「それ、ゆるキャラの大会で優勝したやつだよね。かわいい!今度会った時にプレゼントしてくれるの?楽しみ!」
すみれからの返信だ。純平は途端に自己嫌悪に襲われた。
何やってんだ、俺は。思わず呟くと、玲子の身体が動いた。
「ん、あ、水嶋くん、起きたの? 今何時?」
「え、ああ、朝の七時半です」
玲子も起き上がった。
豊満な乳房を隠そうともせず、純平の頬を両手でなでて、「おはよ」と笑う。
「喉乾いたでしょ。お水、飲む?」
純平が無言で頷くと、キッチンからペットボトルを二本手にして戻ってきた。
「水嶋くん、昨日のこと、覚えてる?」
「すみません、それが全然思い出せなくて。俺、なんか変なことしました?」
「ううん、変なことなんてしてないよ。素敵だった」
「え?」
「本当に覚えてないの?」
「……はい」
未成年のくせにワインをしこたま飲んだ純平は、すっかり酔いつぶれてしまったらしい。
なんとか玲子がベッドまで連れて行くと、いきなり身体を求めてきたというのだ。
「強引なんだもん、水嶋くん。でも、あんな乱暴にされたことなかったから、すごいドキドキしちゃった」
「そんな……」
「私でいいの?って聞いたら、今は玲子さんが欲しいんだって。うれしかった。ホントに」
(ちょっと話盛りすぎかな。まいっか、覚えてないなら。ふふふ)
玲子は心の中でペロッと舌を出した。
本当はベッドまで連れて行くと、純平はいびきをかいて寝てしまったのだ。
仕方なくTシャツとトランクスを脱がすと、玲子は自分も裸になり、恋人同士がいちゃいちゃしてるような写真を「証拠」としてスマホで自撮りしたのだった。
写真を見せられ、純平は頭を抱えた。ホントにそんなこと言ったのか、俺は……。
玲子は先回りするように話しかける。
「水嶋くん、彼女いるんでしょ。悪いと思ってるんだ、彼女に」
頭を抱えたまま頷く。
「いいよ、私は。彼女がいるなら、私はセフレでも」
うつろな目をした純平が顔を上げる。
玲子が口にした言葉の意味が分からなかった。
「彼女と別れてくれなんて言わないから、私。その代わり、身体だけの関係でもいいの、週に一度はこのマンションに来て。来てくれないなら、みんなにバラしちゃうから」
「玲子さん、そんなの……」
最後まで言わせないように、玲子の唇が近づいてきた。柔らかな感触に口を塞がれる。舌が入り込んできた。甘い唾液を流し込まれると、脳ミソがとろけそうだ。
「彼女にバレたら困るんでしょ、水嶋くん。それなら、答えは一つじゃない」
玲子は再び唇を重ねると、むくむくと硬くなり始めたペニスを、右手で優しくしごいた。
「ううッ」と情けない呻き声が漏れてしまう。頭の中ではすみれのことを思いながら、身体の反応は正直だ。
「どっちにするの? 来るの? 来ないの?」
耳元でささやく間も、ペニスをしごく手は緩まない。
唾を垂らされ、それが肉茎全体にまぶされた。
手のひらで包み込むように愛撫しながら、玲子は「好きなの、水嶋くんのことが」と濡れた瞳を向ける。
このままだと、もう暴発してしまう。
純平はついに観念した。
「分かりました。その代わり、このことは絶対秘密にしてください」
「ありがと、水嶋くん」
玲子は純平を抱きしめると、Eカップの胸に手を押し付けた。
もちろん、セフレになるつもりなどさらさらなかった。
このマンションに入り浸りにさせ、なし崩し的に奪い取ってしまえばいい。
純平を押し倒すと、玲子はいきり立ったペニスに舌を絡ませる。
「れ、玲子さん、そんなこと……」
思い切り伸ばした舌を、肉棒にヌラヌラと這わせながら、玲子は右手ではタマを優しく揉みしごいていく。
「そんなされたら俺、俺もう……」
経験したことのない快感に純平は身悶えた。
「いいよ、お口の中に出しても」
肉茎をカポッと咥えると、愛おしそうに舌でしゃぶり続ける。
情熱的な愛撫とは裏腹に、玲子はクールに今後のことを考えていた。
(どんな子と付き合ってても、絶対落として見せるからね、水嶋くん)
歪んだ企みに純平が気付く訳はなかった。
「あ、もうダメです、玲子さん」
巧みな舌使いに、あっという間に頂点に追いやられる。
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