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65.おかしくなった番と薬の副作用(竜帝様視点)
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「竜帝様、落ち着いてください。スースーハーと呼吸をして……」
ガトーが、オオアリクイの威嚇のポーズをとりながら諫めようとしてくるのが腹立たしいが、それでよりも気になるところがある。
「それはラマーズ法だろう。そうじゃない。ルーエリンが、朕の愛する番がおかしくなった、原因はあのお菓子にあるはずだ!!」
ガトーから受け取ってお菓子を、変態だが側近だからと信じて食べさせたのが良くなかった。ルーエリンに会いに行っていつものように冷たくあしらわれていたが、急に何故かルーエリンの様子がおかしくなった。
具体的にはもしかしたら呪いが解けたので番発作を起こしてくれた、いや、起こしたのかもしれない。
そう思ってルーエリンを抱きしめたところ、虚ろな瞳でキスをされた。その辺りで止めればよかったのだが、今まで冷たかったルーエリンからのキスで変なスイッチが入ってしまった結果……。
ルーエリンをそのまま押し倒して、ヴィクトールから受け取った例のモノを潤滑油代わりに使用した結果……。
物凄くルーエリンがキマってしまった。
むしろ、キマりすぎてびっくりした。それは、百歩譲って問題ない。むしろ永遠にルーエリンを抱いていたいし、かの祖先の竜神が成し遂げた巣籠1年だってどんとこいである。
では何がルーエリンに起こったかというと……。
「おかしくって、どうおかしくなったんですか。もしかしてキマりすぎてイクのが止まらないとか……」
「違う、それなら嬉しくて抱き潰すだけだ。そうじゃない。熱が下がらないのだ」
そう、ルーエリンがとんでもない高熱を出してしまったのだ。もちろん具合の悪い番を抱くなんて流石に俺が飢えているといっても絶対にしない。
「竜帝様なら回復魔法が使えますよね??それを使えば……」
「魔法が効かない。薬も飲ませてみたが全然だめだ」
正直、諸々ためしたが全くルーエリンが良くならない。こうなると例のお菓子と媚薬の相性、つまり食い合わせが悪いみたいな突然変異が原因だと思った。
例の媚薬の成分はそこにあったのですぐ分析したが、お菓子は食べてしまったのでわからなったのでその元凶であるガトーに確認しにきたのだ。
「なるほど、あのお菓子にはガトー印のマタタビ淫という……」
「よし、この件が終わったらお前を×××からな!!何故朕の番に恐ろしいモノを飲ませているんだ」
それは、あいつが口に出せえない方法で生成したヤバイ媚薬だ。ち~〇もやばいがもっとまずいものだということを俺は知っている。
ただ、ネコ科に対しては有効だがネコ科でないルーエリンにどのような影響を与えたのか……。
「……あの、竜帝様。王太子殿下の熱が下がらないとのことなのですが、昔同じようなことがありましたにゃ。その際は実は食品のアレルギーと判明して事なきをえたのですにゃ……」
「アレルギー!!」
マタタビはキウイに近い。それに対してルーエリンがアレルギーを持っていたもおかしくない。ただ、本来なら回復魔法で治せるが、かの媚薬の影響でその魔法を何故か跳ね返してしまっているのかもしれない。
「ありがとう、ミケ。ガトーは××すが、ミケには何か後ほど褒美をつかわす!!」
そう言って、ルーエリンを寝せているベッドへ急いだ。
ガトーが、オオアリクイの威嚇のポーズをとりながら諫めようとしてくるのが腹立たしいが、それでよりも気になるところがある。
「それはラマーズ法だろう。そうじゃない。ルーエリンが、朕の愛する番がおかしくなった、原因はあのお菓子にあるはずだ!!」
ガトーから受け取ってお菓子を、変態だが側近だからと信じて食べさせたのが良くなかった。ルーエリンに会いに行っていつものように冷たくあしらわれていたが、急に何故かルーエリンの様子がおかしくなった。
具体的にはもしかしたら呪いが解けたので番発作を起こしてくれた、いや、起こしたのかもしれない。
そう思ってルーエリンを抱きしめたところ、虚ろな瞳でキスをされた。その辺りで止めればよかったのだが、今まで冷たかったルーエリンからのキスで変なスイッチが入ってしまった結果……。
ルーエリンをそのまま押し倒して、ヴィクトールから受け取った例のモノを潤滑油代わりに使用した結果……。
物凄くルーエリンがキマってしまった。
むしろ、キマりすぎてびっくりした。それは、百歩譲って問題ない。むしろ永遠にルーエリンを抱いていたいし、かの祖先の竜神が成し遂げた巣籠1年だってどんとこいである。
では何がルーエリンに起こったかというと……。
「おかしくって、どうおかしくなったんですか。もしかしてキマりすぎてイクのが止まらないとか……」
「違う、それなら嬉しくて抱き潰すだけだ。そうじゃない。熱が下がらないのだ」
そう、ルーエリンがとんでもない高熱を出してしまったのだ。もちろん具合の悪い番を抱くなんて流石に俺が飢えているといっても絶対にしない。
「竜帝様なら回復魔法が使えますよね??それを使えば……」
「魔法が効かない。薬も飲ませてみたが全然だめだ」
正直、諸々ためしたが全くルーエリンが良くならない。こうなると例のお菓子と媚薬の相性、つまり食い合わせが悪いみたいな突然変異が原因だと思った。
例の媚薬の成分はそこにあったのですぐ分析したが、お菓子は食べてしまったのでわからなったのでその元凶であるガトーに確認しにきたのだ。
「なるほど、あのお菓子にはガトー印のマタタビ淫という……」
「よし、この件が終わったらお前を×××からな!!何故朕の番に恐ろしいモノを飲ませているんだ」
それは、あいつが口に出せえない方法で生成したヤバイ媚薬だ。ち~〇もやばいがもっとまずいものだということを俺は知っている。
ただ、ネコ科に対しては有効だがネコ科でないルーエリンにどのような影響を与えたのか……。
「……あの、竜帝様。王太子殿下の熱が下がらないとのことなのですが、昔同じようなことがありましたにゃ。その際は実は食品のアレルギーと判明して事なきをえたのですにゃ……」
「アレルギー!!」
マタタビはキウイに近い。それに対してルーエリンがアレルギーを持っていたもおかしくない。ただ、本来なら回復魔法で治せるが、かの媚薬の影響でその魔法を何故か跳ね返してしまっているのかもしれない。
「ありがとう、ミケ。ガトーは××すが、ミケには何か後ほど褒美をつかわす!!」
そう言って、ルーエリンを寝せているベッドへ急いだ。
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