上 下
10 / 46
2章 新たな仲間達と領地経営

視察とオークション1

しおりを挟む
俺は、今自分の領地に向かっている。
これから行く場所は、1ヶ月の準備期間に寄ったボロかった村だ。

「村長ー!お久しぶりです!」

そんな感じで声をかけた。

「おー、久しいのー」「久しぶりー」

村からは、歓迎の声が聞こえる。

久しぶりに村長宅におじゃました。そこで俺が王様から辺境伯に叙勲されてここ一帯を治めてほしいということを伝えると、村長は今までの軽い感じからビクビクするような怯えた感じになってしまった。

「村長。家を建てたいんだがどこかいい場所ない?
少し広めの場所がいいんだけど…」

俺は、そう言って隣にいる(カイバ)を指さした。

村長は

「翔太様隣にいらっしゃるのはドラゴンではありませんか!そのドラゴンと一緒に住むくらいの家はございません。ただ、隣の未開の大地の前に家を建てるくらいしかありません。」

「そこでいいよ!魔法で家を建てるから」

俺はそう言って創造魔法を使って家を建てた。
イメージは日本の木造建築の二階建てでだいたい10LDKくらいのイメージで造った。
家の周りに柵を作って完成させた。俺の家。
家ができたから優希と優斗に見せることにした。

「すごーい。私もこの家に住んでいいの?」
「すごいな。さすがはAランク冒険者様笑笑」

優希と優斗それに将来結婚したり、貴族だから使用人を雇ったりしなきゃいけないから広くても問題ない。

俺は、優希と優斗に家の管理を任せた。

「少し人材を探してくるから家具とかの配置や使用感を確かめておいてほしい。番犬代わりに(カイバ)を置いておくから笑よろしく!」

そう言って俺は空間転移で王都に向かった。


王都に着いた俺はラナさんに無事に着いたことを報告した。

「無事に着いて良かったです。翔太さん!今日の午後にオークションが開催されるので一緒に見に行きませんか?」

俺はラナさんに誘われたのが嬉しくてついOKを出した。

オークション会場に着くと受付の人に説明を受けた。

「ここは、なんでも商品が売られてくる国が承認しているオークション会場の1つだ。落札した商品は後払い制となっている。番号札を渡す。それを掲げて金額を言う。もし、出品されてるのであればそれも後払いとなっている。ただそれだけだ。ではようこそ。」

説明を受けた俺とラナさんは会場の中に入った。

数分後、オークションが始まった。

「レーディースエーンジェントルメン~今宵のオークションは今まで以上気合いが入ったオークションとなっております。なんと!獅子の迷宮の深層素材や珍しい鉱石などが出品されております。さらに!それに伴って奴隷にも力を入れさせていただきました!まずは!鉱石から!」

そう言って始まったオークション。出てくる物全てに鑑定するが偽物や持ってるものばかりで退屈してた。

「皆さん!次は!獅子の迷宮の深層素材になります!迷宮踏破された方からの情報をもって説明をさせていただきます!」

「27層オルトロスの皮   こちらは双頭の犬の皮となっています。コートにするのも床に敷くのも落札者の自由となります。では、100万ルトから!」

俺は自分の出した深層の素材がいきなり100万ルトからとなって驚いてる。

「カンカン!落札したのは公爵夫人!500万ルトの落札です。おめでとうございます!」

「続いて28層  ケルベロスの皮  150万ルトから!」

「次に29層  ネームドライオンの皮  200万ルトから!」

「最後30層 なんと!ホワイトドラゴンの魔石以外の素材全部!1500万ルトから!」

「ドラゴン高!」

俺はその値段に驚いてるが隣にいるラナさんは俺以上に驚いていた。

結果を言えば、オルトロスが500万ルト、ケルベロスも500万ルト、ネームドライオンが700万ルト
ホワイトドラゴンは、なんと1億ルトになった。
合計が1億1700万ルトになったが手数料とかを抜いても5000万ルトは残る。鉱石は、出してはいないが参考させてもらった。ミスチルが1kgで100万ルト、金が1g10万ルトとか色々参考になった。

「ここで一旦休息を取っていただきまして、最後の取引を行わせていただきます。」

「奴隷だけどうちの領地に足りうる人材いるかな?」

俺は呑気にラナさんとご飯を食べていた。

「では最後の奴隷オークションを開催します!」

そう言ってまた、熱気が戻ってきた。
しおりを挟む

処理中です...