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1話 勇者サイド
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魔王アークディザスターの消失それは王国全土に響き渡りそして唸らせた。
前魔王ヴェノムディザスターの消失から200年もの間、悪逆の限りを尽くしたアークディザスターの消滅。
風潮やデマを疑う国民達、しかし人界を侵食するまでに勢力を伸ばした魔王の軍勢が一夜にして姿を暗ませた事によりその話に真実味が帯びる。
又、伝説の聖剣を携えた七人の有力勇者、そして国軍総出の魔王討伐隊が編成される最中起こった出来事であったが故、その波紋は留まることを知らない。
無名勇者による魔王の討伐、勇者の顔も知らないまま王国では祭典が開かれようとしていた。
「クソっ何処のどいつだ俺の手柄を横取りしやがったのは」。
王宮裏、とてつもなく広大な庭園の一角、七人の勇者が一人【鉄の勇者】ウォルターが不満をあらわにした。
「辞めないかウォルター、王宮の者にでも聞かれたら、只じゃ済まないぞ」。
そうやって【水の勇者】クラディオは諭した。
「でも、悔しいっすよねぇ、俺達が手に入れる筈だった名声を全部掻っ攫われるってのは」。
【風の勇者】フロイが嘆くと
「誠に遺憾である……」と【土の勇者】ドルバが同調する。
「手柄とかじゃ無いだろ、今は人類悪の王が倒されたことを祝おうじゃないか」。
「テメェは真面目君が過ぎるんだよクラディオ」。
「僕達勇者がそんなんでどうする、これから人々を引っ張っていくんだぞ」。
「さぁ、どうっすかねぇ最近俺等放置気味っすけどこのまま辺境にでも追いやられるんじゃないっすか?ねぇ【華の勇者】さん」。
「………」。
「まぁいいっす、ところで【焔の勇者】さんと【煌の勇者】ちゃんはどこいったんすか?」。
「さぁね、バゼットは元々こういう集まりには顔を出さないから、エネちゃんはまだ寝てるんじゃ無い?」。
「……あの…」。
セレジアが弱々しく手を上げる
「どうかした?セレジア」
「エネちゃん……さっきご飯食べる為に街の方へ出て行きました」。
「はぁ、まったく、この後、国王陛下に会見を命じられていると言うのに」。
クラディオは一人頭を悩ませるのだった。
前魔王ヴェノムディザスターの消失から200年もの間、悪逆の限りを尽くしたアークディザスターの消滅。
風潮やデマを疑う国民達、しかし人界を侵食するまでに勢力を伸ばした魔王の軍勢が一夜にして姿を暗ませた事によりその話に真実味が帯びる。
又、伝説の聖剣を携えた七人の有力勇者、そして国軍総出の魔王討伐隊が編成される最中起こった出来事であったが故、その波紋は留まることを知らない。
無名勇者による魔王の討伐、勇者の顔も知らないまま王国では祭典が開かれようとしていた。
「クソっ何処のどいつだ俺の手柄を横取りしやがったのは」。
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「辞めないかウォルター、王宮の者にでも聞かれたら、只じゃ済まないぞ」。
そうやって【水の勇者】クラディオは諭した。
「でも、悔しいっすよねぇ、俺達が手に入れる筈だった名声を全部掻っ攫われるってのは」。
【風の勇者】フロイが嘆くと
「誠に遺憾である……」と【土の勇者】ドルバが同調する。
「手柄とかじゃ無いだろ、今は人類悪の王が倒されたことを祝おうじゃないか」。
「テメェは真面目君が過ぎるんだよクラディオ」。
「僕達勇者がそんなんでどうする、これから人々を引っ張っていくんだぞ」。
「さぁ、どうっすかねぇ最近俺等放置気味っすけどこのまま辺境にでも追いやられるんじゃないっすか?ねぇ【華の勇者】さん」。
「………」。
「まぁいいっす、ところで【焔の勇者】さんと【煌の勇者】ちゃんはどこいったんすか?」。
「さぁね、バゼットは元々こういう集まりには顔を出さないから、エネちゃんはまだ寝てるんじゃ無い?」。
「……あの…」。
セレジアが弱々しく手を上げる
「どうかした?セレジア」
「エネちゃん……さっきご飯食べる為に街の方へ出て行きました」。
「はぁ、まったく、この後、国王陛下に会見を命じられていると言うのに」。
クラディオは一人頭を悩ませるのだった。
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