46 / 58
階段
しおりを挟む
時が止まったように静まり返る室内。
先ほどまで湯気が上がっていた料理がすでに冷たくなっている。
ブルーノは最後に 「あくまで仮説ですがね。」 と付け加えたが確かな確信があって話したのであろう。
アレンたちは出された食事に軽く手は付けるもののとても食べる空気ではない。
皿にはほぼそのままの形で食事が取り残されていた。
「おやおや、料理が冷めてしまいましたね? 申し訳ありません。」
スッ とナイフとフォークをテーブルに置き、また指を パチン と鳴らし鎧の者たちを呼び寄せる。
瞬く間に数人が部屋に入ってきてテーブルの上を片付けてしまった。
緊張が走るアレン達。
両肘をテーブルにつけ顔の前で手を組み スッ とアレンを見据えるブルーノ。
「まずはその実験体。私に返す気があるのか伺いたい。」
冷たい視線の矢がアレンを貫く。
「なんでそんな事を聞くんだ? 返しに来たからここにいるんだろ。」
「いえ、そうではない。あなたたちは何か隠している。ここへ来た目的はそうではないはず。」
「......」
ブルーノの質問に答えないアレン。
「では質問を変えましょう。その実験体からどこまで聞きましたか?」
ゾワっと背中から寒気が襲い掛かる。先ほどまでと変わらず陽気に話しているのだが一瞬で心まで凍るような寒い場所に連れてこられてような感覚だ。
ずっと不気味な雰囲気は漂わせてはいたが今、目の前にいる男は同じ人間とは思えないほどの嫌悪感のあるオーラを漂わせていた。
「私をだまして不意打ちを狙うというにはお粗末すぎます。何か別の理由...... そうですね。例えば時間稼ぎとか。ですかね。それですと私のつまらない話はお役に立てたのではないでしょうか?」
クックックック 笑いをこらえられないような様子のブルーノ。すべてお見通しという事なのだろうか?
しかしかなりの時間を稼いだ気がする。ここが引き際か?
ーーーーーーーーーーーー
ゴンゾウとディアドラは消えた本棚の後ろにあった地下へと続く長い階段をひたすら降りる。
しかしすでにもうかなりの段数を下りているのに一向に出口が見えてこない。
「化かされているな。」
ディアドラは今おりている階段を不審に思い始めていた。
何かの魔力装置なのだろう。永久に同じ場所を下りていることになっているらしい。
「まったく......私はこういうのに疎いのだ。青いの、貴様の方がこういうのは得意ではないのか?」
ディアドラに促され出口を探す方法を押し付けられるゴンゾウ。
「きゅぴぴ!!」
「わかったわかった。また頭に乗せてやるから。」
2匹の間で何かの協定が組まれたらしい。
ゴンゾウは仕方ないという顔をしながら階段の壁を見渡す。
静かな空間に今にも切れそうな張り詰めた空気が漂い出す。
「「「「「 空気の揺らぎ 」」」」」」
「きゅぴ!!!」
ゴンゾウは背中に背負っていた雷切を鞘から抜き出し背中を向けていた壁に向かって投げた。
ガキッ!!!!
固い壁に深く突き刺さった雷切に紫の液体がついている。
「ギュエ! ギュエ!!」
今まで見えなかったはずの部分に黒い大きな蜘蛛が壁に張り付いていた。
赤い目が左右に3つずつあり怪しく光っている。
6本ある足の一つが切り落とされ紫の血がドクドクと流れ出している。
「こいつが原因だったのか。バカらしい。たしかに貴様のような気色の悪い雑魚の気配など気づかなくても不思議ではないな。」
「ギュエ! ギュエ!」
とはいえ5本の足で素早く移動し相手をかく乱する蜘蛛のモンスター。
よく見ると移動した場所には粘着性のある糸を張り巡らしていた。
糸が体に付着し雷切を持っていないゴンゾウの動きが著しく制限され蜘蛛のモンスターを捕まえることができない。
「どいつもこいつも。」
あまりにめんどくさい攻撃。
直接攻撃するのではなく同じところに足止めする幻影を見せたり今も糸で行動を阻害し逃げ回っている。
時間稼ぎの雑魚に手間どうゴンゾウ。
だんだんとイライラしてくるディアドラ。
その間も目にも止まらない速さで移動する蜘蛛のモンスター。
雷切を投げてしまったのが悔やまれる。
「青いの、下がっていろ。」
ディアドラがゴンゾウを押しのけ前へ出る。
「きゅぷぴ。」
かたじけなさそうにディアドラの後ろに下がるゴンゾウ。
シュババババ!!!!
四方八方に飛び回りあっという間にディアドラの周りは蜘蛛の糸だらけになっていく。
恐るべきスピードに目の端でも捕らえられ......
バクッ!!!!!!!
見えないようなスピードで動いていた蜘蛛のモンスターが次第にスピードを緩め最後はフラフラと壁をよじ登ろうとしてパタリとひっくり返り仰向けのまま足をピクピクさせている。
よく見ると頭が半分なくなっていた。
ムシャムシャとディアドラの口が動いている。
ゴクリと飲み込み一言。
「不味い。」
蜘蛛のモンスターは少しの間、足をピクピクさせていたがすぐに絶命しそれに伴い階段の下に出口の光が現れた。
「青いの、行くぞ。」
慌てて雷切を壁から引抜きディアドラの頭に乗るゴンゾウ。
「コラ、乗るでない。ダメだ。さっきの奴に苦戦するとは何事だ。だから頭に乗せるのは無しだ。」
「きゅぷぷぷぷ!!!!きゅぴぴぴ!!!!」
そして二人は無事、目的の研究室にたどり着くのであった。
先ほどまで湯気が上がっていた料理がすでに冷たくなっている。
ブルーノは最後に 「あくまで仮説ですがね。」 と付け加えたが確かな確信があって話したのであろう。
アレンたちは出された食事に軽く手は付けるもののとても食べる空気ではない。
皿にはほぼそのままの形で食事が取り残されていた。
「おやおや、料理が冷めてしまいましたね? 申し訳ありません。」
スッ とナイフとフォークをテーブルに置き、また指を パチン と鳴らし鎧の者たちを呼び寄せる。
瞬く間に数人が部屋に入ってきてテーブルの上を片付けてしまった。
緊張が走るアレン達。
両肘をテーブルにつけ顔の前で手を組み スッ とアレンを見据えるブルーノ。
「まずはその実験体。私に返す気があるのか伺いたい。」
冷たい視線の矢がアレンを貫く。
「なんでそんな事を聞くんだ? 返しに来たからここにいるんだろ。」
「いえ、そうではない。あなたたちは何か隠している。ここへ来た目的はそうではないはず。」
「......」
ブルーノの質問に答えないアレン。
「では質問を変えましょう。その実験体からどこまで聞きましたか?」
ゾワっと背中から寒気が襲い掛かる。先ほどまでと変わらず陽気に話しているのだが一瞬で心まで凍るような寒い場所に連れてこられてような感覚だ。
ずっと不気味な雰囲気は漂わせてはいたが今、目の前にいる男は同じ人間とは思えないほどの嫌悪感のあるオーラを漂わせていた。
「私をだまして不意打ちを狙うというにはお粗末すぎます。何か別の理由...... そうですね。例えば時間稼ぎとか。ですかね。それですと私のつまらない話はお役に立てたのではないでしょうか?」
クックックック 笑いをこらえられないような様子のブルーノ。すべてお見通しという事なのだろうか?
しかしかなりの時間を稼いだ気がする。ここが引き際か?
ーーーーーーーーーーーー
ゴンゾウとディアドラは消えた本棚の後ろにあった地下へと続く長い階段をひたすら降りる。
しかしすでにもうかなりの段数を下りているのに一向に出口が見えてこない。
「化かされているな。」
ディアドラは今おりている階段を不審に思い始めていた。
何かの魔力装置なのだろう。永久に同じ場所を下りていることになっているらしい。
「まったく......私はこういうのに疎いのだ。青いの、貴様の方がこういうのは得意ではないのか?」
ディアドラに促され出口を探す方法を押し付けられるゴンゾウ。
「きゅぴぴ!!」
「わかったわかった。また頭に乗せてやるから。」
2匹の間で何かの協定が組まれたらしい。
ゴンゾウは仕方ないという顔をしながら階段の壁を見渡す。
静かな空間に今にも切れそうな張り詰めた空気が漂い出す。
「「「「「 空気の揺らぎ 」」」」」」
「きゅぴ!!!」
ゴンゾウは背中に背負っていた雷切を鞘から抜き出し背中を向けていた壁に向かって投げた。
ガキッ!!!!
固い壁に深く突き刺さった雷切に紫の液体がついている。
「ギュエ! ギュエ!!」
今まで見えなかったはずの部分に黒い大きな蜘蛛が壁に張り付いていた。
赤い目が左右に3つずつあり怪しく光っている。
6本ある足の一つが切り落とされ紫の血がドクドクと流れ出している。
「こいつが原因だったのか。バカらしい。たしかに貴様のような気色の悪い雑魚の気配など気づかなくても不思議ではないな。」
「ギュエ! ギュエ!」
とはいえ5本の足で素早く移動し相手をかく乱する蜘蛛のモンスター。
よく見ると移動した場所には粘着性のある糸を張り巡らしていた。
糸が体に付着し雷切を持っていないゴンゾウの動きが著しく制限され蜘蛛のモンスターを捕まえることができない。
「どいつもこいつも。」
あまりにめんどくさい攻撃。
直接攻撃するのではなく同じところに足止めする幻影を見せたり今も糸で行動を阻害し逃げ回っている。
時間稼ぎの雑魚に手間どうゴンゾウ。
だんだんとイライラしてくるディアドラ。
その間も目にも止まらない速さで移動する蜘蛛のモンスター。
雷切を投げてしまったのが悔やまれる。
「青いの、下がっていろ。」
ディアドラがゴンゾウを押しのけ前へ出る。
「きゅぷぴ。」
かたじけなさそうにディアドラの後ろに下がるゴンゾウ。
シュババババ!!!!
四方八方に飛び回りあっという間にディアドラの周りは蜘蛛の糸だらけになっていく。
恐るべきスピードに目の端でも捕らえられ......
バクッ!!!!!!!
見えないようなスピードで動いていた蜘蛛のモンスターが次第にスピードを緩め最後はフラフラと壁をよじ登ろうとしてパタリとひっくり返り仰向けのまま足をピクピクさせている。
よく見ると頭が半分なくなっていた。
ムシャムシャとディアドラの口が動いている。
ゴクリと飲み込み一言。
「不味い。」
蜘蛛のモンスターは少しの間、足をピクピクさせていたがすぐに絶命しそれに伴い階段の下に出口の光が現れた。
「青いの、行くぞ。」
慌てて雷切を壁から引抜きディアドラの頭に乗るゴンゾウ。
「コラ、乗るでない。ダメだ。さっきの奴に苦戦するとは何事だ。だから頭に乗せるのは無しだ。」
「きゅぷぷぷぷ!!!!きゅぴぴぴ!!!!」
そして二人は無事、目的の研究室にたどり着くのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無属性魔法しか使えない少年冒険者!!
藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。
不定期投稿作品です。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
どうやら俺は、魔王を倒した英雄の両親より強いらしい。~オリハルコンを斬ってくっつけたら試験無しで王立学園に入学、いろいろやらかすハメに
試運転中
ファンタジー
山を割るほどに剣を極めたおとん「ケン」と、ケガなど何でも治してしまうおかん「セイ」。
そんな二人に山で育てられた息子「ケイ」は、15歳の大人の仲間入りを機に、王都の学園へと入学する。
両親の素性すらも知らず、その血を受け継いだ自分が、どれほど常軌を逸しているかもわからず。
気心の知れた仲間と、困ったり楽しんだりする学園生活のはずが……
主人公最強だけど、何かがおかしい!? ちょっぴり異色な異世界学園ファンタジー。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる