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介入
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エントランスは王子が青ざめ黙ったことで、しんと静まり返る。
……そろそろ帰ろうかしら
そんなことを考えていると、思わぬ声が聞こえてきた。これは、リンでも、アレン王子でもない。私の後方からの声だ。
「ちょっといいかな?」
コツ、コツ、コツとその人物が歩く靴音が響く中、目に入ったのはサラサラの銀髪にここらでは見ない青色の瞳をもつ美男子。周りは思わぬその人の介入に大きくざわめく。
かくいう私もとても驚いている。それはそうだ。だって彼は――
「レオナルド殿下」
アレン王子がつぶやく。
――彼は、隣国の第二王子レオナルド・フェルシス様なのだから。
彼はキリッとした顔で出てきたが、私と目が合うとその表情を少し崩して微笑みかけてくれる。
私は何度か他国に行ったりしていたのですが、その途中で彼とは昔から交流があり、数少ない友人と呼べる人物の一人です。
ちなみにこのことを知っているのはごく少数、主に私の家族と彼の身の回りの方々くらいでしょうけどね。外聞がよろしくないでしょうから人前では関わらないようにすることが多かったですしね。
それにしても、こんな修羅場になぜ出てきたのでしょうか?考えられられることとしては……あれ、何も思いつきませんわ。頭が働かない、ええっと……?
そんな疑念が通じたのか、彼はアレン王子に目を向け、言葉を続けた。
「一応一つだけ確認したいのですが、アレン王子とレイリア公爵令嬢は婚約破棄をしたのですよね?」
「ん?あ、ああそうだ。そんなつまらなくて可愛げのない女などとは結婚する気はない。婚約は解消された。俺はこのリアと結婚するのだ。」
そんなことを聞くレオナルドにアレン王子が困惑気味に返す。全く、あの人は他国の王族相手に敬語すら使えないのですか。
こんな時にも関わらずどうしても気になってしまう。
だがレオナルドはそれを気にした素振りは全く見せず、それは良かった、と笑う。
なんだか私には目が笑っているようには見えませんけどね!
レオナルドはアレン王子へそう言ったあと、私の目の前に立ち、その場でゆっくりと膝を折った。
え?
膝を、折った?
王族がたかが他国の一貴族の令嬢に?
何をしてらっしゃるのですか!?こんなに周りに人がいらっしゃるのに!
私は表情をあまり崩さないまま内心大慌てする。けれどもレオナルドはゆっくりと顔を上げ、そんな外野は関係ない、とでも言わんばかりに私を見つめる。
その綺麗な青い瞳は今までに見たことがない、なにか強い意志を持っているようなもので、なんだか少し緊張してしまう。
そして彼は爆弾を落とした。
「レイリア、僕と結婚してください。」
……そろそろ帰ろうかしら
そんなことを考えていると、思わぬ声が聞こえてきた。これは、リンでも、アレン王子でもない。私の後方からの声だ。
「ちょっといいかな?」
コツ、コツ、コツとその人物が歩く靴音が響く中、目に入ったのはサラサラの銀髪にここらでは見ない青色の瞳をもつ美男子。周りは思わぬその人の介入に大きくざわめく。
かくいう私もとても驚いている。それはそうだ。だって彼は――
「レオナルド殿下」
アレン王子がつぶやく。
――彼は、隣国の第二王子レオナルド・フェルシス様なのだから。
彼はキリッとした顔で出てきたが、私と目が合うとその表情を少し崩して微笑みかけてくれる。
私は何度か他国に行ったりしていたのですが、その途中で彼とは昔から交流があり、数少ない友人と呼べる人物の一人です。
ちなみにこのことを知っているのはごく少数、主に私の家族と彼の身の回りの方々くらいでしょうけどね。外聞がよろしくないでしょうから人前では関わらないようにすることが多かったですしね。
それにしても、こんな修羅場になぜ出てきたのでしょうか?考えられられることとしては……あれ、何も思いつきませんわ。頭が働かない、ええっと……?
そんな疑念が通じたのか、彼はアレン王子に目を向け、言葉を続けた。
「一応一つだけ確認したいのですが、アレン王子とレイリア公爵令嬢は婚約破棄をしたのですよね?」
「ん?あ、ああそうだ。そんなつまらなくて可愛げのない女などとは結婚する気はない。婚約は解消された。俺はこのリアと結婚するのだ。」
そんなことを聞くレオナルドにアレン王子が困惑気味に返す。全く、あの人は他国の王族相手に敬語すら使えないのですか。
こんな時にも関わらずどうしても気になってしまう。
だがレオナルドはそれを気にした素振りは全く見せず、それは良かった、と笑う。
なんだか私には目が笑っているようには見えませんけどね!
レオナルドはアレン王子へそう言ったあと、私の目の前に立ち、その場でゆっくりと膝を折った。
え?
膝を、折った?
王族がたかが他国の一貴族の令嬢に?
何をしてらっしゃるのですか!?こんなに周りに人がいらっしゃるのに!
私は表情をあまり崩さないまま内心大慌てする。けれどもレオナルドはゆっくりと顔を上げ、そんな外野は関係ない、とでも言わんばかりに私を見つめる。
その綺麗な青い瞳は今までに見たことがない、なにか強い意志を持っているようなもので、なんだか少し緊張してしまう。
そして彼は爆弾を落とした。
「レイリア、僕と結婚してください。」
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