♡で逝けっ~かくて怪人は調伏される~

楢山幕府

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第一章、かくてあさひはスカウトされる

004

 予想以上に、怪人への挿入はスムーズだった。
 イカの怪人は肌にぬめりがあって、それに助けられた形だ。
 バックで突かれた怪人が、雄叫びを上げる。

「イカーーーッ!?」

 マントに見える八本の触手も感情と連動しているのか、逆立ち、ざわめく。

「早く、今の内に逃げ――」

 怪人越しに、襲われそうになっていたカフェの店主を見る。
 目を丸くしてオレを見る若い店主は、

 めちゃくちゃ美人だった。

 遠目にも整っているとわかった顔は中性的で、全身の色素が薄い。
 何も書かれていない真っ白な紙を思わせる清廉さが、見た目に現れているかのようだ。
 ますます、怪人に狙われた理由がわからない。
 見蕩れている間にやって来た神宮さんが、その美人さんを保護する。
 オレは怪人へと意識を切り替えた。

「放すイカ! イカがヤリたいのは、あいつイカ!」
「何で語尾と一人称がイカなんだよ!」

 しかも強姦するつもりだったのか!
 ふざけんなっ、と怪人を押し倒し、挿入したまま体を反転させる。

「イヒゥッ!?」

 乳牛の怪人のときは、耳が動物だったけど、イカの怪人はより人間に見た目が近かった。
 アルビノの人が、マントを羽織ってコスプレをしているようだ。
 おかげで萎えることもなく、自身は怒張する。

「イッ♡ また大きくなったイカ!?」
「あぁ、楽しませてくれよな」

 正常位になったことで、怪人の表情もよく見えた。
 さて、と。

「お前にはもっとお仕置きが必要だな」
「なっ!? やめるイカッ!」

 うねる触手の一本を掴んで、竿の根元にくくりつける。
 触手には力が入らないのか、抵抗らしい抵抗はなかった。
 ついでに両手も頭の上で縛る。

「ははっ、自分の触手で拘束される気分はどうだ?」
「くっ、この……! 悪いのは、あいつイカ! あいつがヤラせないから……イィッ!?」
「怪人の言い分を聞く気はない」

 しかも、すっげー一方的っぽいしな。
 オレは遠慮なく、怪人の最奥を突いた。

「イギィッ♡ イッ、やめ、やめるイカ……っ」
「お前だって同じことするつもりだったんだろ」

 どの口で言ってんだ、と腰を打つ。
 パンッと音を響かせれば、怪人は簡単に啼いた。

「イヒンッ♡」
「何だ、乱暴なのが好きなのか?」

 その好みに、年配の刑事さんを思いだす。
 同時に、イケなかったフラストレーションが蘇り、爆発した。

「じゃあ好きなだけ、犯して、やるよっ」

 パンパンパン!
 容赦ない責めに、怪人が顎を仰け反らせる。

「イギッ♡ イッ♡ イッ♡ こ、こんな、ひど……イィッ♡」

 律動で全身を前後に揺らしながら嘆くが、オレには感じているようにしか見えない。
 根元に触手をくくりつけられているにもかかわらず、怪人の白いちんぽも起き上がっていた。
 血流が集中しているのか、ピンク色に染まっているのが卑猥だ。

「酷いのがイイんだろ?」

 パンパンパン。
 両手で怪人の腰を掴んで打ち付ける。
 合間にグラインドを混ぜれば、呆気なく怪人は快楽に落ちた。
 口の端から溢れるヨダレが黒い。墨か?

「イヒンッ♡ うそ、うそ……中が、イッ♡ イッ♡ イィンッ♡」
「ケツだけで感じるなんて、とんだ淫乱だな」

 オマケに指の腹で亀頭を撫でてやると、怪人はやめてと首を振った。

「イヒゥゥウウッ♡ それ、いやぁっ♡♡♡」
「感じれば感じるほど、ちんぽが辛くなるもんな?」

 そういえば後ろと乳首って神経が繋がってるんだよな?
 ケツで感じるってことは……。
 試しに爪先で怪人の尖った乳首を掻いてみる。
 カリカリカリ。

「イィィッ♡ らめっ♡ 乳首、いじめないでぇ……っ♡♡♡」
「こっちも敏感なのかよ。んな体で、よく人を襲おうと思ったな?」

 どうせこれはお仕置きなんだ。
 遠慮はいらない。
 両手を自分の触手で拘束された怪人は、されたい放題だった。
 硬くなった乳首を指でこねくり回しながら、もう片方の手は股間に伸ばし、カリ首のくびれをなぞる。
 流石に腰の動きは緩慢になったが、それでも怪人は快感に身悶えた。

「ヒィィイイ♡ イァッ♡ イァアアッ♡ やめ、も……イキたィィィ♡」
「まだダメだ」

 カリ首にやった指を横断させつつ、痙攣する脇腹を下からスーッと指先でなぞる。
 小刻みに揺れる怪人の亀頭からは、引っ切りなしにカウパーが溢れた。

「アヒィィン♡ やら、もう、やらァアア♡ おか、おかしくなるゥウウウ♡♡♡」

 敏感に感じてくれるおかげで、中のうねりも凄いことになっていた。
 最奥を突くと、吸引されるような締め付けがあり、オレの腰も快感に震える。
 あぁ、だけど……まだだ。

「おかしくなれよ。もっとちんぽで犯されたくなるぐらいにな。ほら、これが欲しいだろ?」

 自身の亀頭で、ゆっくり前立腺を押し上げていく。

「アィィ♡ イッ♡ イィッ♡ それ、好きィィイッ♡  イィッ♡ イィ、からァ♡ もう、お願い、外してェエエエッ♡」

 目尻から涙を流しながら懇願される。
 怪人の竿は色を変え、すっかり赤く滾っていた。

「お強請りするところが違うだろ?」
「そ、そんなァ……ァアッ♡」

 パンッと腰を一突きして、再度問う。

「何が欲しいんだ?」
「イッ♡ イァッ♡ ちんぽ、おちんぽが欲しいィイ♡♡♡ 人間の、おちんぽでェ♡ ヤリイカを♡ 犯してェエエ♡♡♡」
「これが欲しいんだな?」

 ビキビキにいきり立つ自身を、亀頭を中に残した状態になるまで引き抜く。
 現れた竿は、イカの体液でぬらぬらと光を反射した。

「欲しいィ♡ おちんぽで、奥を、ズコズコしてェエエ♡♡♡」

 怪人のお強請りを聞きながら挿入角度を決める。

「なら」

 オレを邪魔するものは何もない。

「食らえ」

 ズンッ。

「ヒギィァアア♡♡♡ ァア♡ ァアア♡」

 最奥までの一突きに、怪人は口を大きく開けて戦慄かせた。
 涙と黒いヨダレでドロドロになる顔を見ながら、オレは激しい律動を再開させる。
 パンパンパン! 音が響き、怪人の体がスライドするように揺れた。

「イアァァッ♡ ヒィッ♡ イッ♡ イッ♡ イキた……っ、イキたいのにィィ♡ イケないィィイーッ♡♡♡」
「ふっ、ふっ」

 短く息を吐きながら抽送に専念する。
 下半身に渦巻く熱は奔流となり、身の内で解き放たれるのを待っていた。
 こめかみから汗が流れ落ちる。
 チリチリと内側からの熱に肌が焼かれるのを感じながら、ラストスパートをかけ、怪人の戒めを解く。

「イッ♡ イッ♡ イヒィッ♡ アッ♡ イクッ♡ にんげんの、おちんぽで♡ おかされて♡ らめ、もう♡♡♡」

 パンッ。

「ィァアアアッ♡♡♡ でたう、でちゃうのォォオ♡」

 パンッ。
 ビュクッ。
 打ち付けに合わせた射精は、思いの外少なかった。
 けれどそれが止まらない。

「ァアア♡ うそ、イクの、とまらなッ♡♡♡」

 パンッ。
 ビュクッ、ビュクッ。

「イッ♡ イーッ♡」
「おら、これで、終わりだ……っ」

 パンッ!
 オレが吐き出した熱を、全て怪人が受けとめる。
 そして――。

「イィィィカァアアアアア♡♡♡」

 怪人はイキながら消滅していった。
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