37 / 40
本編
神子は告白する
「イリア、どうしてここに? ヴィルフレードはどうした」
「あなたが心配で置いてきました。それよりケガは大丈夫なんですか!?」
自分たち以外は動けないのを確認して、エヴァルドの傷を窺う。
フラつく様子に、心配が募った。
「これは全て返り血だ。まっすぐ立てないのは、そなたの威圧の余韻だ」
「でも攻撃されていたんじゃ……」
「打撲ぐらいだろう」
「だったら、それを治しましょう!」
スキル【治癒】を使う。
すぐさま、ほのかな光がエヴァルドの全身を覆った。
ステータスのHPが完全回復しているのを見て、ほっと胸をなで下ろす。
「イリア、このような神子の奇跡を簡単に使うのではない」
「奇跡ではなく、スキルです。エヴァルドだって使えるじゃないですか」
【治癒】は、神官や僧侶といった職業に就けば、誰でも習得できる。
神官たちのトップである聖王なら、神子と同等の【高位治癒】だって使えた。
「そうなのか? そなたが使うと、何でも奇跡に見えてしまうな」
「神子のイメージで、過大解釈し過ぎです。ところで、心配はいらないって言いましたよね!?」
無事に傷も癒えたので、エヴァルドに食ってかかる。
ステータスを確認する限り、呪いなどの状態異常もなく、とりあえず生命の危機からは脱したはずだ。
「うむ。相手は最高ランクの殺し屋を用意していたが、余も対策をしていたからな。この程度なら十分やり返せる」
床に視線を移せば、エヴァルドを守っていたであろう護衛官たちの姿があった。
ステータスを見れば無事であることはわかるが、【威圧】を受けて起き上がれないでいる。
順次解放すると、起き上がった護衛官たちが、身動きの取れない敵を捕縛していく。
「これで一番厄介だった狸爺を捕まえられた。大神殿の浄化も進むだろう」
高ランクの殺し屋を雇うにはコネが必要だ。
今回は準備期間が短かったのもあり、反対勢力も証拠を消し切れていないどころか、致命的な証拠はヴィルフレードが先に押さえているという。
聖王を狙ったことで、汚職どころではなく国家反逆罪に問えるらしい。
「それはいいですが、少しは反省してください! 私がどれだけ心配したと」
思っているんですか! と、最後まで言い切る前に抱き締められる。
伝わってくるエヴァルドの体温に、強張っていた体からやっと力が抜けた。
「もしあなたがいなくなったらと、凄く怖かったんですよ?」
「すまなかった。二度目はないはずだ」
聖王が囮になるなど、本来あってはならない。
「狸爺が【鑑定】のスキル持ちだったため、影武者さえ使えなかったのだ。早々、狸爺と同レベルの者はおらぬからな」
スキルの効果は、相手のレベルによって異なる。
イリアからすれば全員が下だが、政敵である狸爺ことゴード卿は、エヴァルドよりもレベルが高い。
ゴード卿より高いレベルの影武者もおらず、今回はエヴァルドが赴くしかなかったという。
「しかし戦闘となれば、余のほうが上だ。これでも歴代聖王の中では、一番武力を有している」
警吏総監を目指していただけあり、エヴァルドは武術に覚えがあった。
オラトリオでは中性的な容姿が好まれるため、歴代の聖王もそれに倣い、体型が変わるほど鍛えることはなかったようだ。
けれど称号「神子の守り人」を得たエヴァルドは、自分の容姿でもいいのだと自信を持ち、今に至る。
「本当に不安はなかったのだ。そなたに心配されるのは嬉しいがな」
腕の中で見上げたエヴァルドの瞳が黒いことからも、彼がずっと冷静だったのがわかった。
自分に向けられた表情は、とろけるように甘いが。
しばらく見つめていると、自然とキスが降ってくる。
「ん、でも……相手だって奥の手を用意していたかもしれません」
「うむ、あり得ない話ではない。少し気になることもある。妄言だったらいいが、さっさとこのような場所からは退散しよう」
早くそなたとベッドに入りたいしな、と続けて言われ、頬が熱くなる。
「どうして、すぐ、そう……」
「盛るのか? イリアを愛せるなら、誰だってこうなるだろう」
言うなり耳を食まれて、転移前とは違う震えが背中に走った。
腰に押し付けられる熱も、硬くなっているように感じる。
ここで流されてはいけない。
エヴァルドの「愛せる」という言葉に、イリアも伝えなければならないと思った。
自覚し、自負した胸の内を。
「エヴァルド、あなたに言いたいことがあるんです」
「何だ?」
エヴァルドの胸に手を置き、少しだけ距離を取る。
しっかり顔を会わせて言いたかった。
照れが走って口が上手く動かせないものの、闇色の瞳から目を離さない。
「あなたを、愛しています」
ずっと、ずっと思いはあったのに。
神子という立場を受け入れるのに精一杯で、覚悟を決められずにいた。
この世界で生きるということ。
GMではなく、ファンタジアの住人として生きること。
仮想空間ではない、ここが現実なんだと。
エヴァルドへの気持ちを通して、やっと自分の一部にすることができた。
私は、私。
自分の意思で行動し、生きていいのだと、生きていくのだと……実感を持てた。
だから私は、私らしく生きる。
「こんな個人的な感情で動く神子を……エヴァルドは幻滅しますか?」
きっと彼の理想は違う。
綺麗なものだけを見せたがったエヴァルド。
けれど本当の自分は、これほど利己的で、とても綺麗なだけの生きものとは言えない。
呆れられるだろうか。
心臓が痛くなるほど縮まっていくの感じる。
でも引けなかった。
本当の自分を見て欲しかったから。
黒蜜のような瞳が眼前に迫る。
決意を込めた告白は、口付けによって答えられた。
下唇を吸われた甘い痺れに、吐息が漏れる。
「余も、イリアを愛している」
額を合わせたまま紡がれた言葉に、胸がいっぱいになった。
愛する人がいる。
この人がいるなら、どこででも自分は生きていけるだろう。
そう心から思った。
なのに。
「どういうことですか?」
「イリア様?」
屋敷に戻り、ヴィルフレードの称号を確認して愕然とする。
彼の称号は「聖王を継ぐ者」から変化していなかった。
(まだエヴァルドに命の危険が?)
「イリア、どうした?」
呆然とするイリアを、心配げにエヴァルドが覗き込む。
近くに立つヴィルフレードも、自分が何かしでかしたのかと顔を青くさせていた。
「確認なんですが、称号を与えるのはクレアーレ神ですか?」
「そうだ、創造の神クレアーレが称号を授ける。もしかしてヴィルフレードの称号も変化しているのか?」
オラトリオでは成人の折に【鑑定】を受けて、みな一度は称号を含めた自分のステータスを知る。
任意で転職などができる「ソトビト」と違い、ファンタジアの住人は、成人すれば大体のスキルが固定されるからだ。
レベルの上昇で、下位スキルが上位スキルに変化しても、それは現れた効果で確認できる。
エヴァルドやヴィルフレードほどの高いレベルになれば、変化があっても能力値が少し伸びるくらいなので、こまめに自分のステータスを確認しない。
それに加え、自分より高いレベルの者から【鑑定】を受けねばならず、レベルが上がるほど、ステータスは確認しづらい状況があった。
事実を告げるか悩んだものの、自分だけではどうすることもできず、ヴィルフレードの称号を口にする。
「ヴィルフレードの称号が『聖王を継ぐ者』に変わっています」
「なっ!?」
驚くヴィルフレードに嘘はない。
目を見開き、信じられないと体を震わせる。
予想外にも、聖王当人は苦々しい表情を見せるだけだった。
「狸爺が言っていたのはこれか」
戦場に現れたゴード卿は、エヴァルドの死を確信し、笑っていたという。
その証言に、ヴィルフレードが悲鳴のような声を上げる。
「あれは僕の称号が変わったことに気づいていたのですか!?」
「あぁ、だからこそ、重い腰を上げて動く気になったのだろう」
自分たちの勝利を確信していたから。
なんてことだと、ヴィルフレードはイリアに縋る。
「イリア様、エヴァルドは僕なんかよりずっと聖王に相応しい人間です! 僕では、新たな施策や改革など、おこなえませんでした!」
「ヴィルフレード、イリアを巻き込むな」
聖王の進退については、エヴァルドの中で政治扱いらしく、イリアを遠ざけようとする。
けれどその心遣いに、誰でもないイリアが待ったをかけた。
「あなたが心配で置いてきました。それよりケガは大丈夫なんですか!?」
自分たち以外は動けないのを確認して、エヴァルドの傷を窺う。
フラつく様子に、心配が募った。
「これは全て返り血だ。まっすぐ立てないのは、そなたの威圧の余韻だ」
「でも攻撃されていたんじゃ……」
「打撲ぐらいだろう」
「だったら、それを治しましょう!」
スキル【治癒】を使う。
すぐさま、ほのかな光がエヴァルドの全身を覆った。
ステータスのHPが完全回復しているのを見て、ほっと胸をなで下ろす。
「イリア、このような神子の奇跡を簡単に使うのではない」
「奇跡ではなく、スキルです。エヴァルドだって使えるじゃないですか」
【治癒】は、神官や僧侶といった職業に就けば、誰でも習得できる。
神官たちのトップである聖王なら、神子と同等の【高位治癒】だって使えた。
「そうなのか? そなたが使うと、何でも奇跡に見えてしまうな」
「神子のイメージで、過大解釈し過ぎです。ところで、心配はいらないって言いましたよね!?」
無事に傷も癒えたので、エヴァルドに食ってかかる。
ステータスを確認する限り、呪いなどの状態異常もなく、とりあえず生命の危機からは脱したはずだ。
「うむ。相手は最高ランクの殺し屋を用意していたが、余も対策をしていたからな。この程度なら十分やり返せる」
床に視線を移せば、エヴァルドを守っていたであろう護衛官たちの姿があった。
ステータスを見れば無事であることはわかるが、【威圧】を受けて起き上がれないでいる。
順次解放すると、起き上がった護衛官たちが、身動きの取れない敵を捕縛していく。
「これで一番厄介だった狸爺を捕まえられた。大神殿の浄化も進むだろう」
高ランクの殺し屋を雇うにはコネが必要だ。
今回は準備期間が短かったのもあり、反対勢力も証拠を消し切れていないどころか、致命的な証拠はヴィルフレードが先に押さえているという。
聖王を狙ったことで、汚職どころではなく国家反逆罪に問えるらしい。
「それはいいですが、少しは反省してください! 私がどれだけ心配したと」
思っているんですか! と、最後まで言い切る前に抱き締められる。
伝わってくるエヴァルドの体温に、強張っていた体からやっと力が抜けた。
「もしあなたがいなくなったらと、凄く怖かったんですよ?」
「すまなかった。二度目はないはずだ」
聖王が囮になるなど、本来あってはならない。
「狸爺が【鑑定】のスキル持ちだったため、影武者さえ使えなかったのだ。早々、狸爺と同レベルの者はおらぬからな」
スキルの効果は、相手のレベルによって異なる。
イリアからすれば全員が下だが、政敵である狸爺ことゴード卿は、エヴァルドよりもレベルが高い。
ゴード卿より高いレベルの影武者もおらず、今回はエヴァルドが赴くしかなかったという。
「しかし戦闘となれば、余のほうが上だ。これでも歴代聖王の中では、一番武力を有している」
警吏総監を目指していただけあり、エヴァルドは武術に覚えがあった。
オラトリオでは中性的な容姿が好まれるため、歴代の聖王もそれに倣い、体型が変わるほど鍛えることはなかったようだ。
けれど称号「神子の守り人」を得たエヴァルドは、自分の容姿でもいいのだと自信を持ち、今に至る。
「本当に不安はなかったのだ。そなたに心配されるのは嬉しいがな」
腕の中で見上げたエヴァルドの瞳が黒いことからも、彼がずっと冷静だったのがわかった。
自分に向けられた表情は、とろけるように甘いが。
しばらく見つめていると、自然とキスが降ってくる。
「ん、でも……相手だって奥の手を用意していたかもしれません」
「うむ、あり得ない話ではない。少し気になることもある。妄言だったらいいが、さっさとこのような場所からは退散しよう」
早くそなたとベッドに入りたいしな、と続けて言われ、頬が熱くなる。
「どうして、すぐ、そう……」
「盛るのか? イリアを愛せるなら、誰だってこうなるだろう」
言うなり耳を食まれて、転移前とは違う震えが背中に走った。
腰に押し付けられる熱も、硬くなっているように感じる。
ここで流されてはいけない。
エヴァルドの「愛せる」という言葉に、イリアも伝えなければならないと思った。
自覚し、自負した胸の内を。
「エヴァルド、あなたに言いたいことがあるんです」
「何だ?」
エヴァルドの胸に手を置き、少しだけ距離を取る。
しっかり顔を会わせて言いたかった。
照れが走って口が上手く動かせないものの、闇色の瞳から目を離さない。
「あなたを、愛しています」
ずっと、ずっと思いはあったのに。
神子という立場を受け入れるのに精一杯で、覚悟を決められずにいた。
この世界で生きるということ。
GMではなく、ファンタジアの住人として生きること。
仮想空間ではない、ここが現実なんだと。
エヴァルドへの気持ちを通して、やっと自分の一部にすることができた。
私は、私。
自分の意思で行動し、生きていいのだと、生きていくのだと……実感を持てた。
だから私は、私らしく生きる。
「こんな個人的な感情で動く神子を……エヴァルドは幻滅しますか?」
きっと彼の理想は違う。
綺麗なものだけを見せたがったエヴァルド。
けれど本当の自分は、これほど利己的で、とても綺麗なだけの生きものとは言えない。
呆れられるだろうか。
心臓が痛くなるほど縮まっていくの感じる。
でも引けなかった。
本当の自分を見て欲しかったから。
黒蜜のような瞳が眼前に迫る。
決意を込めた告白は、口付けによって答えられた。
下唇を吸われた甘い痺れに、吐息が漏れる。
「余も、イリアを愛している」
額を合わせたまま紡がれた言葉に、胸がいっぱいになった。
愛する人がいる。
この人がいるなら、どこででも自分は生きていけるだろう。
そう心から思った。
なのに。
「どういうことですか?」
「イリア様?」
屋敷に戻り、ヴィルフレードの称号を確認して愕然とする。
彼の称号は「聖王を継ぐ者」から変化していなかった。
(まだエヴァルドに命の危険が?)
「イリア、どうした?」
呆然とするイリアを、心配げにエヴァルドが覗き込む。
近くに立つヴィルフレードも、自分が何かしでかしたのかと顔を青くさせていた。
「確認なんですが、称号を与えるのはクレアーレ神ですか?」
「そうだ、創造の神クレアーレが称号を授ける。もしかしてヴィルフレードの称号も変化しているのか?」
オラトリオでは成人の折に【鑑定】を受けて、みな一度は称号を含めた自分のステータスを知る。
任意で転職などができる「ソトビト」と違い、ファンタジアの住人は、成人すれば大体のスキルが固定されるからだ。
レベルの上昇で、下位スキルが上位スキルに変化しても、それは現れた効果で確認できる。
エヴァルドやヴィルフレードほどの高いレベルになれば、変化があっても能力値が少し伸びるくらいなので、こまめに自分のステータスを確認しない。
それに加え、自分より高いレベルの者から【鑑定】を受けねばならず、レベルが上がるほど、ステータスは確認しづらい状況があった。
事実を告げるか悩んだものの、自分だけではどうすることもできず、ヴィルフレードの称号を口にする。
「ヴィルフレードの称号が『聖王を継ぐ者』に変わっています」
「なっ!?」
驚くヴィルフレードに嘘はない。
目を見開き、信じられないと体を震わせる。
予想外にも、聖王当人は苦々しい表情を見せるだけだった。
「狸爺が言っていたのはこれか」
戦場に現れたゴード卿は、エヴァルドの死を確信し、笑っていたという。
その証言に、ヴィルフレードが悲鳴のような声を上げる。
「あれは僕の称号が変わったことに気づいていたのですか!?」
「あぁ、だからこそ、重い腰を上げて動く気になったのだろう」
自分たちの勝利を確信していたから。
なんてことだと、ヴィルフレードはイリアに縋る。
「イリア様、エヴァルドは僕なんかよりずっと聖王に相応しい人間です! 僕では、新たな施策や改革など、おこなえませんでした!」
「ヴィルフレード、イリアを巻き込むな」
聖王の進退については、エヴァルドの中で政治扱いらしく、イリアを遠ざけようとする。
けれどその心遣いに、誰でもないイリアが待ったをかけた。
あなたにおすすめの小説
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」
身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。
死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。
カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。
「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」
献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。
これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。
転生天使は平穏に眠りたい〜社畜を辞めたら美形王子の腕の中でとろとろに甘やかされる日々が始まりました〜
メープル
BL
毎日深夜まで残業、食事はコンビニの冷たいパン。そんな社畜としての人生を使い果たし、過労死した俺が転生したのは――なんと、四枚の美しい羽を持つ本物の天使だった。
「今世こそは、働かずに一生寝て過ごしたい!」
平穏な隠居生活を夢見るシオンは、正体を隠して王国の第一王子・アリスターの元に居候することに。ところが、この王子、爽やかな笑顔の裏で俺への重すぎる執着を隠し持っていた!?
平民男子と騎士団長の行く末
きわ
BL
平民のエリオットは貴族で騎士団長でもあるジェラルドと体だけの関係を持っていた。
ある日ジェラルドの見合い話を聞き、彼のためにも離れたほうがいいと決意する。
好きだという気持ちを隠したまま。
過去の出来事から貴族などの権力者が実は嫌いなエリオットと、エリオットのことが好きすぎて表からでは分からないように手を回す隠れ執着ジェラルドのお話です。
第十一回BL大賞参加作品です。
妹の代わりにシロクマ獣人と真っ白婚!?
虎ノ威きよひ
BL
結婚相手が想像以上にシロクマでした!!
小国の王子ルカは、妹の代わりに政略結婚することになってしまった。
結婚の相手は、軍事大国の皇子のクマ獣人!
どんな相手だろうと必ず良い関係を築き、諸外国に狙われやすい祖国を守ってもらう。
強い決意を胸に国を渡ったルカだったが、城の前にデンッと居たのは巨大なシロクマだった。
シロクマ獣人とは聞いていたが、初対面で獣化してるなんてことがあるのか!
さすがに怯んでしまったルカに対してシロクマは紳士的な態度で、
「結婚相手のグンナルだ」
と名乗る。
人の姿でいることが少ないグンナルに混乱するルカだったが、どうやらグンナルにも事情があるようで……。
諸事情で頻繁にシロクマになってしまう寡黙な美形攻め×天真爛漫でとにかく明るい受け
2人がドタバタしながら、白い結婚から抜け出す物語
※人の姿になったりシロクマ姿になったりする、変身タイプの獣人です。
※Rシーンの攻めは人間です。
※挿入無し→⭐︎ 挿入有り→★
※初日4話更新、以降は2話更新
「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。
猫宮乾
BL
異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
過労で倒れかけの騎士団長を「カツ丼」で救ったら、なぜか溺愛され始めました。
水凪しおん
BL
王都の下町で、亡き両親が残した小さな食堂をたった一人で切り盛りする青年、ルカ。
孤独な日々の中で料理だけを生きがいにする彼の店に、ある冷たい雨の夜、全身を濡らし極限まで疲弊した若き騎士団長、レオンハルトが倒れ込むようにやってきた。
固形物さえ受け付けないほど疲労困憊の彼を救うため、ルカが工夫を凝らして生み出したのは、異世界の食材を組み合わせた黄金色の絶品料理「カツ丼」だった。
その圧倒的な美味しさと温もりに心身ともに救われたレオンハルトは、ルカの料理と彼自身に深く魅了され、足繁く店に通うようになる。
カツ丼の噂はまたたく間に王都の騎士たちや人々の間に広がり、食堂は大繁盛。
しかし、その人気を妬む大商会の悪意ある圧力がルカを襲う。
愛する人の居場所を守るため、レオンハルトは権力を振るって不正を暴き、ルカもまた自らの足で立つために「ルカ商会」を設立する決意を固める。
美味しいご飯が傷ついた心を癒やし、やがて二人の絆を「永遠の伴侶」へと変えていく。
胃袋から始まり、下町の小さな食堂から王都の食を支える大商会へと成り上がる、心温まる異世界お料理&溺愛ファンタジー!