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ミッションボス:1

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* * * 視点:アイザック * * *



悠夜と擦れ違ってから、町の中に入ったアイザック達は、両手にビームピストルを持った緑色の機体と戦闘していた。


機体の頭上には、【グリーン・ラダ・マンティス】と紫色の文字で表示されていた。



★機体コード:GM-T80:ネームド機体★
機体名:グリーン・ラダ・マンティス
タイプ:昆虫型インセクト





「だぁっ! くそ固えぇっ!」

サラマンダーのファイアハンドを当てながら、サムソンが叫ぶように言う。

「サムソンさん! 下がってくださいっ!」

桂子がサムソンに言って、サムソンが横に移動した瞬間に、桂子の高火力のビーム砲撃が敵にあたり、敵機の右腕が吹き飛び無くなる。

「おおおおおおおっ!」

敵機が、一瞬体制を崩したに、アイザックが叫びながらヘキサスの巨大な拳を打ち込む。

それでも、敵は撃破できない。

敵の耐久値HPを示すゲージは、やっと半分に為ろうかと言う所だ。

健太とアイラも、離れた所から砲撃を行っているのだが、雀の涙の程度のダメージしか通らない。


そうこうして要る内に、周囲に5機の機体がPOPく。


「健太と桂子で迎撃してくれ!。」

「OK。」

「了解!」


桂子と健太が、新たに沸いた機体の方のに向かう。



4機の内の、1機が健太に接近。

1機が後方から健太に向かって銃を撃ってくる。


残りの3機の内、2機は桂子に接近戦を仕掛け、最後の1機は戦艦ギルドハウスに向かう。



* * * 視点:健太 * * *



健太は、後方からの敵の銃撃を避ける為に、接近してくる敵の真正面に立つと後方からの銃弾が止まる。

敵が健太に向かって、手にした剣を振り下ろす。

健太は振り下ろされた剣を、右腕に装備しているアームシールドで弾き返すと、頭部のマイクロミサイルを発射して敵にダメージを与える。

その間に、後ろの敵が回り込みながら、オランタムに向かって剣で切り付ける。

健太は咄嗟にオランタムを動かして避けようとするが、敵の剣がオランタムの背中を切り裂く。

そして、正面の敵が、オランタムに向かって剣を横薙ぎに払う。


「舐めるなあぁっ!」

バリアフィールドで包まれた左腕で、敵の剣を上方に弾き飛ばしながら右手で正面の敵の頭部を掴み、後方の敵に向かって投げる様にぶつける。

味方機をぶつけられて、動きが止まる敵2機。

「おおおおおおおおおおおおぉ!」

別に気合を入れたからと言って、機体の性能が上がるわけではない。

だが、レースゲームをしてて。 画面の車を右に曲げようとして、自分の体が知らずの内に右に傾くように。

健太も、自然と声を出ているのだ。

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

動きが止まった敵に、健太はバリアフィールドで包まれた拳を何発も打ち込む。

「だっしゃぁっ!」

最後に、いつの間にか取り出したビームブレードで敵を2機まとめて貫く。

健太は、素早く敵機から離れると。

敵機が爆発して、消滅エフェクトを発しながら消える。

『損傷率が55%です。耐久値を回復したとしても。

内部機構の損傷が激しく、次の戦闘からは後方支援を推奨します。』

オランタムのCPUメインコンピューターが健太に知らせる。


「おう、サンキュウな。」

CPUメインコンピューターに礼を言う健太。
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