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捨てた理由。
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一一一一一7月2日一一一一一。
その日、「お母さん(近藤 浅海(こんどう あさみ))」は家にかりんを置いて「お父さん(近藤 和之(こんどう かずゆき))」の元へと足早に駆けていった。
一一一一一一
「遅いぞ」
会って早々、上から目線な態度。
自分の所為で久しく会っていなかったっていうのに、その態度はいっぺんして変わらない。
「ごめんなさい。準備に手間取っちゃって」
「そんなことは聞いていない」
はぁ…とため息をついて和之は先に歩き出してしまった。
あとを追いかけて小走りになっている浅海のことは気にもかけずに。
一一一一一
「着いたぞ」
2人が立ち止まった場所、そこはいかにも高級そうなレストランだった。
「なんでこんなとこ…」
呆気に取られ、開いた口が塞がらない状態の浅海から出たのはこの一言だけだった。
「そりゃ俺の新しいパートナーに会いに行くんだからな」
そんな浅海のことは見ずに質問にだけ答え、さっさと中に入っていく和之。
沈黙のままエレベーターに乗り、和之が最上階の45階を押した。
和之の横顔は少しご機嫌で早く会いたいと走り出さんばかりに浮き足立っていた。
ドアが開き、少し辺りを見渡しすと、もう既に席に着席している綺麗な女性がこちらに手を振っていた。
和之は彼女の元へと足早に駆けていき、「待った?」と小さく話しかけた。
彼女は首を小さく横に振り、浅海と目を合わせ、席を立った。
「初めまして、和之さんとお付き合いをさせていただいております、峰 叶(みね かなう)と申します」
深深と頭を下げ、丁寧な挨拶をしてきた峰さんは、悪びれもせず「お付き合い」と言う言葉を使い丁寧ながらも圧をかけて笑顔を作ってきた。
「これは丁寧にありがとうございます。妻の近藤 浅海と申します」
浅海は大人気ないとわかっていながらも、仕返しのつもりで「妻の」を強調させて挨拶を返した。
「とりあえず座れ」
和之の言葉で静かな戦いは一旦終了し、3人は席に着いた。
4人がけの席に、浅海、その真正面に和之、その隣に叶。
「先ずは…そうだな、浅海、離婚してくれ」
「わかっています。離婚届は持っていますか?」
「当たり前だ」
和之は鞄から緑の紙をスっと浅海の前に差し出した。
「記入済み…ね」
浅海は一つため息をついて離婚届の案内にそって全てを書いた。
「はい、これでもうおしまい私はもうかりんと生きていくから」
「待て」
席を立とうとした浅海を和之は言葉だけで止めた。
和之は浅海が言葉だけで自分の言うことを聞くことはわかっていた。
「まだ何かあるの?」
本当に出ていこうとしていた浅海はなぜ止められたのか本当に分からなかった。
「かりんちゃん……かりんちゃんは私の子供なの……だから、返してくれないかしら……」
「…………は?」
叶が何を言ってるのか理解が追いつかず奇妙な声を出すしかできずにいた。
「あの子は確かに私が産んだ子よ?何を言っているの?」
数秒停止した後にやっと理解が追いつき、疑問が出てきて速急に聞いてしまった。
「実は、あの子は私の子なんです」
「理解ができません。詳しくお話いただいても?」
その日、「お母さん(近藤 浅海(こんどう あさみ))」は家にかりんを置いて「お父さん(近藤 和之(こんどう かずゆき))」の元へと足早に駆けていった。
一一一一一一
「遅いぞ」
会って早々、上から目線な態度。
自分の所為で久しく会っていなかったっていうのに、その態度はいっぺんして変わらない。
「ごめんなさい。準備に手間取っちゃって」
「そんなことは聞いていない」
はぁ…とため息をついて和之は先に歩き出してしまった。
あとを追いかけて小走りになっている浅海のことは気にもかけずに。
一一一一一
「着いたぞ」
2人が立ち止まった場所、そこはいかにも高級そうなレストランだった。
「なんでこんなとこ…」
呆気に取られ、開いた口が塞がらない状態の浅海から出たのはこの一言だけだった。
「そりゃ俺の新しいパートナーに会いに行くんだからな」
そんな浅海のことは見ずに質問にだけ答え、さっさと中に入っていく和之。
沈黙のままエレベーターに乗り、和之が最上階の45階を押した。
和之の横顔は少しご機嫌で早く会いたいと走り出さんばかりに浮き足立っていた。
ドアが開き、少し辺りを見渡しすと、もう既に席に着席している綺麗な女性がこちらに手を振っていた。
和之は彼女の元へと足早に駆けていき、「待った?」と小さく話しかけた。
彼女は首を小さく横に振り、浅海と目を合わせ、席を立った。
「初めまして、和之さんとお付き合いをさせていただいております、峰 叶(みね かなう)と申します」
深深と頭を下げ、丁寧な挨拶をしてきた峰さんは、悪びれもせず「お付き合い」と言う言葉を使い丁寧ながらも圧をかけて笑顔を作ってきた。
「これは丁寧にありがとうございます。妻の近藤 浅海と申します」
浅海は大人気ないとわかっていながらも、仕返しのつもりで「妻の」を強調させて挨拶を返した。
「とりあえず座れ」
和之の言葉で静かな戦いは一旦終了し、3人は席に着いた。
4人がけの席に、浅海、その真正面に和之、その隣に叶。
「先ずは…そうだな、浅海、離婚してくれ」
「わかっています。離婚届は持っていますか?」
「当たり前だ」
和之は鞄から緑の紙をスっと浅海の前に差し出した。
「記入済み…ね」
浅海は一つため息をついて離婚届の案内にそって全てを書いた。
「はい、これでもうおしまい私はもうかりんと生きていくから」
「待て」
席を立とうとした浅海を和之は言葉だけで止めた。
和之は浅海が言葉だけで自分の言うことを聞くことはわかっていた。
「まだ何かあるの?」
本当に出ていこうとしていた浅海はなぜ止められたのか本当に分からなかった。
「かりんちゃん……かりんちゃんは私の子供なの……だから、返してくれないかしら……」
「…………は?」
叶が何を言ってるのか理解が追いつかず奇妙な声を出すしかできずにいた。
「あの子は確かに私が産んだ子よ?何を言っているの?」
数秒停止した後にやっと理解が追いつき、疑問が出てきて速急に聞いてしまった。
「実は、あの子は私の子なんです」
「理解ができません。詳しくお話いただいても?」
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