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二学期
タクミside攻撃力高いメイド姿
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俺は和也に言われた通り、あくびしながら教室で佐藤と待っていた。
「なぁ、和也があんなに必死なの珍しくね?」
俺が佐藤に話しかけると、佐藤は執事服に着替えながら俺をチラッと見て言った。
「まあね。でもトモが衣装選んだって高木が言ってたから、ちょっとヤバいのかなと思ってる。」
俺たちがそんな話をしていると、バタバタと小走りの足音が聞こえて来た。
教室のドアが空いて入ってきた和也が繋いだ白い手が見えて、手首に白い可愛らしいレースのフリル飾りが見えた。黒い真っ直ぐなロングヘアの髪で、息を弾ませながらこちらを見つめる女の子に俺たちは動けなかった。
そこにはけいちゃんが姿を変えて立っていた。髪型が随分違うので印象はだいぶ違うけれど、やっぱりけいちゃんだった。俺はけいちゃんの側に慌てて近づくと、和也から奪ったけいちゃんの手をそっと握って優しく呟いた。
「け…漆原?凄い。すごい可愛い。よく似合ってる。」
けいちゃんこと漆原は、少し顔を赤くして嬉しさを口元に滲ませつつそっぽを向きながら言った。
「まーな。僕って何でも似合っちゃうんだ。怖いくらいだ。」
俺は漆原のツンデレ具合に手がワキワキするというか、この可愛い生き物を胸の中に抱きしめて、閉じ込めて誰にも見せたくなくなった。いつの間にか隣に居た佐藤もボソッと呟いた。
「マジでやばいよ。…これお店に出すわけ?」
俺はハッとして漆原の全身を眺めた。
胸元は明らかに詰めました感があるもののふっくらとエロチックで、襟があるからか余計に胸元までの素肌が艶かしい。ウエストは普段見えない細い腰を見せつけていて、すんなり伸びたタイツに覆われた美脚と共にスタイルの良さを際立たせていた。
佐藤の方を振り向いた漆原の背中に、俺はギョッとした。腰まで見えそうな勢いで素肌が見えてる。艶のある触ったらすべすべしていそうな綺麗な背中は、俺を誘う様にチラチラと黒髪の間から覗き見えた。
なるほど高木のメイクの腕前も良い様で、以前見たけいちゃんより色っぽさが溢れ出ていた。
佐藤がクドクドと漆原に注意してたけど、確かに『女装した男』には触るお客もいるだろう。俺たちは本人に自覚が無いのが一番の問題なんだと見せつけられて、3人で顔を見合わせてこっそりため息をついた。
その懸念は予想通りで、俺は朝に心構えをしておいて本当に良かったと思った。
「なぁ、和也があんなに必死なの珍しくね?」
俺が佐藤に話しかけると、佐藤は執事服に着替えながら俺をチラッと見て言った。
「まあね。でもトモが衣装選んだって高木が言ってたから、ちょっとヤバいのかなと思ってる。」
俺たちがそんな話をしていると、バタバタと小走りの足音が聞こえて来た。
教室のドアが空いて入ってきた和也が繋いだ白い手が見えて、手首に白い可愛らしいレースのフリル飾りが見えた。黒い真っ直ぐなロングヘアの髪で、息を弾ませながらこちらを見つめる女の子に俺たちは動けなかった。
そこにはけいちゃんが姿を変えて立っていた。髪型が随分違うので印象はだいぶ違うけれど、やっぱりけいちゃんだった。俺はけいちゃんの側に慌てて近づくと、和也から奪ったけいちゃんの手をそっと握って優しく呟いた。
「け…漆原?凄い。すごい可愛い。よく似合ってる。」
けいちゃんこと漆原は、少し顔を赤くして嬉しさを口元に滲ませつつそっぽを向きながら言った。
「まーな。僕って何でも似合っちゃうんだ。怖いくらいだ。」
俺は漆原のツンデレ具合に手がワキワキするというか、この可愛い生き物を胸の中に抱きしめて、閉じ込めて誰にも見せたくなくなった。いつの間にか隣に居た佐藤もボソッと呟いた。
「マジでやばいよ。…これお店に出すわけ?」
俺はハッとして漆原の全身を眺めた。
胸元は明らかに詰めました感があるもののふっくらとエロチックで、襟があるからか余計に胸元までの素肌が艶かしい。ウエストは普段見えない細い腰を見せつけていて、すんなり伸びたタイツに覆われた美脚と共にスタイルの良さを際立たせていた。
佐藤の方を振り向いた漆原の背中に、俺はギョッとした。腰まで見えそうな勢いで素肌が見えてる。艶のある触ったらすべすべしていそうな綺麗な背中は、俺を誘う様にチラチラと黒髪の間から覗き見えた。
なるほど高木のメイクの腕前も良い様で、以前見たけいちゃんより色っぽさが溢れ出ていた。
佐藤がクドクドと漆原に注意してたけど、確かに『女装した男』には触るお客もいるだろう。俺たちは本人に自覚が無いのが一番の問題なんだと見せつけられて、3人で顔を見合わせてこっそりため息をついた。
その懸念は予想通りで、俺は朝に心構えをしておいて本当に良かったと思った。
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