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精霊の正体

これは強制発情じゃなくない?※

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僕はケルビンに抱き抱えられてドキドキしていた。ケルビンの指先が僕の胸元を弾いて、僕はビクンとお尻を突き出した。尻に触れるそれは、すっかり昂ったケルビンのそれに違いなくて、僕はゾクゾクする様な興奮を感じた。

これ以上はダメなのに、僕はきっとまだ強制発情が残ってたんだ。そう自分に言い聞かせて、無意識にケルビンのソレにお尻を擦りつけていた。ケルビンの舌打ちが聞こえてすぐに、ケルビンは僕を四つん這いにすると、僕の腿の間目がけて濡れたそれをグイっと押し込んできた。


長いそれは僕のゆるく持ち上がった昂りにぶつかって、僕は気持ちよさに呻いた。あっという間に熱くなる身体にケルビンの興奮と逞しさが伝播して、僕はいつの間にかケルビンの指がゆるゆると僕の窄みを刺激していることもにあやふやになって、身を委ねてしまっていた。

気づけばケルビンの指がグッと入っていたし、ガクガクと揺さぶられて僕は悲鳴の様な嬌声をあげて果てていた。ケルビンの飛沫に合わせて指が出入りするのがとんでもなく気持ち良くて、僕はビクビクと出すものも無く逝ってしまった。


ケルビンが僕とドサリと横に転がりながら、それでも僕から指を抜かないでなぞるので、僕は泣きそうな声でケルビンに頼んだ。

「ケルビン、僕死んじゃう…。これ以上感じたらほんとに死んじゃうよ…。」

流石にケルビンも不味いと思ったのかゆっくりと僕から指を引き抜くと、僕を後ろから抱きしめて言った。

「マジで、お前煽りすぎなんだよ。止まれるものも止めれなくなるだろ?それ無意識なら、お前マジで注意しないとハジから犯られちゃうぞ?」


そう、意味不明な事を言うけど、僕はすっかり身体の熱は引いていた。…まぁちょっと気怠くはあったけれどね。ケルビンもここが何処だったか気づいた様で、テディに殺されるとかブツブツ言いながら慌てて身支度をした。

妙に元気いっぱいのケルビンと違って、僕はどっと疲れが出てノロノロしていたら、テキパキ服を着せてくれて荷物をまとめてくれた。

僕に匂い消しが有るか尋ねるから、僕はゴブリン除けのハーブオイルを渡すと、ケルビンは僕にもそれを付けながらニヤついて言った。


「流石にこれだけ濃厚なエッチな匂いさせてたら、訓練所のみんなからの視線が痛いからな。俺はそれでもいいけどさ。」

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