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番を持ってるΩです
番に甘やかされて※
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何度も貪られて、俺はすっかりベッドに倒れ込んでいた。鼻歌混じりの新が機嫌良く浴室へ向かうのを感じながら、瞼を動かすことも出来ない。…きっと少し眠っていたのだろう、ふいに抱き上げられた感じがして、俺は目を覚ました。
「眠ってても良いぜ。俺が全部やってやるから。悪かったな、調子に乗って。」
そう、全然悪いと思ってなさそうな嬉しげな顔で新が俺を浴室へ運んでいた。こんな時はやっぱりアルファの底抜けな体力と体格に舌を巻くけれど、俺にも山伏としてのプライドがある。湯船で眠るなよと言われながら、一人温かなお湯に浸かった。
流石にやり過ぎたみたいで、少しあちこちが染みるのには苦笑した。実際発情期の方がヤリまくってるって言うのに、身体の不備が出ないのは何故なんだろうな。身体の受け入れ体制があの時期は特別と言うことなんだろうか。
そんなことも大学へ行ったら研究課題にするのも良いかもしれないと思いながら、誰かが洗面所のドアを開けたのを感じた。浴室を覗き込んだのは叶斗だった。
「岳、ただいま。一緒に入っても良い?」
そう言いながら、俺の返事を待つことなく目の前でどんどん脱いで裸になると、シャワーで身体をサッと洗うとザブリと浴槽に入って来た。
俺の後ろに陣取ると、俺を抱えるようにして大きく息を吐き出した。
「はぁ、マジで今日疲れたよ。うちの家庭教師めちゃくちゃ厳しくてさぁ。学校の授業の方が何倍も楽なんだけど。でもこうやって岳と一緒に風呂入れるなら我慢出来るよ。」
俺は叶斗が少し兆し始めているのに苦笑しながら、俺を抱き寄せている腕を手で掴んで寄り掛かった。
「お疲れ様、叶斗。なんだか最近皆にお疲れ様しか言ってない気がする。番になってなければ、こんなに慌ただしくなかったのかな。」
すると叶斗は首筋に柔らかく唇を押し当てた。
「岳と番になる代償なら、全てを受け入れるよ俺は。」
叶斗のその声音がいつものふざけた調子ではなかったので、俺は思わず振り返った。目の前には真剣な眼差しで俺を見つめる叶斗がいて、俺はその眼差しに射すくめられた。
俺たちはまるでそうするのが当たり前のように唇を合わせて、優しくも熱い口づけを交わした。叶斗の情熱がじわじわと俺を焼き始める頃には、俺は甘い叶斗の口の中を夢中で弄っていた。
水音を立てて抱え上げられると、俺の濡れた窄みを焦らすように叶斗が指でなぞる。その動きに俺はバカみたいに喘いだ。番が俺を欲しがると、俺も直ぐに欲しくなる。それは惹きつけられるように抗えない定めのようだ。
「かなと…!欲しいよ、かなと…!」
熱い頭ではそう言うのが精一杯で、嬉しげに微笑む叶斗が甘く息を吐きながら俺の腿を抱え上げて、猛り切った自分のモノを俺に押し付けて囁いた。
「ああっ…、俺もだ。岳、俺をもっと欲しがって…。」
「眠ってても良いぜ。俺が全部やってやるから。悪かったな、調子に乗って。」
そう、全然悪いと思ってなさそうな嬉しげな顔で新が俺を浴室へ運んでいた。こんな時はやっぱりアルファの底抜けな体力と体格に舌を巻くけれど、俺にも山伏としてのプライドがある。湯船で眠るなよと言われながら、一人温かなお湯に浸かった。
流石にやり過ぎたみたいで、少しあちこちが染みるのには苦笑した。実際発情期の方がヤリまくってるって言うのに、身体の不備が出ないのは何故なんだろうな。身体の受け入れ体制があの時期は特別と言うことなんだろうか。
そんなことも大学へ行ったら研究課題にするのも良いかもしれないと思いながら、誰かが洗面所のドアを開けたのを感じた。浴室を覗き込んだのは叶斗だった。
「岳、ただいま。一緒に入っても良い?」
そう言いながら、俺の返事を待つことなく目の前でどんどん脱いで裸になると、シャワーで身体をサッと洗うとザブリと浴槽に入って来た。
俺の後ろに陣取ると、俺を抱えるようにして大きく息を吐き出した。
「はぁ、マジで今日疲れたよ。うちの家庭教師めちゃくちゃ厳しくてさぁ。学校の授業の方が何倍も楽なんだけど。でもこうやって岳と一緒に風呂入れるなら我慢出来るよ。」
俺は叶斗が少し兆し始めているのに苦笑しながら、俺を抱き寄せている腕を手で掴んで寄り掛かった。
「お疲れ様、叶斗。なんだか最近皆にお疲れ様しか言ってない気がする。番になってなければ、こんなに慌ただしくなかったのかな。」
すると叶斗は首筋に柔らかく唇を押し当てた。
「岳と番になる代償なら、全てを受け入れるよ俺は。」
叶斗のその声音がいつものふざけた調子ではなかったので、俺は思わず振り返った。目の前には真剣な眼差しで俺を見つめる叶斗がいて、俺はその眼差しに射すくめられた。
俺たちはまるでそうするのが当たり前のように唇を合わせて、優しくも熱い口づけを交わした。叶斗の情熱がじわじわと俺を焼き始める頃には、俺は甘い叶斗の口の中を夢中で弄っていた。
水音を立てて抱え上げられると、俺の濡れた窄みを焦らすように叶斗が指でなぞる。その動きに俺はバカみたいに喘いだ。番が俺を欲しがると、俺も直ぐに欲しくなる。それは惹きつけられるように抗えない定めのようだ。
「かなと…!欲しいよ、かなと…!」
熱い頭ではそう言うのが精一杯で、嬉しげに微笑む叶斗が甘く息を吐きながら俺の腿を抱え上げて、猛り切った自分のモノを俺に押し付けて囁いた。
「ああっ…、俺もだ。岳、俺をもっと欲しがって…。」
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