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ダミアンside私の虫除け
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「ダミアン、随分噂になっているみたいだな?」
そうニヤニヤしながら私のグラスに自分の盃をカチンと鳴らしたチャールズは、周囲を見回した。チャールズと一緒に部屋の入り口を入った時から、葉巻部屋の皆の会話が少し静まった気がする。私は、思いの外この虫除け作戦が大騒ぎになってしまった事に顔を顰めた。
「どんな噂だ?」
すると好物でも見つけた様な表情を浮かべてチャールズは声を潜めた。
「難攻不落のヴォクシー閣下が、悲運の令嬢のナイトになったらしいって噂だ。」
私はため息をつきながら酒をひと口飲むとチャールズを睨んだ。
「今までもエスコートぐらいして来ただろう。なぜクレアだけが噂になるんだ。」
するとチャールズは指先を顔の前で振りながら、含み笑いして言った。
「全然違うね。ダミアンが侯爵家でクレア嬢を着飾らせたのはもうバレているし、あのファーストダンスも話題提供に一役買ったぞ?あんなに親しげにダンスの相手をするお前は、初めて見たからな。
しかも彼女、ずっと笑っていただろう?お前とダンスしてあんな風に楽しげにダンスするお相手は初めてだ。大抵はお前に見惚れてダンスが疎かになるか、緊張してダンスにならないか、だ。
クレア嬢はダンスが上手だな。まるで空の上を舞っている様だったよ。ファーストダンスの後を見れば、それが証明しているがね。」
私とファーストダンスを終えたクレアが、イタズラっぽい視線で私を見つめると楽しげに言ったのを思い出した。
『では、ダミアン様。今から私、虫除けの価値を上げるべく約束した殿方らと踊って参りますわね?』
そう言ってスルリと私の手から離れて、近づいて来た伯爵家の後継にエスコートされてさっさと踊り出してしまった。私の元にはダンスに誘われたい令嬢達が秋波を送って来て、これでは何の虫除けにもなりはしないとイライラが募った。
けれどもホールで楽しげに踊るクレアは、家のために何事でも覚悟していると、妙な悲壮感で私に向き合った大人びた令嬢とはまるで別人に見えた。目の前に居るのは19歳の年相応の華やいだ、夜会で一番純粋にダンスを楽しむ、見ていてこちらまで心踊る様な貴族令嬢しか存在していなかった。
周囲の貴族令嬢達も明らかに嫉妬めいた眼差しで、クレアが次々にダンスパートナーを変えるのをチラチラと盗み見ていた。令嬢達の気が逸れたのを幸いと、私はチャールズともう一度葉巻を嗜みにここに来たのだ。
そこかしこから、クレアの話が交わされるのを肩をすくめて聞くともなしに放っておいた。すると、私の側に一人の貴族が立った。グラント伯爵だった。亡き父上と変わらない歳周りのグラント伯爵は、時々軽口を叩く様な気の置けない貴族の一人だ。
「少し良いですかな?」
好々爺と言うには早いけれど、グラント伯爵は人格者としても有名で、私も彼には一目置いている。私は側の椅子に座るグラント伯爵の言いたい事が、何となく予想がつく気がした。
グラント伯爵は私とチャールズに盃を掲げてひと口煽ると、少し顔を顰めた。
「最近、酒に弱くなって来た…。年は取りたくないね。‥今夜ヴォクシー侯爵が、特別な令嬢と一緒だと聞きましてね。私の独り言だと思って聞いてくれると嬉しいのですが…。彼女は現エリスク伯爵の一人娘ですね。実は私は彼女の父親とは竹馬の友だったのですよ、ヴォクシー閣下。
昔から彼は、生真面目を絵に描いたような男でした。だが、時々妙に鋭い所があって、私はそんな彼とずっと親交を深めていたんです。だから彼が兄上である亡きエリスク伯爵に振り回されているのを、常々苦々しい気持ちで見ていました。
結果として伯爵家を継ぐことになったのは、彼にとっては苦難の道に等しかった。彼らしく領民の事を慮って懸命に力を注ぐほど、彼自身は疲弊してしまった。その上、愛する奥方の突然の死で、彼はすっかり気力を失ってしまったんです。
私はね、彼の娘であるクレア嬢をよく覚えているんですよ。彼女は少女の頃から賢く、愛情深い両親の助けになろうと、周囲の状況を良く観察しているとても利発な少女でしたから。でも、貴族令嬢だったら誰でも心浮き立つだろう社交界デビューも、奥方の死と重なって結局果たされなかったようです。
伯爵に娘の気持ちを顧みる余裕は無かったのも事実ですが、もっともクレア嬢も我儘など言う様な令嬢ではないですからね。そんな彼らを知っているから、私はあんな風に無邪気にダンスするクレア嬢の姿を見て、胸が締め付けられました。
ヴォクシー侯爵がどんな意図でクレア嬢を側に置いたのかは存じませんが…。出来れば彼女を傷つける事の無いように頼みたいのです。若い人にこんな事を言うのは、野暮なのは百も承知だが…。邪魔をしましたね。では良い夜を。」
そう言って盃を全部飲み干すと、グラント伯爵は立ち上がって夜会へと戻って行った。私はそんな彼の背中を見つめながら、侯爵の私にこんな無粋な事を言うのは重々承知の上で、それでも言わざるを得なかったその心境を思った。
「ダミアン、グラント伯爵にそこまで言わせるなんて、クレア嬢は中々の逸材なのかもしれないな。お前がどう言うつもりで今夜一緒に夜会に参加したのかは知らないが、これで弄ぶ事は難しくなったな?」
私はチャールズの揶揄いに肩をすくませた。もて遊ぶどころか、私は彼女に取ってはメリットしかないだろう。命の保証のない後家に行かずに援助を受けることが出来て、適齢期の貴族達と出会いを提供してやってるのだから。
「彼女が自分の役割さえ果たしてくれさえすれば、私は満足だよ。」
私の言葉に考え込むチャールズを置き去りに、私は夜会へと戻った。もう一度クレアと一緒に過ごして虫除けをしておかないと。そう考えながら足を速めると、夜会のダンスの中で一際目立つカップルが目に飛び込んできた。
クレア嬢とダービー伯爵だ。私も他人の事は言えないが、彼もまた独身貴族を謳歌している男の一人だ。私より5つ年上の彼は、令嬢の親からは悪い虫だと毛嫌いされているが、本人は領地経営も巧みで、女遊びさえなければ中々の逸材ではある。
クレアはダービー伯爵の巧みな話術に目を輝かせて、楽しげな笑い声を響かせていた。私の視線を感じたのか、不意にこちらを見ると、ダービー伯爵に何か囁くとゆっくりとこちらへと踊りながら近づいて来た。
音楽の終わりと共に、私の目の前でダービー伯爵は、クレアの指先に口づけながら目を逸らさずに言った。
「クレア嬢、私はヴォクシー侯爵が妬ましい。貴方の様な宝石を何処で見つけたのやら。まったく怖い男だ、ヴォクシー侯爵は。…先ほどの乗馬の話は必ず果たして下さいね。また改めてお誘いしますから。」
そう言いながら私にクレアの手を引き渡すと、会釈して離れて行った。
「随分とご執心の様だな、ダービー伯爵は。」
私が伯爵の姿を目で追うと、クレアは私の手をぎゅっと握って言った。
「まったくダミアン様は直ぐに消えてしまうんですから。これじゃあ私の虫除けの効き目が無いのではありませんか?私はもう何人と踊ったか覚えてないくらいですわ。もう一曲踊ったら倒れてしまいます。」
だが私はそんなクレアの手を引き寄せて腰に手を回すと言った。
「ラストダンスだ。これを最後にして夜会を抜け出そう。」
疲れた顔のクレアは、見るからに眉を顰めて機嫌が悪くなった。
「信じられないわ。私に何も食べさせず、飲まさずにダンスさせて帰る?お腹が空いて死にそうです!」
クレアの言い草に私は知らず笑っていた。まったくこんな開けっぴろげな貴族令嬢には会った事がない。
「はしたないぞ、クレア。」
そう意地悪を言うと、クレアは肩をすくめて私を柔らかな空色の眼差しで睨んだ。
「ダミアン様だって、お腹が空いたらきっと同じ様になりますわ。お願いします。私に何か食べさせて下さらない?」
クレアに軽い発泡酒とパテの乗ったビスキュイを食べさせながら、一瞬クレアに食べさせたくなったのが、己自身だと感じた事を慌てて振り払った。まったく、調子が狂う。
そうニヤニヤしながら私のグラスに自分の盃をカチンと鳴らしたチャールズは、周囲を見回した。チャールズと一緒に部屋の入り口を入った時から、葉巻部屋の皆の会話が少し静まった気がする。私は、思いの外この虫除け作戦が大騒ぎになってしまった事に顔を顰めた。
「どんな噂だ?」
すると好物でも見つけた様な表情を浮かべてチャールズは声を潜めた。
「難攻不落のヴォクシー閣下が、悲運の令嬢のナイトになったらしいって噂だ。」
私はため息をつきながら酒をひと口飲むとチャールズを睨んだ。
「今までもエスコートぐらいして来ただろう。なぜクレアだけが噂になるんだ。」
するとチャールズは指先を顔の前で振りながら、含み笑いして言った。
「全然違うね。ダミアンが侯爵家でクレア嬢を着飾らせたのはもうバレているし、あのファーストダンスも話題提供に一役買ったぞ?あんなに親しげにダンスの相手をするお前は、初めて見たからな。
しかも彼女、ずっと笑っていただろう?お前とダンスしてあんな風に楽しげにダンスするお相手は初めてだ。大抵はお前に見惚れてダンスが疎かになるか、緊張してダンスにならないか、だ。
クレア嬢はダンスが上手だな。まるで空の上を舞っている様だったよ。ファーストダンスの後を見れば、それが証明しているがね。」
私とファーストダンスを終えたクレアが、イタズラっぽい視線で私を見つめると楽しげに言ったのを思い出した。
『では、ダミアン様。今から私、虫除けの価値を上げるべく約束した殿方らと踊って参りますわね?』
そう言ってスルリと私の手から離れて、近づいて来た伯爵家の後継にエスコートされてさっさと踊り出してしまった。私の元にはダンスに誘われたい令嬢達が秋波を送って来て、これでは何の虫除けにもなりはしないとイライラが募った。
けれどもホールで楽しげに踊るクレアは、家のために何事でも覚悟していると、妙な悲壮感で私に向き合った大人びた令嬢とはまるで別人に見えた。目の前に居るのは19歳の年相応の華やいだ、夜会で一番純粋にダンスを楽しむ、見ていてこちらまで心踊る様な貴族令嬢しか存在していなかった。
周囲の貴族令嬢達も明らかに嫉妬めいた眼差しで、クレアが次々にダンスパートナーを変えるのをチラチラと盗み見ていた。令嬢達の気が逸れたのを幸いと、私はチャールズともう一度葉巻を嗜みにここに来たのだ。
そこかしこから、クレアの話が交わされるのを肩をすくめて聞くともなしに放っておいた。すると、私の側に一人の貴族が立った。グラント伯爵だった。亡き父上と変わらない歳周りのグラント伯爵は、時々軽口を叩く様な気の置けない貴族の一人だ。
「少し良いですかな?」
好々爺と言うには早いけれど、グラント伯爵は人格者としても有名で、私も彼には一目置いている。私は側の椅子に座るグラント伯爵の言いたい事が、何となく予想がつく気がした。
グラント伯爵は私とチャールズに盃を掲げてひと口煽ると、少し顔を顰めた。
「最近、酒に弱くなって来た…。年は取りたくないね。‥今夜ヴォクシー侯爵が、特別な令嬢と一緒だと聞きましてね。私の独り言だと思って聞いてくれると嬉しいのですが…。彼女は現エリスク伯爵の一人娘ですね。実は私は彼女の父親とは竹馬の友だったのですよ、ヴォクシー閣下。
昔から彼は、生真面目を絵に描いたような男でした。だが、時々妙に鋭い所があって、私はそんな彼とずっと親交を深めていたんです。だから彼が兄上である亡きエリスク伯爵に振り回されているのを、常々苦々しい気持ちで見ていました。
結果として伯爵家を継ぐことになったのは、彼にとっては苦難の道に等しかった。彼らしく領民の事を慮って懸命に力を注ぐほど、彼自身は疲弊してしまった。その上、愛する奥方の突然の死で、彼はすっかり気力を失ってしまったんです。
私はね、彼の娘であるクレア嬢をよく覚えているんですよ。彼女は少女の頃から賢く、愛情深い両親の助けになろうと、周囲の状況を良く観察しているとても利発な少女でしたから。でも、貴族令嬢だったら誰でも心浮き立つだろう社交界デビューも、奥方の死と重なって結局果たされなかったようです。
伯爵に娘の気持ちを顧みる余裕は無かったのも事実ですが、もっともクレア嬢も我儘など言う様な令嬢ではないですからね。そんな彼らを知っているから、私はあんな風に無邪気にダンスするクレア嬢の姿を見て、胸が締め付けられました。
ヴォクシー侯爵がどんな意図でクレア嬢を側に置いたのかは存じませんが…。出来れば彼女を傷つける事の無いように頼みたいのです。若い人にこんな事を言うのは、野暮なのは百も承知だが…。邪魔をしましたね。では良い夜を。」
そう言って盃を全部飲み干すと、グラント伯爵は立ち上がって夜会へと戻って行った。私はそんな彼の背中を見つめながら、侯爵の私にこんな無粋な事を言うのは重々承知の上で、それでも言わざるを得なかったその心境を思った。
「ダミアン、グラント伯爵にそこまで言わせるなんて、クレア嬢は中々の逸材なのかもしれないな。お前がどう言うつもりで今夜一緒に夜会に参加したのかは知らないが、これで弄ぶ事は難しくなったな?」
私はチャールズの揶揄いに肩をすくませた。もて遊ぶどころか、私は彼女に取ってはメリットしかないだろう。命の保証のない後家に行かずに援助を受けることが出来て、適齢期の貴族達と出会いを提供してやってるのだから。
「彼女が自分の役割さえ果たしてくれさえすれば、私は満足だよ。」
私の言葉に考え込むチャールズを置き去りに、私は夜会へと戻った。もう一度クレアと一緒に過ごして虫除けをしておかないと。そう考えながら足を速めると、夜会のダンスの中で一際目立つカップルが目に飛び込んできた。
クレア嬢とダービー伯爵だ。私も他人の事は言えないが、彼もまた独身貴族を謳歌している男の一人だ。私より5つ年上の彼は、令嬢の親からは悪い虫だと毛嫌いされているが、本人は領地経営も巧みで、女遊びさえなければ中々の逸材ではある。
クレアはダービー伯爵の巧みな話術に目を輝かせて、楽しげな笑い声を響かせていた。私の視線を感じたのか、不意にこちらを見ると、ダービー伯爵に何か囁くとゆっくりとこちらへと踊りながら近づいて来た。
音楽の終わりと共に、私の目の前でダービー伯爵は、クレアの指先に口づけながら目を逸らさずに言った。
「クレア嬢、私はヴォクシー侯爵が妬ましい。貴方の様な宝石を何処で見つけたのやら。まったく怖い男だ、ヴォクシー侯爵は。…先ほどの乗馬の話は必ず果たして下さいね。また改めてお誘いしますから。」
そう言いながら私にクレアの手を引き渡すと、会釈して離れて行った。
「随分とご執心の様だな、ダービー伯爵は。」
私が伯爵の姿を目で追うと、クレアは私の手をぎゅっと握って言った。
「まったくダミアン様は直ぐに消えてしまうんですから。これじゃあ私の虫除けの効き目が無いのではありませんか?私はもう何人と踊ったか覚えてないくらいですわ。もう一曲踊ったら倒れてしまいます。」
だが私はそんなクレアの手を引き寄せて腰に手を回すと言った。
「ラストダンスだ。これを最後にして夜会を抜け出そう。」
疲れた顔のクレアは、見るからに眉を顰めて機嫌が悪くなった。
「信じられないわ。私に何も食べさせず、飲まさずにダンスさせて帰る?お腹が空いて死にそうです!」
クレアの言い草に私は知らず笑っていた。まったくこんな開けっぴろげな貴族令嬢には会った事がない。
「はしたないぞ、クレア。」
そう意地悪を言うと、クレアは肩をすくめて私を柔らかな空色の眼差しで睨んだ。
「ダミアン様だって、お腹が空いたらきっと同じ様になりますわ。お願いします。私に何か食べさせて下さらない?」
クレアに軽い発泡酒とパテの乗ったビスキュイを食べさせながら、一瞬クレアに食べさせたくなったのが、己自身だと感じた事を慌てて振り払った。まったく、調子が狂う。
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