青い山の果てに

モンド

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第二章

旅立ち

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王都の王城に向かった僕は、王様に謁見して僕の施策の効果について王国に多大な利益があったということで褒賞を頂けることになった。
そこで僕は
「これから僕の施策を王国全土に広げて欲しい、その手伝いを王国自体にして欲しい」
と伝えると、
「それについては既に計画しておる、他に褒賞は要らぬかな?」
「いえそのお言葉だけで満足です。どうか王国民や頼って来た難民を助けてください。」
と伝えて城を後にしたのだった。
「え!晩餐会などはなかったか?ですか。その誘いはありましたが丁重にお断りしました。僕自身が顔を売るつもりがなかったからですよ。」
僕は誰に応えてるんですかね?

それから一月後、僕は他国に旅をすることを決め辺境伯様に挨拶に行きました。
辺境伯様は既に気付いていたのか
「楽しい旅とその様子を聞くことを楽しみにしておる。」
と言われてました。

僕が興した事業は既に僕がいなくても問題なく継続できる、王国全土については辺境伯様と国王様がなんとかしてくれるだろう。
心配事もなくなった僕は15歳の歳に旅に出ることにしたのだった。


サルーナ王国東側国境 トラウト山関門

カレン城塞都市を飛び立ち王国の東側に位置する国境に差し掛かった。
流石に国境は飛び越えるわけにはいかないだろう。
と思いながら近くに降り立つと、歩いて関門に向かう。
関門の門の所には兵士が立っており、出入りをチッエックしているようだ。
僕が門の前まで行くと
「身分証を」
と仕事に忠実な感じだ。
「はい」
と言いながら王国から頂いた身分証を出すと
「!・・・失礼いたしました。」
突然言いながら最敬礼して来た。
「どうぞ。」
と言いながら僕はほとんど何も聞かれることなく関門を通過したのだった。

関門を通過した先はもう一つの門が、こちらは隣国ツーレツ王国側の関門だ。
そこでも大した質問はなかったというか、僕の頭から足先までをじっくり見られていた。
多分後から誰かに報告するのかも知れ得ないが、僕にはそれほどの価値はないよね。

その後しばらく歩いた後僕は、飛翔魔法を使い距離を稼ぐことにした。


トラウト山関門  サルーナ王国側

私はサルーナ王国の騎士レジン、爵位は子爵の長子である。
この関門の副責任者という立場で赴任しているが、此処は不人気なので閑職と言える。
そんな時にあの方が姿を見せた。
我々の中でもごく少数のものしか知らされていないが、身分証を見た瞬間鳥肌がたった。
『この身分証明証は、国王自らの署名と押印、来たのだこの関門に勇者に連なる者が』そうだと直ぐに分かった。
身分証には名誉伯爵となっている、そんな人物が共1人なくしかも手荷物すらない。
そんな旅人はいない、ある人物を除いては。
直ちに報告を行った。
「かの者 トラウト山関門を通過せり、単独行動。」
そんな連絡を魔道具を使って実施した後で私はそっと額の汗を拭った。


トラウト山関門  ツーレツ王国側

私はツーレツ王国の兵士長ナリッツである。
この関門は通行者が少ない場所で、1月に数人程度の通行しかない。
その理由はここから王都までの道のりが長く険しいことと途中の森から魔物が出るからだ。

そんな関門を先程1人の青年が通過した。
それ自体は珍しくもおかしくはないのだが、その青年が何も手荷物がなく身軽な格好であったことと。
身分が名誉伯爵であったことだ、向こう側の関門を通過したのだから嘘の身分証ではないのであろうが、そんな身分の者が共も連れずに越境するものだろうか?
私は王都に報告のみ行った。
後からなぜ知らせなかったと叱責されるのを防ぐために。
そう言えば昨日も馬車で商人家族が1組通過したな。
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