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日常生活に戻って
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異世界への合宿が終わり私は、高校生の日常に戻った。
しかしそこで思わぬ問題に遭遇してしまった、身体能力が高いままなのだ。
部長の話では
「魔力のない地球では、異世界で高い身体能力を持ったとしても地球に戻れば素に戻ることになる。」
という話だったのに、今日体育の授業で100m走をしたら・・ぶっちぎりの一位だった。
慌ててラストはブレーキをかけたのにタイムは11秒5。
全日本クラスだよ、どうしようスポーツクラブに目をつけられたみたい。
そんな心配を放課後に部長にしたら
「何か問題でも?君の身体能力の素がそれなんだから問題ないだろ。でもスポーツクラブと掛け持ちは遠慮して欲しいかな、こっちの部活動に支障が出るから。」
と答えた。
部長もかなりの身体能力で、本気を出すとオリンピックの選手を置き去りにするそうです。
ちょっとしたスーパーマンです。
そういえば異世界では私は既に人外と言われるS級の冒険者でした。
手加減のようなスキルでも探しますか、でも今更ですよね。
できればスーパーウーマンよりもナイスボディーの綺麗な女性がいいんですけどね。
特に胸が・・・きっと革鎧の胸当てのせいです、職業病ですこれは。
などと自分で悲しくなるような言い訳をしている自分を他人のように観察するもう一人の自分がいます。
これは並行思考スキルの恩恵でしょうね、他にも以上に目や記憶力が良くなって、外国語も直ぐに覚えてしまいました。
これだけなら学生としては凄く有用なんですが、過ぎたるは何とかと言うように友達がなかなか出来ないのはそのせいですよね。
こんな感じで高校生活を送っている私のもう一つの悩みが、[家族]です。
部活を始めてからよく食べるようになった私は、いくら食べても太らないのです。
しかも急に成績が良くなり始めて、試験の結果を聞きつけた両親が東京の新学校への転向を考えているとか。
でもお爺ちゃんが
「子供の幸せは学校の成績だけじゃないんだ。親の愛情も大事なんだぞ、それを与えられないお前たちが恵の気持ちも考えないで勝手なことを言うんじゃない!」
と断ってくれたそうで、有難い。
でもこんな私にも最近友達ができました。
同じクラスのと言うか1クラスしかないのだが、近所に住む橘 絵梨花(タチバナ エリカ)だ。
運動の得意な彼女は、部活帰りが遅くちょうど私と同じ時間に下校する為、一緒に帰ることが多くなり気が合うのもあって友達になったんだ。
スポーツウーマンらしくさっぱりとした性格と持ち前の正義感が、私と響き合うのだ。
先日も中学生をカツアゲしている少年たちを見つけた時、二人で
「弱いものいじめして楽しいのかよ。金は自分で稼げよ。」
と怒鳴ったんだ、すると一人のリーダーらしい男が、凄んで近づいてきたけど私の威圧スキルをぶつけると
「何だお前ら!俺ら・に何か・・話・が・・・くっそー。」
と言いながら仲間を連れて逃げ出したよ。
するとエリカは、
「怖かった!メグミが居なかったら言えなかったよ。」
と言い出すの、それってどう言う意味?
どうも学校では私のこと、
[一年の裏番]
と言うような噂が流れているみたい、時々睨みつけた相手が目を逸らすのがその理由みたい。
私まだまだ未熟で威圧なんかのスキルは魔力がいらない分、勝手に出てしまうようなんだ。
そんな私にエリカは、
「本気で話ができて友達として付き合えるのは裏表のないメグミぐらいだもんね。」
と言うとよく私の家にも遊びに来るようになった、友達ができるのは本当にいものよね。
ーー 夏休み前の課題 ーー
いつものようの放課後同好会の部室に行くと、くれない部長が
「夏季の合宿前に幾つか行う必要のある訓練があるんだ、それを今日から始めたいと思います。土日は基本キャンプになるので、キャンプ道具を買って置いてください必要な品はこれだ。」
と言いながらメモを渡してくれた。
そのメモには本当にキャンプの品が書かれてあった、でも自由になるお金が・・・と思っていると
「お金は心配いらないよ。これは部費だ、向こうの素材をいくらか売ってこちらのお金にしている。心配はいらないからね。」
と言いながらそこそこ厚みのある封筒を渡してくれた。
中を見ると福沢さんがなくさん並んでいた。
「こんなにですか?」
「恵くん、本当に良いものはそこそこの値段がするんだよ、それと買った物には同好会のなまえを書き込んでおいてね、そうすれば君の保護者も心配せずに済むから。」
と言い訳まで教えてくれた。
次の土曜日は、エリカと一緒にバスと電車を乗り継いで必要なものを専門店で購入することにした。
「友達と一緒に長距離を移動するのはなんか楽しいわね、まるで修学旅行みたい。」
とはしゃぐエリカに引きづられて私も笑顔になっていた。
専門店での買い物はメモを店員に渡すとリストに添って次々に商品を用意してくれて30分ほどで買い揃えられた、荷物は学校宛に郵送してくれる。
その後はエリカと一緒にショッピングと買い食いだ、流行りの品々を見たり食べたりしながら楽しくて思わず止まりたくなったほどだが、流石に帰りましたよ。
キャンプの荷物を使い慣れる為に、部活では野宿の想定でテント張りや水汲みに火起こしを練習した、魔法ですればと言う考えもあるけど部長には何か別の目的があるみたい。
夏休みまでには私も一端のソロキャンパーになれた気がします。
しかしそこで思わぬ問題に遭遇してしまった、身体能力が高いままなのだ。
部長の話では
「魔力のない地球では、異世界で高い身体能力を持ったとしても地球に戻れば素に戻ることになる。」
という話だったのに、今日体育の授業で100m走をしたら・・ぶっちぎりの一位だった。
慌ててラストはブレーキをかけたのにタイムは11秒5。
全日本クラスだよ、どうしようスポーツクラブに目をつけられたみたい。
そんな心配を放課後に部長にしたら
「何か問題でも?君の身体能力の素がそれなんだから問題ないだろ。でもスポーツクラブと掛け持ちは遠慮して欲しいかな、こっちの部活動に支障が出るから。」
と答えた。
部長もかなりの身体能力で、本気を出すとオリンピックの選手を置き去りにするそうです。
ちょっとしたスーパーマンです。
そういえば異世界では私は既に人外と言われるS級の冒険者でした。
手加減のようなスキルでも探しますか、でも今更ですよね。
できればスーパーウーマンよりもナイスボディーの綺麗な女性がいいんですけどね。
特に胸が・・・きっと革鎧の胸当てのせいです、職業病ですこれは。
などと自分で悲しくなるような言い訳をしている自分を他人のように観察するもう一人の自分がいます。
これは並行思考スキルの恩恵でしょうね、他にも以上に目や記憶力が良くなって、外国語も直ぐに覚えてしまいました。
これだけなら学生としては凄く有用なんですが、過ぎたるは何とかと言うように友達がなかなか出来ないのはそのせいですよね。
こんな感じで高校生活を送っている私のもう一つの悩みが、[家族]です。
部活を始めてからよく食べるようになった私は、いくら食べても太らないのです。
しかも急に成績が良くなり始めて、試験の結果を聞きつけた両親が東京の新学校への転向を考えているとか。
でもお爺ちゃんが
「子供の幸せは学校の成績だけじゃないんだ。親の愛情も大事なんだぞ、それを与えられないお前たちが恵の気持ちも考えないで勝手なことを言うんじゃない!」
と断ってくれたそうで、有難い。
でもこんな私にも最近友達ができました。
同じクラスのと言うか1クラスしかないのだが、近所に住む橘 絵梨花(タチバナ エリカ)だ。
運動の得意な彼女は、部活帰りが遅くちょうど私と同じ時間に下校する為、一緒に帰ることが多くなり気が合うのもあって友達になったんだ。
スポーツウーマンらしくさっぱりとした性格と持ち前の正義感が、私と響き合うのだ。
先日も中学生をカツアゲしている少年たちを見つけた時、二人で
「弱いものいじめして楽しいのかよ。金は自分で稼げよ。」
と怒鳴ったんだ、すると一人のリーダーらしい男が、凄んで近づいてきたけど私の威圧スキルをぶつけると
「何だお前ら!俺ら・に何か・・話・が・・・くっそー。」
と言いながら仲間を連れて逃げ出したよ。
するとエリカは、
「怖かった!メグミが居なかったら言えなかったよ。」
と言い出すの、それってどう言う意味?
どうも学校では私のこと、
[一年の裏番]
と言うような噂が流れているみたい、時々睨みつけた相手が目を逸らすのがその理由みたい。
私まだまだ未熟で威圧なんかのスキルは魔力がいらない分、勝手に出てしまうようなんだ。
そんな私にエリカは、
「本気で話ができて友達として付き合えるのは裏表のないメグミぐらいだもんね。」
と言うとよく私の家にも遊びに来るようになった、友達ができるのは本当にいものよね。
ーー 夏休み前の課題 ーー
いつものようの放課後同好会の部室に行くと、くれない部長が
「夏季の合宿前に幾つか行う必要のある訓練があるんだ、それを今日から始めたいと思います。土日は基本キャンプになるので、キャンプ道具を買って置いてください必要な品はこれだ。」
と言いながらメモを渡してくれた。
そのメモには本当にキャンプの品が書かれてあった、でも自由になるお金が・・・と思っていると
「お金は心配いらないよ。これは部費だ、向こうの素材をいくらか売ってこちらのお金にしている。心配はいらないからね。」
と言いながらそこそこ厚みのある封筒を渡してくれた。
中を見ると福沢さんがなくさん並んでいた。
「こんなにですか?」
「恵くん、本当に良いものはそこそこの値段がするんだよ、それと買った物には同好会のなまえを書き込んでおいてね、そうすれば君の保護者も心配せずに済むから。」
と言い訳まで教えてくれた。
次の土曜日は、エリカと一緒にバスと電車を乗り継いで必要なものを専門店で購入することにした。
「友達と一緒に長距離を移動するのはなんか楽しいわね、まるで修学旅行みたい。」
とはしゃぐエリカに引きづられて私も笑顔になっていた。
専門店での買い物はメモを店員に渡すとリストに添って次々に商品を用意してくれて30分ほどで買い揃えられた、荷物は学校宛に郵送してくれる。
その後はエリカと一緒にショッピングと買い食いだ、流行りの品々を見たり食べたりしながら楽しくて思わず止まりたくなったほどだが、流石に帰りましたよ。
キャンプの荷物を使い慣れる為に、部活では野宿の想定でテント張りや水汲みに火起こしを練習した、魔法ですればと言う考えもあるけど部長には何か別の目的があるみたい。
夏休みまでには私も一端のソロキャンパーになれた気がします。
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