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邪神教の暗躍
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ーー 世界の滅亡を望む異教徒の存在。
中央大森林のダンジョン攻略がすみ、犯罪ハンターの定着で王国内は非常に治安が良くなった。
しかし隣国などにおいては、治安の悪化や天候の大きな変化に対応できずに、飢えで離散する農家や村人が増えてきた。
こうなると何かに縋りたくなるのが人の心、その隙につけ込むように終末思想の新興宗教が蔓延り始めた。
「この女神の世界は終焉を迎えた、これからは邪神様がこの世を統べる。この世界に生きる全ての民よ、女神教を捨て邪神教に入信せよ、さすれば幸せが保障されよう。」
と言うのが謳い文句の邪神教なる宗教で、これの困ったことは世情不安を煽り信者獲得のために、各地で犯罪を引き起こしていることだった
今のところこの王国にはその信者の入国は確認できていないが、いつ入国してきてもおかしくない状況にある。
ーー 白の休み
他国は別として、今年も我が王国は豊作となった。
十分な備蓄を行い余った穀物を友好国の支援に回す、大森林の魔物を多く狩り非常食を量産する。
干し肉などはとても良いタンパク源なので、どこに支援しても喜ばれるのだ。
雪がちらつき始め、今年も寒い冬が来そうだ。
地下街や移転陣の活用で我が王国では、かなりの量の積雪があっても問題ないが、他所の国ではそうもいかない。
冬籠の準備を領民たちが行っていたそんなある日、小さな情報が伝わってきた。
行商人が冬籠用の商品を売りながら移動していたところ、隣の領主の村で変な団体を見かけた。
そこには荒れ果てた教会があり、そこに何処からか10人ほどの男女が住み着き、よくわからない神を祀っている。
冬籠の品を買い求めてきたが、その数が余りに多かったので商人は商品を再度配達したと言う内容だった。
この話から私は今他国で問題になりつつある、終末思想の新興宗教ではないかと当たりをつけたが、他領のためそれ以上の捜査はできなかった。
そこで、犯罪ハンターに特にその領付近の巡回と情報収集を指示した。
その後は特に問題等なく季節は白の季節へと移り変わった。
ーー 白の季節
今年も雪がかなりの量降り積もった。
自領は、雪の時期に自宅でできる手仕事が多くあり、買い物も地下街に向かえば新鮮な食料品がいつでも買えるとあって、特に困ることもなく雪の季節を過ごしていた。
そんな時に変な噂が聞こえ始めた。
「隣の領主様が近頃具合が悪いそうで、姿を見なくなったそうだ。」
「隣の領民が最近街に買い物に来ない、何かあったのではないか。」
と言うものだった。
私は犯罪ハンターの黒組を現場に派遣して、情報の収集を指示した。
それから3日後。
黒組からの報告が来始めた。
「領主の姿ばかりではなく、領主家族の姿も最近見かけないとの情報あり。」
「廃教会のあった村の村人が全く姿が見られない。」
「廃教会の地下にかなりの数の人が出入りしているようだ。」
「近くの街で流行病が広がっている。」
と言う情報が届き始めたが、私は流行病が気になり病気の症状や状況を詳しく報告するように指示した。
「報告いたします。流行病についてでありますが、突然呼吸不全になり回復する間も無く息を引き取る患者が、既に50人余り直接的な感染の情報はありませんが、夜間に不審なものを見かけたと言う情報もあります。」
「報告します。村人が集団でいなくなった村に情報を得ました。たまたまそこを訪れた商人がおりその商人の話では、村人が皆呼吸困難の病にかかっていた移ることを危惧した商人は、すぐにその村を離れた。と言うことです。」
「病に臥せっていた村人の家を確認しましたが、誰も発見できません。病状から近くの街の流行病と同じと考えられます。しばらく周辺を警戒します。」
と言う情報が入りだした、私は流行病は人為的な病だと考えて廃教会の見張りと夜間の巡回強化その際は、毒対策をするように指示した。
毒対策については、毒を持つ魔物の対策用に私が作ったガスマスクがあり、かなり有用だと考えられている。
ーー 教団の目的
ここは廃教会の地下、男女30人ほどが車座になりお経のような文言を唱えている。
お経のような言葉が終わると一人の男が立ち上がり、
「我が邪神教を信じぬ愚かな村人同様、あの街の人間も苦しみ死に始めた。今こそこのお王国にも邪神様の、慈悲の心を広め世界平和のために贄を捧げるのだ。」
と叫ぶようにいうと、周囲の男女が
「「「邪神様に贄を」」」
と叫び出した。
どうやらこの宗教は、多くの死者を作り邪神の元に送ることで、幸せになれると教えているようだ。
終末思想で信じる者以外は、死に絶えると言うカルト教団によくある教えのようだが、そこに流行病のような毒物を使っていることは、明らかであるのが非常に危険な存在だ。
彼らの特徴に一つの入れ墨がある、左腕の手首に蛇の刺青を入れているのだ。
ーー 拡散する邪神教の信者と不審な病
私は村にある廃教会の捜索を命じた。
しかし最悪な報告が届く。
「報告します。目的の廃教会に向かいましたが既にもぬけの殻でありました。信者らの行くへは依然不明。」
と言うものだった。
私は王国内の犯罪ハンターに緊急指令を出すとともに、王宮に上がると宰相殿に邪神教の報告をしたのだ。
「何その情報に間違いはないか?」
「はい今までの情報を集めて判断すると、九分九厘間違い無いかと」
「分かった、王宮でも警戒を上げて対応しよう。更に各領主宛に緊急連絡を行う。」
と迅速な対応を約束してくれた。
その後各領主から王宮に不審な情報が上がり始める。
「我が領内に不審な男女が、多数集まっておるとの情報で現場を抑えようとした兵が多数死傷した。」
「村単位で領民がいなくなる事件が発生している。」
と言う内容だった。
私は強権を発動する
「我が名で各領主の許可なく立ち入り捜査を命じる。」
と。
するとすぐに有用な情報が集まり始めた。
「左手首に蛇の刺青を入れた団体が市場に現れ、大量に食料を買い込んだ。現在その後をつけている。」
「邪教の信者と思われるもの達が多数根城にしている場所を見つけた。隣国と境界を接する男爵領の領主邸にいる模様。」
この情報を手にした私は、人用の移転陣を使い目的の男爵領へと移転した。
「エストニア伯爵様、あの屋敷におよそ100人の不審な男女が住み込んでおります。
王国な以外から集まりあるようです。
買い物のリストの中に不審な品物が紛れておりました。
それは殺鼠剤で使われる、ヒ素とトリカブトだ。
どうやらヒ素やトリカブトの混合薬を大量に撒き散らす道具を持っているようだ。
私はガスマスクを装備して、抵抗する場合は殺しても良いと指示をして、ハンターの安全を確保指示した。
突入すると、その屋敷の主人は他の家人とともにすでに死亡していた。
激しく抵抗する信者らを制圧するのに30分ほど要し、生きて捕まったものは僅か5人であった。
更に何か書類を隠滅しようとしていた跡があり、残った書類から更なる大虐殺の計画が露見した。
直ちに計画された領地にハンターを派遣するとともに、それまでの経緯を追う今日に速報する。
計画された領地には、破滅的破壊力を持つ魔道具が稼働直前の状態で据えられ、操作する信者が10人ほど抵抗したと報告があったが、無事装置を回収したようだ。
これを持って、私は王国内の戒厳令を発動し左手首の刺青を確認させ始めた。
その結果150人ほどの信者を新たに見つけ、全て捕獲したものだった。
その信者らは次の王国へ向かう途中であったようだ。
国王を通じて、他国にも同じ情報を伝え、同邪神教の取り締まりを依頼した。
中央大森林のダンジョン攻略がすみ、犯罪ハンターの定着で王国内は非常に治安が良くなった。
しかし隣国などにおいては、治安の悪化や天候の大きな変化に対応できずに、飢えで離散する農家や村人が増えてきた。
こうなると何かに縋りたくなるのが人の心、その隙につけ込むように終末思想の新興宗教が蔓延り始めた。
「この女神の世界は終焉を迎えた、これからは邪神様がこの世を統べる。この世界に生きる全ての民よ、女神教を捨て邪神教に入信せよ、さすれば幸せが保障されよう。」
と言うのが謳い文句の邪神教なる宗教で、これの困ったことは世情不安を煽り信者獲得のために、各地で犯罪を引き起こしていることだった
今のところこの王国にはその信者の入国は確認できていないが、いつ入国してきてもおかしくない状況にある。
ーー 白の休み
他国は別として、今年も我が王国は豊作となった。
十分な備蓄を行い余った穀物を友好国の支援に回す、大森林の魔物を多く狩り非常食を量産する。
干し肉などはとても良いタンパク源なので、どこに支援しても喜ばれるのだ。
雪がちらつき始め、今年も寒い冬が来そうだ。
地下街や移転陣の活用で我が王国では、かなりの量の積雪があっても問題ないが、他所の国ではそうもいかない。
冬籠の準備を領民たちが行っていたそんなある日、小さな情報が伝わってきた。
行商人が冬籠用の商品を売りながら移動していたところ、隣の領主の村で変な団体を見かけた。
そこには荒れ果てた教会があり、そこに何処からか10人ほどの男女が住み着き、よくわからない神を祀っている。
冬籠の品を買い求めてきたが、その数が余りに多かったので商人は商品を再度配達したと言う内容だった。
この話から私は今他国で問題になりつつある、終末思想の新興宗教ではないかと当たりをつけたが、他領のためそれ以上の捜査はできなかった。
そこで、犯罪ハンターに特にその領付近の巡回と情報収集を指示した。
その後は特に問題等なく季節は白の季節へと移り変わった。
ーー 白の季節
今年も雪がかなりの量降り積もった。
自領は、雪の時期に自宅でできる手仕事が多くあり、買い物も地下街に向かえば新鮮な食料品がいつでも買えるとあって、特に困ることもなく雪の季節を過ごしていた。
そんな時に変な噂が聞こえ始めた。
「隣の領主様が近頃具合が悪いそうで、姿を見なくなったそうだ。」
「隣の領民が最近街に買い物に来ない、何かあったのではないか。」
と言うものだった。
私は犯罪ハンターの黒組を現場に派遣して、情報の収集を指示した。
それから3日後。
黒組からの報告が来始めた。
「領主の姿ばかりではなく、領主家族の姿も最近見かけないとの情報あり。」
「廃教会のあった村の村人が全く姿が見られない。」
「廃教会の地下にかなりの数の人が出入りしているようだ。」
「近くの街で流行病が広がっている。」
と言う情報が届き始めたが、私は流行病が気になり病気の症状や状況を詳しく報告するように指示した。
「報告いたします。流行病についてでありますが、突然呼吸不全になり回復する間も無く息を引き取る患者が、既に50人余り直接的な感染の情報はありませんが、夜間に不審なものを見かけたと言う情報もあります。」
「報告します。村人が集団でいなくなった村に情報を得ました。たまたまそこを訪れた商人がおりその商人の話では、村人が皆呼吸困難の病にかかっていた移ることを危惧した商人は、すぐにその村を離れた。と言うことです。」
「病に臥せっていた村人の家を確認しましたが、誰も発見できません。病状から近くの街の流行病と同じと考えられます。しばらく周辺を警戒します。」
と言う情報が入りだした、私は流行病は人為的な病だと考えて廃教会の見張りと夜間の巡回強化その際は、毒対策をするように指示した。
毒対策については、毒を持つ魔物の対策用に私が作ったガスマスクがあり、かなり有用だと考えられている。
ーー 教団の目的
ここは廃教会の地下、男女30人ほどが車座になりお経のような文言を唱えている。
お経のような言葉が終わると一人の男が立ち上がり、
「我が邪神教を信じぬ愚かな村人同様、あの街の人間も苦しみ死に始めた。今こそこのお王国にも邪神様の、慈悲の心を広め世界平和のために贄を捧げるのだ。」
と叫ぶようにいうと、周囲の男女が
「「「邪神様に贄を」」」
と叫び出した。
どうやらこの宗教は、多くの死者を作り邪神の元に送ることで、幸せになれると教えているようだ。
終末思想で信じる者以外は、死に絶えると言うカルト教団によくある教えのようだが、そこに流行病のような毒物を使っていることは、明らかであるのが非常に危険な存在だ。
彼らの特徴に一つの入れ墨がある、左腕の手首に蛇の刺青を入れているのだ。
ーー 拡散する邪神教の信者と不審な病
私は村にある廃教会の捜索を命じた。
しかし最悪な報告が届く。
「報告します。目的の廃教会に向かいましたが既にもぬけの殻でありました。信者らの行くへは依然不明。」
と言うものだった。
私は王国内の犯罪ハンターに緊急指令を出すとともに、王宮に上がると宰相殿に邪神教の報告をしたのだ。
「何その情報に間違いはないか?」
「はい今までの情報を集めて判断すると、九分九厘間違い無いかと」
「分かった、王宮でも警戒を上げて対応しよう。更に各領主宛に緊急連絡を行う。」
と迅速な対応を約束してくれた。
その後各領主から王宮に不審な情報が上がり始める。
「我が領内に不審な男女が、多数集まっておるとの情報で現場を抑えようとした兵が多数死傷した。」
「村単位で領民がいなくなる事件が発生している。」
と言う内容だった。
私は強権を発動する
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と。
するとすぐに有用な情報が集まり始めた。
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「邪教の信者と思われるもの達が多数根城にしている場所を見つけた。隣国と境界を接する男爵領の領主邸にいる模様。」
この情報を手にした私は、人用の移転陣を使い目的の男爵領へと移転した。
「エストニア伯爵様、あの屋敷におよそ100人の不審な男女が住み込んでおります。
王国な以外から集まりあるようです。
買い物のリストの中に不審な品物が紛れておりました。
それは殺鼠剤で使われる、ヒ素とトリカブトだ。
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私はガスマスクを装備して、抵抗する場合は殺しても良いと指示をして、ハンターの安全を確保指示した。
突入すると、その屋敷の主人は他の家人とともにすでに死亡していた。
激しく抵抗する信者らを制圧するのに30分ほど要し、生きて捕まったものは僅か5人であった。
更に何か書類を隠滅しようとしていた跡があり、残った書類から更なる大虐殺の計画が露見した。
直ちに計画された領地にハンターを派遣するとともに、それまでの経緯を追う今日に速報する。
計画された領地には、破滅的破壊力を持つ魔道具が稼働直前の状態で据えられ、操作する信者が10人ほど抵抗したと報告があったが、無事装置を回収したようだ。
これを持って、私は王国内の戒厳令を発動し左手首の刺青を確認させ始めた。
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