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学園に入学
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ーー 初めての王都。
馬車に揺られて6日で王都に着いた。
とても疲れました、だってスプリングもない馬車は振動が酷すぎます。
今度足回りを改良しなければ乗れないわ。
と愚痴りながらふらつく足で王都の屋敷に入って行きました。
ここにも家令やメイドなどがいるようで、かなり維持費がかかりますよね。
家はお金持ちなんでしょうか?
荷解きが終わると、侍女のハンナを伴って商会に買い物にむかいました。
街並みは石畳で、上下水道が完備されているのか屋敷の近くは臭くありません。
商会の規模も数もさすがとう言うほどですが、品物はと言うと服はオーダーメイドの一点もの。
下着はやはりズロースでした、異世界は文化が遅れてるわ。
私なら自分用は創造魔法で作れるからいいけど。
「今度は美味しいスイーツを探しましょう。」
とハンナに声をかけて、レストランや喫茶店らしいお店を見て周り、一軒の高級機茶店に入った。
「ここで一番人気のお菓子をいただけますか?」
と注文して出てきた、甘いだけのお菓子を紅茶で流し込むとガッカリしながら帰った。
屋敷に帰った私は、厨房で幾つかのスイーツを作り上げた。
砂糖にバニラ、シナモンと必要な材料を創造できる私にとって、自分で楽しむ分のスイーツ作りは問題ないしとても美味しい。
私は前世で子供にお菓子を作ってあげるのが大好きだったの、「美味しい」と言われるだけで苦労した甲斐があったわ。
数着のドレスを注文して私とお母様は、自領に帰ることになった。
「あら?馬車の乗り心地が急に良くなったわね。」
「気づいてくれました、私が改良したんですのよ、お母様。」
「あらそうなのね。とてもいいわ、ありがとう。」
とお礼を言われ、とても気持ちがよかった。
王都1週間の滞在だったけどこの世界の文化程度がわかって、よかったと思うわ。
帰りは6日の行程が4日まで縮まった、馬にもいい影響が出たようだ。
ーー 私のためにも流行を発信よ
王都への移動でお母様にいくつかの秘密がバレてしまったわ。
「ベティー、このお菓子は何処で買い求めたの?・・貴方が作ったの。」
「ベティー、あなたの下着は何処で求めたの?・・これも貴方が作ったの。」
「ベティー、この馬車の乗り心地の改良はどうやってしたの?・・魔法で貴方が取り替えたの。」
次第にため息をつくお母様、
「ベティー、学園に行く前にこれらのレシピを私に渡しておいてね。」
と注文をされた、でも自分のためになるからどんどん作っていくわよ。
先ずは、下着から布地については今のところ私が創造するものしか存在しないので、量産することは難しいわ。
限定希少品として取り扱いましょう。
大きさを子供用と大人用、デザインも可愛いのから色っぽいものまで作って、代わりとなる生地を見つけるまでに型紙を完成しておく必要があるわね。
縫製する場合は、レースを付けて目立たないようにしなくてわ。
次は食べ物ね、実話この世界のパンは黒パンと言われるものが主流で、白くふあふあの柔らかいパンは偶然の品物以外存在していない。
私はイースト菌を大量に創造すると、小麦を精製する道具の創造から始める。
領内にいい感じの川が流れていて、そこから水路を使って水車を回し粉を挽くのだ。
これで我がホワイト伯爵家に白パンの素材が揃う。
次にパンを焼く窯を作る、ピザを焼くのにも使う予定なのでいくつか作っていく。
真白い小麦を販売することも考えて、専属の商会を立ち上げる。
丁度出入り商人に人柄がよく勉強熱心な若者がいたのを、お母様が私の専属に指名してくれた。
「ご挨拶させていただきます、私セロンと申します。親は王都で商会を営んでおりますが、自分の力で店を出したく身一つで飛び出し、各国を巡ってきました。必ずやお力になれると思います。」
とセロンと名乗った若者が言った。
私は真っ白い小麦と、白パンを見せて
「この小麦とパンを与えます、どのように商売するか答えてください。」
と問うと、初めは驚きの顔で小麦と柔らかおパンを手に取っていたが、
「これほどの小麦は何処であろうとすぐに売れるでしょう。これは粉にする方法が違うのですか?それとも小麦自体が違うのですか?それとこのパンはとても柔らかく白いパンです。貴族や豪商が買い求めるものとしては、ぴったりだと思います。パーティーなどで披露するとすぐに注文がきそうですね。」
と答えたので。
「小麦は粉にする方法が特別です、今のうちにたくさんの小麦を買い付けて粉に挽けば当座の資金に困ることはないでしょう。」
と答えたた。
さらに私は、創造魔法で作り出した伸縮性のある生地を取り出し、
「これと同じような糸を探してきなさい、伸縮性は編み方にコツがあるので肌触りの方ですよ。」
と言いながらショーツを何種類か見せながら、
「貴族令嬢や高貴な女性に売りつける予定です。」
と教えた。
さらに伯爵家の馬車を見せながら、
「乗り心地を確かめなさい。」
と指示して、その乗り心地に感心したセロンに
「これも私が考えたものです、職人を育てて販売を考えてください。一部の部品は私しか作ることができませんので、暫くは独占できるでしょう。」
と教えた。
「確かに素晴らしい商品ばかり、必ずや期待に応えられると思います。」
と答えるセロンに伯爵領内に1号店になる、商会を与えた。
彼は私が王都の学園に入学する前に、確かな販売網と売上を見せてくれた。
今後スイーツのレシピや便利グッズの設計図で、商会を大きくするつもりよ。
ーー ホワイト伯爵夫人 side
私の可愛い娘は、とても利発で新しいものを作る特別な力を持っているわ。
あの歳でかなり魔法が使えるようだし、剣術の腕もかなりのものと聞いている。
男でないのが勿体無いとこの前まで思っていたが、あの下着やお菓子を見るに女性だからこそ十分に力を見せられると、私は思うわ。これから先あの子のために派閥を作っておかなければ。
でもこの季節は嫌だわ、埃っぽくてすぐに髪を洗いたくなるの、でもあまり洗うと潤いがなくなるし・・そう言えばあの子の髪いつもツヤツヤよね。何か特別な事をしているの?
聞いてみなくちゃ。
ーー 侍女ハンナ side
私はベティーお嬢様の専属侍女をしている。
お嬢様はとても活発で利発な方です、お嬢様がお作りになるこの下着と髪を洗う石鹸は特に素晴らしいものです。
お嬢様専属のセロン商会にも早く販売できるように、頑張ってもらわなければ。
そう言えばお嬢様が、洗濯や洗い物をするメイドのために不思議なものを、井戸に置かれたそうだ。
手押しポンプというそれは、女性の細腕でも簡単に水を汲み出すことができるようで、ちょっとした評判になっている。
でもどうやってあのようなものを作ることができるのでしょうか?
そうぼやきながらハンナは、ベティーから頂いたクッキーを頬張る。
ーー セロン商会 side
私はセロン、この伯爵領でベティーお嬢様の専用商会として、お店を出していただいた。
初めは8歳ほどの子供の専用という言葉に、考えないこともあったが、話をするとすぐに自分の認識の甘さを実感させられた。
あのお嬢様は天才である、作り出すもの全てが特別で販路さえあれば、売り出すのになんの心配もいらない逆に売れすぎて困るだろう。
今はその素材や入手方法が不明なものば彼であるが、使われて入り技術は本物であり今後色々な物に応用が利くのは分かりきっている。
金の卵を産む鳥を増やせる方だと思う。
王都にもついて行って、親父に一泡吹かせることも十分できる。
セロンは将来のセロン商会の姿を具体的に想像できていた。
ーー 学園編
ーー 王都に向かう。
私はペットのプリチャンを抱いて、両親と共に学園入学のため王都に向かっている。
「本当にこの馬車は乗り心地が良いな。」
とお父様が呟くと執事のセバスが、
「旦那様、行程も2日ほど早く着くようでございます。」
と説明する、さらに唸るお父様。
お母様は先ほどから髪を気にしていたが
「ベティー、このシャンプーという髪専用の石鹸は大変いいわね。さらにリンスと言ったかしら髪にツヤと潤いを与えるもの、素晴らしいと言えます。これを王都でも売り出すのですか?」
という質問に私は
「はい、お母様。既にかなりの量を生産しております、何時でも販売できますので後はお母様のご準備と宣伝次第です。」
と答える。
私は小麦粉の売上金から王都でのセロン商会の出店のための出資をしていたのだ。
今はまだ小さい商会ではあるが、数年である程度の商会に育てる自信があるのだ。
私は前世で小物を取り扱う店で働いていたことがあり、商品のラインナップには困らないのだ。
ーー 学園入学
8歳になった私は、王都の貴族様の学園に入学した。
ここでは8~13歳までの間、教養と社交を勉強するのだ。
領主候補は領主としての勉強を他にも騎士になるものは、その訓練と鍛錬を。
文官となるものはそれ専用の知識を身につけるのと、就職先を見つけるのが学園の目的である。
ベティーは、伯爵家の跡取りとして領主候補の勉強と騎士科を専攻することになった。
騎士科には剣術と魔法を扱う授業があり、ベティーとしてはこの世界の基準が知りたいとの思いもある。
既に基礎体力的なものは、隊長クラスを大きく上回り始めたので誤魔化す必要があるのだ。
手続きを行い今季新入生は、40人。2クラスが設けられ領主候補のベティーはAクラスになった。
Aクラスに入ると既に10人余りが席についていたその中に、公爵令嬢キャロライン上の姿があった。
「キャロライン様お久しぶりです、今後ともよろしくお願いしますね。」
と挨拶すると同じく笑顔で挨拶を返してくれたキャロライン嬢。
すると直ぐに担任と思われる女性教師が教室に現れて
「みなさん席についてください。私がこのクラスを受け持つ、アンゲリカです。これから一年分の行事計画を配ります、それをみながら自分の受講する教科を記入して提出してください。」
と言いながらプリントを配った。
この学園では飛び級も可能です、十分に基礎や教養があると認められると1~2年飛び級します。
最速の卒業は2年の10歳ということになります。
ただし特別な理由がない限り、卒業の権利を持った状態で在学するのが普通です。
新入生の授業は基本基礎的なものがほとんどです。
私は家庭教師から習ったのと、計算と読み書きは狡っぽいところがありますが、問題なく飛び級ラインです。
後は領主候補の授業と騎士科の訓練だけです。
自分の教室としては、入学時の教室がそれになります。
馬車に揺られて6日で王都に着いた。
とても疲れました、だってスプリングもない馬車は振動が酷すぎます。
今度足回りを改良しなければ乗れないわ。
と愚痴りながらふらつく足で王都の屋敷に入って行きました。
ここにも家令やメイドなどがいるようで、かなり維持費がかかりますよね。
家はお金持ちなんでしょうか?
荷解きが終わると、侍女のハンナを伴って商会に買い物にむかいました。
街並みは石畳で、上下水道が完備されているのか屋敷の近くは臭くありません。
商会の規模も数もさすがとう言うほどですが、品物はと言うと服はオーダーメイドの一点もの。
下着はやはりズロースでした、異世界は文化が遅れてるわ。
私なら自分用は創造魔法で作れるからいいけど。
「今度は美味しいスイーツを探しましょう。」
とハンナに声をかけて、レストランや喫茶店らしいお店を見て周り、一軒の高級機茶店に入った。
「ここで一番人気のお菓子をいただけますか?」
と注文して出てきた、甘いだけのお菓子を紅茶で流し込むとガッカリしながら帰った。
屋敷に帰った私は、厨房で幾つかのスイーツを作り上げた。
砂糖にバニラ、シナモンと必要な材料を創造できる私にとって、自分で楽しむ分のスイーツ作りは問題ないしとても美味しい。
私は前世で子供にお菓子を作ってあげるのが大好きだったの、「美味しい」と言われるだけで苦労した甲斐があったわ。
数着のドレスを注文して私とお母様は、自領に帰ることになった。
「あら?馬車の乗り心地が急に良くなったわね。」
「気づいてくれました、私が改良したんですのよ、お母様。」
「あらそうなのね。とてもいいわ、ありがとう。」
とお礼を言われ、とても気持ちがよかった。
王都1週間の滞在だったけどこの世界の文化程度がわかって、よかったと思うわ。
帰りは6日の行程が4日まで縮まった、馬にもいい影響が出たようだ。
ーー 私のためにも流行を発信よ
王都への移動でお母様にいくつかの秘密がバレてしまったわ。
「ベティー、このお菓子は何処で買い求めたの?・・貴方が作ったの。」
「ベティー、あなたの下着は何処で求めたの?・・これも貴方が作ったの。」
「ベティー、この馬車の乗り心地の改良はどうやってしたの?・・魔法で貴方が取り替えたの。」
次第にため息をつくお母様、
「ベティー、学園に行く前にこれらのレシピを私に渡しておいてね。」
と注文をされた、でも自分のためになるからどんどん作っていくわよ。
先ずは、下着から布地については今のところ私が創造するものしか存在しないので、量産することは難しいわ。
限定希少品として取り扱いましょう。
大きさを子供用と大人用、デザインも可愛いのから色っぽいものまで作って、代わりとなる生地を見つけるまでに型紙を完成しておく必要があるわね。
縫製する場合は、レースを付けて目立たないようにしなくてわ。
次は食べ物ね、実話この世界のパンは黒パンと言われるものが主流で、白くふあふあの柔らかいパンは偶然の品物以外存在していない。
私はイースト菌を大量に創造すると、小麦を精製する道具の創造から始める。
領内にいい感じの川が流れていて、そこから水路を使って水車を回し粉を挽くのだ。
これで我がホワイト伯爵家に白パンの素材が揃う。
次にパンを焼く窯を作る、ピザを焼くのにも使う予定なのでいくつか作っていく。
真白い小麦を販売することも考えて、専属の商会を立ち上げる。
丁度出入り商人に人柄がよく勉強熱心な若者がいたのを、お母様が私の専属に指名してくれた。
「ご挨拶させていただきます、私セロンと申します。親は王都で商会を営んでおりますが、自分の力で店を出したく身一つで飛び出し、各国を巡ってきました。必ずやお力になれると思います。」
とセロンと名乗った若者が言った。
私は真っ白い小麦と、白パンを見せて
「この小麦とパンを与えます、どのように商売するか答えてください。」
と問うと、初めは驚きの顔で小麦と柔らかおパンを手に取っていたが、
「これほどの小麦は何処であろうとすぐに売れるでしょう。これは粉にする方法が違うのですか?それとも小麦自体が違うのですか?それとこのパンはとても柔らかく白いパンです。貴族や豪商が買い求めるものとしては、ぴったりだと思います。パーティーなどで披露するとすぐに注文がきそうですね。」
と答えたので。
「小麦は粉にする方法が特別です、今のうちにたくさんの小麦を買い付けて粉に挽けば当座の資金に困ることはないでしょう。」
と答えたた。
さらに私は、創造魔法で作り出した伸縮性のある生地を取り出し、
「これと同じような糸を探してきなさい、伸縮性は編み方にコツがあるので肌触りの方ですよ。」
と言いながらショーツを何種類か見せながら、
「貴族令嬢や高貴な女性に売りつける予定です。」
と教えた。
さらに伯爵家の馬車を見せながら、
「乗り心地を確かめなさい。」
と指示して、その乗り心地に感心したセロンに
「これも私が考えたものです、職人を育てて販売を考えてください。一部の部品は私しか作ることができませんので、暫くは独占できるでしょう。」
と教えた。
「確かに素晴らしい商品ばかり、必ずや期待に応えられると思います。」
と答えるセロンに伯爵領内に1号店になる、商会を与えた。
彼は私が王都の学園に入学する前に、確かな販売網と売上を見せてくれた。
今後スイーツのレシピや便利グッズの設計図で、商会を大きくするつもりよ。
ーー ホワイト伯爵夫人 side
私の可愛い娘は、とても利発で新しいものを作る特別な力を持っているわ。
あの歳でかなり魔法が使えるようだし、剣術の腕もかなりのものと聞いている。
男でないのが勿体無いとこの前まで思っていたが、あの下着やお菓子を見るに女性だからこそ十分に力を見せられると、私は思うわ。これから先あの子のために派閥を作っておかなければ。
でもこの季節は嫌だわ、埃っぽくてすぐに髪を洗いたくなるの、でもあまり洗うと潤いがなくなるし・・そう言えばあの子の髪いつもツヤツヤよね。何か特別な事をしているの?
聞いてみなくちゃ。
ーー 侍女ハンナ side
私はベティーお嬢様の専属侍女をしている。
お嬢様はとても活発で利発な方です、お嬢様がお作りになるこの下着と髪を洗う石鹸は特に素晴らしいものです。
お嬢様専属のセロン商会にも早く販売できるように、頑張ってもらわなければ。
そう言えばお嬢様が、洗濯や洗い物をするメイドのために不思議なものを、井戸に置かれたそうだ。
手押しポンプというそれは、女性の細腕でも簡単に水を汲み出すことができるようで、ちょっとした評判になっている。
でもどうやってあのようなものを作ることができるのでしょうか?
そうぼやきながらハンナは、ベティーから頂いたクッキーを頬張る。
ーー セロン商会 side
私はセロン、この伯爵領でベティーお嬢様の専用商会として、お店を出していただいた。
初めは8歳ほどの子供の専用という言葉に、考えないこともあったが、話をするとすぐに自分の認識の甘さを実感させられた。
あのお嬢様は天才である、作り出すもの全てが特別で販路さえあれば、売り出すのになんの心配もいらない逆に売れすぎて困るだろう。
今はその素材や入手方法が不明なものば彼であるが、使われて入り技術は本物であり今後色々な物に応用が利くのは分かりきっている。
金の卵を産む鳥を増やせる方だと思う。
王都にもついて行って、親父に一泡吹かせることも十分できる。
セロンは将来のセロン商会の姿を具体的に想像できていた。
ーー 学園編
ーー 王都に向かう。
私はペットのプリチャンを抱いて、両親と共に学園入学のため王都に向かっている。
「本当にこの馬車は乗り心地が良いな。」
とお父様が呟くと執事のセバスが、
「旦那様、行程も2日ほど早く着くようでございます。」
と説明する、さらに唸るお父様。
お母様は先ほどから髪を気にしていたが
「ベティー、このシャンプーという髪専用の石鹸は大変いいわね。さらにリンスと言ったかしら髪にツヤと潤いを与えるもの、素晴らしいと言えます。これを王都でも売り出すのですか?」
という質問に私は
「はい、お母様。既にかなりの量を生産しております、何時でも販売できますので後はお母様のご準備と宣伝次第です。」
と答える。
私は小麦粉の売上金から王都でのセロン商会の出店のための出資をしていたのだ。
今はまだ小さい商会ではあるが、数年である程度の商会に育てる自信があるのだ。
私は前世で小物を取り扱う店で働いていたことがあり、商品のラインナップには困らないのだ。
ーー 学園入学
8歳になった私は、王都の貴族様の学園に入学した。
ここでは8~13歳までの間、教養と社交を勉強するのだ。
領主候補は領主としての勉強を他にも騎士になるものは、その訓練と鍛錬を。
文官となるものはそれ専用の知識を身につけるのと、就職先を見つけるのが学園の目的である。
ベティーは、伯爵家の跡取りとして領主候補の勉強と騎士科を専攻することになった。
騎士科には剣術と魔法を扱う授業があり、ベティーとしてはこの世界の基準が知りたいとの思いもある。
既に基礎体力的なものは、隊長クラスを大きく上回り始めたので誤魔化す必要があるのだ。
手続きを行い今季新入生は、40人。2クラスが設けられ領主候補のベティーはAクラスになった。
Aクラスに入ると既に10人余りが席についていたその中に、公爵令嬢キャロライン上の姿があった。
「キャロライン様お久しぶりです、今後ともよろしくお願いしますね。」
と挨拶すると同じく笑顔で挨拶を返してくれたキャロライン嬢。
すると直ぐに担任と思われる女性教師が教室に現れて
「みなさん席についてください。私がこのクラスを受け持つ、アンゲリカです。これから一年分の行事計画を配ります、それをみながら自分の受講する教科を記入して提出してください。」
と言いながらプリントを配った。
この学園では飛び級も可能です、十分に基礎や教養があると認められると1~2年飛び級します。
最速の卒業は2年の10歳ということになります。
ただし特別な理由がない限り、卒業の権利を持った状態で在学するのが普通です。
新入生の授業は基本基礎的なものがほとんどです。
私は家庭教師から習ったのと、計算と読み書きは狡っぽいところがありますが、問題なく飛び級ラインです。
後は領主候補の授業と騎士科の訓練だけです。
自分の教室としては、入学時の教室がそれになります。
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