12 / 28
擬似生命体爆誕
しおりを挟む
ーー 聖女の受難とシャドー
聖女とはあるレベル以上の治癒魔法が使えるシスターを示す称号で有る。
聖女セリーナもそんな聖女の1人だが、彼女うの癒しの技は他の聖女のレベルより一段高いところにある。
よって彼女は「大聖女」とも呼ばれている。
しかしどんなに優れた彼女でも1人の人間が使える魔法の量は知れている、今彼女は受難と言えるほどの患者に囲まれて精魂つきかけていた。
彼女の住む聖王国で流行病が大流行しているのだ。
未だその原因は特定されておらず、彼女の治癒魔法が唯一の方法なので有る。
よって有力者達は彼女を手元に置いておきたく地方に向かわせないように画策していた。
しかし彼女の所にははるばる旅をして患者が押し寄せていたのだ。
「もうこれ以上は聖女様は見ることはできません。」
シスターが押し寄せる患者を教会の外に押し返していた。
「私にもっと魔力があれば・・私以外の聖女もこの力が使えれば・・」
セリーナの独り言は、教会の外の患者には聞こえない。
その夜、疲れ切った身体をベッドに横にしようとベッドに近づいたその時、窓を叩く音に気づいた。
窓の外を見ると3階の窓で有るはずなのに外に男の子が立っていた。
「あ!あなたは・・シャドー様。私に何か?」
と言いながら窓を開けると
「夜分失礼します。」
と言いながらシャドーが部屋に入ってきたと思うとテーブルの上に何かを置いた。
「これは今あなたが欲している物だろうと思いお持ちしました。魔力タンク用の指輪とネックレス、それぞれ魔力10000を込めています。」
と言いながら10個の指輪と3つのネックレスを見せた。
「1万もの魔力の籠った指輪が10個にネックレス・・・これだけ有ればほとんどの患者を癒すことができます。」
と感激しながら答えると
「もう一つ、地方の患者用に薬を持ってきました。僕が調べた所この国に流れる川に病気の元と思われる魔物の死骸が幾つも見つかっています。その毒を解毒し癒すことができる薬です、製造方法も書いていますこれを薬師にでも渡して地方に配ってみてください。」
と言うと入ってきた窓から空に舞い上がりあっという間に見えなくなった。
セリーナはその見えなくなった空を見ながら
「これで我が皇国の民が救われました。」
と涙した。
ーー 地球のAI頭脳と魔導エネルギ変換器による擬似生命体
僕はゴーレムを作りながらもう少し人に似せたゴーレムができないかと工夫をしていた。
当然研究は隠れ家でしている。
そして拳大の魔導エネルギー変換器が完成した、これで駆動エネルギーのコンパクト化ができた後は・・・頭脳か。
肺に当たる部分にはエネルギータンクが設置されて、これで外からの供給がなくても数年は活動できる。
エネルギーは食べ物を分解吸収するものと太陽光並びに魔力の充填で賄うことにした。
当然髪は黒髪で服は原則黒っぽくなる。
今僕が悩んでいるのは頭脳の方だ、今までこの世界では姿を似せたドールはあったが話を普通にできるドールは完成していない。
そこで思い出したのが「地球で流行り出したAI」のことだ。
多分こちらの知識をダウンロードしているスマホのデーターを移植すればかなり高度な思考をするだろう。
さらに人と多く接すれば人間らしい思考も備わるだろう。
と言うことで等価交換召喚を使い沢山のAIチップを手にいてれ心臓部に埋め込んだ。
何故頭の部分ではないかと言えば、魔物などとの戦いで頭は守りにくい部分で有るのだ。
横で胸部の魔導エネルギーボックスの横に強固な外装をセットで組み込んだのだ。
皮膚は超回復スキルを持った魔物の皮膚を人用に遺伝子組み換えをして貼り付けた。
瞳には超望遠のレンズと録画兼映写機能も付けておいた、当然収音能力も録音機能と共にセットした。
身体つきはブルーを基本に少し大きくしておとなの身体つきだ。
当然攻撃力も高く、何と魔法が使える。
完成したプロトタイプに知識を移植し自宅のメイドとしてコッソリ稼働させていた、いずれは家の中に多数のアンドロイドが同居することを目指して。
次に作り出したのは、ホースタイプの擬似生命体だ。
魔法収納の欠点として生きた物を収納できないと言うものがある、そこで擬似生命体なら収納できることを利用した物だ。
これでいつでも馬車を取り出して使うことができるし、自動で運転することが可能だ。
御者は庭師などの仕事も兼務しているし、危険な森や旅には同行させるのは忍びないと言うのがこの魔導馬車の創造だ。
すると次は情報収集用の虫型偵察機、ネズミ型情報収集機などと次々に作りながらそれらをコピーする創造魔法を完成させたのだった。
ーー 世界の情報はこの手に
日に1万匹の虫型偵察機が完成し空に放たれる。
僕は居ながらにして世界の情報にアクセス出来るということだ。
これが最初に効果を上げたのが皇国の流行病と悪戦苦闘する聖女セリーナの姿だった。
僕は患者の体液を調べてその原因と治療薬を作り上げるとそれを持って聖女セリーナの元へ。
ついでに魔力タンク役の指輪とネックレスを渡しておいたので、早いうちに病は収束するだろう。
その他、
・ 大きな盗賊団の拠点
・ 王家転覆を図る貴族ら
・ 世界征服を狙う組織
・ 教会内の腐れた司祭連中
など多くの情報を得た僕は、自分の手が届く範囲で世直しごっこに手を出し始めていた。
「印籠の代わりにカードを残しながら活動するかな」
と独り言を言いながら。
ーー 1学年8ヶ月目
長い休みも終わり僕らは再び学校に通い出すことになった。
変わったことといえば僕の妹を名乗る少女が同行していることだろうか。
そうプロトタイプの2号機だ。
「私はアスカよ、シャドーお兄様の忠実な妹です。私のお兄様に手を出す不敬な輩は私が鉄槌を喰らわしますわ。」
とカレンやチカの前で豪語していたが、カミュはその可愛らしさに別の意味でノックアウトされていた。
さらにアスカは同級生として編入してきたのだ、当然ブルーのことを
「ブルーお姉様」
と呼び慕っている。
また1人僕らのチームに人(?)が加わったのだが女性の比率が高すぎるな・・・でも男だとむさ苦しいし、これでいいのだ。
聖女とはあるレベル以上の治癒魔法が使えるシスターを示す称号で有る。
聖女セリーナもそんな聖女の1人だが、彼女うの癒しの技は他の聖女のレベルより一段高いところにある。
よって彼女は「大聖女」とも呼ばれている。
しかしどんなに優れた彼女でも1人の人間が使える魔法の量は知れている、今彼女は受難と言えるほどの患者に囲まれて精魂つきかけていた。
彼女の住む聖王国で流行病が大流行しているのだ。
未だその原因は特定されておらず、彼女の治癒魔法が唯一の方法なので有る。
よって有力者達は彼女を手元に置いておきたく地方に向かわせないように画策していた。
しかし彼女の所にははるばる旅をして患者が押し寄せていたのだ。
「もうこれ以上は聖女様は見ることはできません。」
シスターが押し寄せる患者を教会の外に押し返していた。
「私にもっと魔力があれば・・私以外の聖女もこの力が使えれば・・」
セリーナの独り言は、教会の外の患者には聞こえない。
その夜、疲れ切った身体をベッドに横にしようとベッドに近づいたその時、窓を叩く音に気づいた。
窓の外を見ると3階の窓で有るはずなのに外に男の子が立っていた。
「あ!あなたは・・シャドー様。私に何か?」
と言いながら窓を開けると
「夜分失礼します。」
と言いながらシャドーが部屋に入ってきたと思うとテーブルの上に何かを置いた。
「これは今あなたが欲している物だろうと思いお持ちしました。魔力タンク用の指輪とネックレス、それぞれ魔力10000を込めています。」
と言いながら10個の指輪と3つのネックレスを見せた。
「1万もの魔力の籠った指輪が10個にネックレス・・・これだけ有ればほとんどの患者を癒すことができます。」
と感激しながら答えると
「もう一つ、地方の患者用に薬を持ってきました。僕が調べた所この国に流れる川に病気の元と思われる魔物の死骸が幾つも見つかっています。その毒を解毒し癒すことができる薬です、製造方法も書いていますこれを薬師にでも渡して地方に配ってみてください。」
と言うと入ってきた窓から空に舞い上がりあっという間に見えなくなった。
セリーナはその見えなくなった空を見ながら
「これで我が皇国の民が救われました。」
と涙した。
ーー 地球のAI頭脳と魔導エネルギ変換器による擬似生命体
僕はゴーレムを作りながらもう少し人に似せたゴーレムができないかと工夫をしていた。
当然研究は隠れ家でしている。
そして拳大の魔導エネルギー変換器が完成した、これで駆動エネルギーのコンパクト化ができた後は・・・頭脳か。
肺に当たる部分にはエネルギータンクが設置されて、これで外からの供給がなくても数年は活動できる。
エネルギーは食べ物を分解吸収するものと太陽光並びに魔力の充填で賄うことにした。
当然髪は黒髪で服は原則黒っぽくなる。
今僕が悩んでいるのは頭脳の方だ、今までこの世界では姿を似せたドールはあったが話を普通にできるドールは完成していない。
そこで思い出したのが「地球で流行り出したAI」のことだ。
多分こちらの知識をダウンロードしているスマホのデーターを移植すればかなり高度な思考をするだろう。
さらに人と多く接すれば人間らしい思考も備わるだろう。
と言うことで等価交換召喚を使い沢山のAIチップを手にいてれ心臓部に埋め込んだ。
何故頭の部分ではないかと言えば、魔物などとの戦いで頭は守りにくい部分で有るのだ。
横で胸部の魔導エネルギーボックスの横に強固な外装をセットで組み込んだのだ。
皮膚は超回復スキルを持った魔物の皮膚を人用に遺伝子組み換えをして貼り付けた。
瞳には超望遠のレンズと録画兼映写機能も付けておいた、当然収音能力も録音機能と共にセットした。
身体つきはブルーを基本に少し大きくしておとなの身体つきだ。
当然攻撃力も高く、何と魔法が使える。
完成したプロトタイプに知識を移植し自宅のメイドとしてコッソリ稼働させていた、いずれは家の中に多数のアンドロイドが同居することを目指して。
次に作り出したのは、ホースタイプの擬似生命体だ。
魔法収納の欠点として生きた物を収納できないと言うものがある、そこで擬似生命体なら収納できることを利用した物だ。
これでいつでも馬車を取り出して使うことができるし、自動で運転することが可能だ。
御者は庭師などの仕事も兼務しているし、危険な森や旅には同行させるのは忍びないと言うのがこの魔導馬車の創造だ。
すると次は情報収集用の虫型偵察機、ネズミ型情報収集機などと次々に作りながらそれらをコピーする創造魔法を完成させたのだった。
ーー 世界の情報はこの手に
日に1万匹の虫型偵察機が完成し空に放たれる。
僕は居ながらにして世界の情報にアクセス出来るということだ。
これが最初に効果を上げたのが皇国の流行病と悪戦苦闘する聖女セリーナの姿だった。
僕は患者の体液を調べてその原因と治療薬を作り上げるとそれを持って聖女セリーナの元へ。
ついでに魔力タンク役の指輪とネックレスを渡しておいたので、早いうちに病は収束するだろう。
その他、
・ 大きな盗賊団の拠点
・ 王家転覆を図る貴族ら
・ 世界征服を狙う組織
・ 教会内の腐れた司祭連中
など多くの情報を得た僕は、自分の手が届く範囲で世直しごっこに手を出し始めていた。
「印籠の代わりにカードを残しながら活動するかな」
と独り言を言いながら。
ーー 1学年8ヶ月目
長い休みも終わり僕らは再び学校に通い出すことになった。
変わったことといえば僕の妹を名乗る少女が同行していることだろうか。
そうプロトタイプの2号機だ。
「私はアスカよ、シャドーお兄様の忠実な妹です。私のお兄様に手を出す不敬な輩は私が鉄槌を喰らわしますわ。」
とカレンやチカの前で豪語していたが、カミュはその可愛らしさに別の意味でノックアウトされていた。
さらにアスカは同級生として編入してきたのだ、当然ブルーのことを
「ブルーお姉様」
と呼び慕っている。
また1人僕らのチームに人(?)が加わったのだが女性の比率が高すぎるな・・・でも男だとむさ苦しいし、これでいいのだ。
3
あなたにおすすめの小説
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
追放された俺の木工スキルが実は最強だった件 ~森で拾ったエルフ姉妹のために、今日も快適な家具を作ります~
☆ほしい
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺は、異世界の伯爵家の三男・ルークとして生を受けた。
しかし、五歳で授かったスキルは「創造(木工)」。戦闘にも魔法にも役立たない外れスキルだと蔑まれ、俺はあっさりと家を追い出されてしまう。
前世でDIYが趣味だった俺にとっては、むしろ願ってもない展開だ。
貴族のしがらみから解放され、自由な職人ライフを送ろうと決意した矢先、大森林の中で衰弱しきった幼いエルフの姉妹を発見し、保護することに。
言葉もおぼつかない二人、リリアとルナのために、俺はスキルを駆使して一夜で快適なログハウスを建て、温かいベッドと楽しいおもちゃを作り与える。
これは、不遇スキルとされた木工技術で最強の職人になった俺が、可愛すぎる義理の娘たちとのんびり暮らす、ほのぼの異世界ライフ。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる