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本編
はじめてのお留守番
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「なにか、おてちゅだい、しゅる」
「それなら今日はパパとギルは演習があってね。お留守番出来るかな?」
「ひちょり?」
「違う違う。そんな危ない事はさせません。ファル君は今日はお家をみんなと一緒に守ってて欲しいんだ。出来るかな?」
「だいじょぶ。できりゅよぉ、まかしぇて」
初めてのお留守番だ。
今日は騎士団総出で演習があるらしく、自分が一緒に行くと大変な事になるからとルイに言われていた様だ。
ルイ曰く、獣達とパパが張り切りすぎて連携が取れなくなるとの事らしい。
獣達はともかくパパは団長なので指揮なども取らなければいけないのだが、良い所を見せようとするに決まっていると何度も注意をされていたとギル兄様が笑いながら教えてくれた。
「今日は私共とご一緒して下さいませ」
セイバースさんの後ろで従僕さん達が笑顔で頷いてくれている。
「よろちくなのぉ」
ぺこりと頭を下げて、最後に手も振っておく。
「夕方には帰ってくるからね。ルシーはちゃんとお昼寝もするんだよ?」
騎士団で獣達と遊んでいると、偶にだがお昼寝の時間を忘れてしまう事がある。
そうなると途中で寝落ちしてしまい、獣に運ばれて団長室に帰ってくる事があるから心配なのだろう。
1番驚かれたのがペンギンに蔓の様な草でぐるぐるに固定されて背負われて帰って来た時だ。
起きたらパパとギル兄様に心配され、ルイには叱られてしまった。
あの日の遊び相手には大型獣や四足歩行組がいなかったのだが、ペンギンが1人で団長室に来てノックまでかましたらしい。
なにそれ。
すごい見たかった。
「ちゃんと、おひりゅね、しゅる。ちんぱい、ないよぉ」
今日は熊も虎もいないが、セイバースさんが居るので問題ないだろう。
きっと時間になったらベットへ運ばれると思う。
朝ごはんを食べ終え、パパとギル兄様を見送る。
「いってらっちゃい。がんばっちぇ、きてねぇ」
セイバースさんに抱っこされながら2人に手を振るとパパもギル兄様もちょっと不満顔だった。
「行ってくるね、ルシー。終わったらすぐに帰ってくるからね」
「やっぱりパパ達と行くかい?…離れてるのは心配だよ」
「いってらっしゃいませ。旦那様、ギルバート様。坊っちゃまの事は私共にお任せ下さい」
パパはギル兄様に引きずられる様に連れて行かれてしまった。
熊と虎もいないので、2匹は既に出発していた様だ。
「さあ、坊っちゃま。今日は何をして過ごしましょうか」
お留守番の開始である。
「それなら今日はパパとギルは演習があってね。お留守番出来るかな?」
「ひちょり?」
「違う違う。そんな危ない事はさせません。ファル君は今日はお家をみんなと一緒に守ってて欲しいんだ。出来るかな?」
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初めてのお留守番だ。
今日は騎士団総出で演習があるらしく、自分が一緒に行くと大変な事になるからとルイに言われていた様だ。
ルイ曰く、獣達とパパが張り切りすぎて連携が取れなくなるとの事らしい。
獣達はともかくパパは団長なので指揮なども取らなければいけないのだが、良い所を見せようとするに決まっていると何度も注意をされていたとギル兄様が笑いながら教えてくれた。
「今日は私共とご一緒して下さいませ」
セイバースさんの後ろで従僕さん達が笑顔で頷いてくれている。
「よろちくなのぉ」
ぺこりと頭を下げて、最後に手も振っておく。
「夕方には帰ってくるからね。ルシーはちゃんとお昼寝もするんだよ?」
騎士団で獣達と遊んでいると、偶にだがお昼寝の時間を忘れてしまう事がある。
そうなると途中で寝落ちしてしまい、獣に運ばれて団長室に帰ってくる事があるから心配なのだろう。
1番驚かれたのがペンギンに蔓の様な草でぐるぐるに固定されて背負われて帰って来た時だ。
起きたらパパとギル兄様に心配され、ルイには叱られてしまった。
あの日の遊び相手には大型獣や四足歩行組がいなかったのだが、ペンギンが1人で団長室に来てノックまでかましたらしい。
なにそれ。
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きっと時間になったらベットへ運ばれると思う。
朝ごはんを食べ終え、パパとギル兄様を見送る。
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「行ってくるね、ルシー。終わったらすぐに帰ってくるからね」
「やっぱりパパ達と行くかい?…離れてるのは心配だよ」
「いってらっしゃいませ。旦那様、ギルバート様。坊っちゃまの事は私共にお任せ下さい」
パパはギル兄様に引きずられる様に連れて行かれてしまった。
熊と虎もいないので、2匹は既に出発していた様だ。
「さあ、坊っちゃま。今日は何をして過ごしましょうか」
お留守番の開始である。
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