コレは流行りの転生ですか?〜どうやら輪廻転生の方でした〜

誉雨

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本編

まずは…

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まずはメイドさん達のお手伝いをしようと思う。

いつもベットやお部屋をピカピカにしてくれているのだが、たった5人でお屋敷中のお掃除なので毎日大変だと思っていたのだ。

「おしょうじ、おてちゅだい、しゅる」
「それでは、メイドを探しましょうか」

抱っこから下ろしてもらいセイバースさんの尻尾を握りしめながらゆっくり歩く。
手を繋いでもらうと、セイバースさんがずっと中腰になってしまうので歩く時はいつも尻尾を採用している。
セイバースさんは尻尾が長いので自分の後ろから尻尾を回して転倒防止までしてくれるのだ。
セイバースさんとお喋りしながらトコトコと歩いていると、前方にメイドさんを発見する。

「まっちぇー」

声をかけると笑顔でしゃがんでくれて自分の到着を待ってくれた。

「きょうは、おりゅすばん、なにょ。おてちゅだい、しゅるよぉ」

簡単な事しか出来ないが何でも言ってくれ。

「そうですね。お掃除は魔法で終わらせてしまうので…一緒にお片付けを手伝ってもらえますか?」

ここでも魔法でしたか。
確かに掃除用具を持って歩いている姿を見た事がない。
自分はまだ何も魔法が使えないので掃除ではお役に立てそうにもないが、片付けを手伝える事になったので頑張ろうと思う。

着いて行った先は衣装部屋だった。
ギル兄様と自分の服や小物が大量にしまってある部屋だ。

「ここ?」
「はい!」

いい笑顔で応えられたが、綺麗に整頓されていて片付ける物が見当たらない。

「「「「お待たせしました」」」」

別に待ってはいなかったのだが何故かメイドさん5人が勢揃いしてしまった。

「なにしゅる?」
「ギルバート様のお洋服ですが、サイズが少し小さくなってしまった物があるのでそれをお片付けします」

なんと、ギル兄様の私物に触れるチャンスである。
どさくさに紛れて匂いも嗅げるかもしれない。

「あい!がんばりゅ!」

セイバースさんが床に大きめの布を敷いてくれたのでそこにペタンと座って準備完了。
どの服を片付けるのか自分にはわからないので、運ばれてくるまでここで大人しくしているのだ。

ギル兄様の服は式典?パーティー?で着る様なキラキラした衣装やいつもの騎士団の制服ではない豪華バージョンもあって見ているだけで楽しい。
あのヒラヒラした服を着たギル兄様は王子様に間違えられそうだし、いつもは着ない様な薄い緑色の立襟で横にスリットの入った丈の長い服は間違いなく神様専用の衣装だと思う。
着ているところを見てみたいが、神々しさに五体投地してしまうかもしれない。

「ファル坊っちゃま、こちらの服はギルバート様から処分する様に言われているのでお片付けをお願いします」

自分の役目は渡された服を箱にポイポイ入れるだけだ。
たぶん二度手間になっていて迷惑をかけてしまっているのだが、優しいメイドさん達は1枚ずつ丁寧に運んで来てくれる。

大方片付いたところでお手伝いは終了した。
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