276 / 309
【脚本風】ハッピーハロウィン
ハッピーハロウィン1
しおりを挟む
十月三十一日、抜折羅宅。
紅「ハロウィンだからって、白浪先輩が衣装を空輸してくれたよ!」そこそこ大きなダンボール。
抜折羅(また手の込んだ悪戯を……)
紅「誕生日プレゼント、気に入ったからお礼だって」
抜折羅「着るかどうかは別として、何の衣装なんだ?」
紅、ダンボールを開けて中身を取り出す。「ん?」
抜折羅、紅の様子が気になって覗く。「これはまたすごい凝っているな……」
紅「手作り……なんだよね?」
抜折羅「おそらく……」
紅、淡いピンク色のドレスを引き出して身体に当てる。「む……。さすがは白浪先輩のセンス。デコルテがずいぶん見えるのね……」
抜折羅「あの人の趣味だからな」
紅「抜折羅は、似合うと思う?」
抜折羅「さぁ……着て見ないとわからんが」←素。
紅「じゃあ、着てみるね!」ドレスを握って、廊下に出ようとして振り向く。「抜折羅もせっかくだから、それを着て見せてよ。白浪先輩の見立てだから、バッチリだと思うよ!」
抜折羅、気が乗らない顔で「そ、そうだな……」
紅、さっと着替えを済ませて「抜折羅ー入るよー」ドアを開ける。息を飲む。
抜折羅「ど……どうだ? こういう服は着慣れないからよくわからないんだが」ドラキュラの衣装を身に纏って立っている。手袋もつけて、所在なさげ。
紅「思ったより……ものすごく格好良い……!」駆け寄って、まじまじと足先から頭の先まで見つめる。「似合う!」
抜折羅「そうか」「さすがは白浪先輩。サイズがぴったりすぎて驚くな」牙まで用意してあったぞ。
紅「ねぇねぇ! せっかくだし、ドラキュラごっこしよう!」自分の首筋を抜折羅に向けて晒し「ほらほら、ちょうどあたしの首良い感じに出てるし、抜折羅が背後に回ってカプッとしてる感じの写真撮りたい!」
抜折羅「は?」
紅「つ、冷たい反応……」いじける。
抜折羅「う、うるさいな。そういうごっこ遊びに馴染みがないから、お前が期待するような反応ができないんだっ」拗ねる。(それに、そんなポーズをされたら、俺の理性が……)
紅「ふふー。じゃあ、やぶさかではない、と?」上目遣いで迫る。
抜折羅、赤面して「わ、わかった。真似するだけだし、写真撮ったら着替えるからな!」
紅「あ、その前に抜折羅単体の写真も欲しい! 待ち受けにする~♪」スマホを取り出しパシャリ。
抜折羅(拒否権なしか……)あきれ。
紅「じゃあ、さっそくお願いします! 左側からカプッと」抜折羅の前に回って、首を出す。
抜折羅、しぶしぶ紅の肩に手を置いて……(少し意地悪するか)思い直して紅の腰に片手をまわす。ぐっと引き寄せて固定。密着。
紅「へ? あの……抜折羅?」
抜折羅「弱点を俺に見せているんだから、振りだけで済むと思うなよ?」
紅「ハロウィンだからって、白浪先輩が衣装を空輸してくれたよ!」そこそこ大きなダンボール。
抜折羅(また手の込んだ悪戯を……)
紅「誕生日プレゼント、気に入ったからお礼だって」
抜折羅「着るかどうかは別として、何の衣装なんだ?」
紅、ダンボールを開けて中身を取り出す。「ん?」
抜折羅、紅の様子が気になって覗く。「これはまたすごい凝っているな……」
紅「手作り……なんだよね?」
抜折羅「おそらく……」
紅、淡いピンク色のドレスを引き出して身体に当てる。「む……。さすがは白浪先輩のセンス。デコルテがずいぶん見えるのね……」
抜折羅「あの人の趣味だからな」
紅「抜折羅は、似合うと思う?」
抜折羅「さぁ……着て見ないとわからんが」←素。
紅「じゃあ、着てみるね!」ドレスを握って、廊下に出ようとして振り向く。「抜折羅もせっかくだから、それを着て見せてよ。白浪先輩の見立てだから、バッチリだと思うよ!」
抜折羅、気が乗らない顔で「そ、そうだな……」
紅、さっと着替えを済ませて「抜折羅ー入るよー」ドアを開ける。息を飲む。
抜折羅「ど……どうだ? こういう服は着慣れないからよくわからないんだが」ドラキュラの衣装を身に纏って立っている。手袋もつけて、所在なさげ。
紅「思ったより……ものすごく格好良い……!」駆け寄って、まじまじと足先から頭の先まで見つめる。「似合う!」
抜折羅「そうか」「さすがは白浪先輩。サイズがぴったりすぎて驚くな」牙まで用意してあったぞ。
紅「ねぇねぇ! せっかくだし、ドラキュラごっこしよう!」自分の首筋を抜折羅に向けて晒し「ほらほら、ちょうどあたしの首良い感じに出てるし、抜折羅が背後に回ってカプッとしてる感じの写真撮りたい!」
抜折羅「は?」
紅「つ、冷たい反応……」いじける。
抜折羅「う、うるさいな。そういうごっこ遊びに馴染みがないから、お前が期待するような反応ができないんだっ」拗ねる。(それに、そんなポーズをされたら、俺の理性が……)
紅「ふふー。じゃあ、やぶさかではない、と?」上目遣いで迫る。
抜折羅、赤面して「わ、わかった。真似するだけだし、写真撮ったら着替えるからな!」
紅「あ、その前に抜折羅単体の写真も欲しい! 待ち受けにする~♪」スマホを取り出しパシャリ。
抜折羅(拒否権なしか……)あきれ。
紅「じゃあ、さっそくお願いします! 左側からカプッと」抜折羅の前に回って、首を出す。
抜折羅、しぶしぶ紅の肩に手を置いて……(少し意地悪するか)思い直して紅の腰に片手をまわす。ぐっと引き寄せて固定。密着。
紅「へ? あの……抜折羅?」
抜折羅「弱点を俺に見せているんだから、振りだけで済むと思うなよ?」
0
あなたにおすすめの小説
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
【完結】『大江戸妖怪診療所~奇病を治すは鬼の医者~』
月影 朔
歴史・時代
江戸の町外れ、鬼灯横丁で「玄庵診療所」を営むのは、人間離れした美貌を持つ謎の医師・玄庵。常人には視えぬ妖怪や穢れを視る力で、奇病に苦しむ人間や妖怪たちを癒やしています。ひょんなことから助手を務めることになった町娘のおみつは、妖怪の存在に戸惑いながらも、持ち前の行動力と共感力で玄庵の治療を手伝い、彼と共に成長していきます。
飄々とした情報屋の古狐妖怪・古尾や、言葉を解する化け猫・玉藻など、個性豊かな面々が診療所を彩ります。玄庵の過去にまつわる深い謎、人間と妖怪の間に立つ退魔師・竜胆との衝突、そして世界を混乱に陥れる「穢れ」の存在。様々な事件を通して、人間と妖怪の間に紡がれる絆と、未来への希望が描かれる、和風ファンタジー医療譚です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる