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海
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僕と田丸と2人で、旅館に泊まった。
2人とも浴衣を着て、温泉街を歩いた。
いろいろな店を見て回った。
ゲームセンターに行って写真もたくさんとって。
思い出がたくさんできたと思った。
カラオケボックスに入って、好きな歌を歌った。
「楽しかったな」
「そうだな」
こんなに平凡でしあわせな日常があったんだ。
「また来ようよ」
「そうだな」
二人の影を並べて歩いた街並みがすてきだにおもえてとてもうれしい。
夜になると、僕と田丸は部屋にいた。
「今夜は一戦まじえますか、義くん」
「まあ、期待に応えるよ、元希」
僕と義くんは布団に入った。
目が覚めると、義くんは隣にはいなかった。
義くんはもう起きていたようだ。
「おはよう」
僕は義くんに言った。
「おはよう」
「今日もいい天気だね」
「うん」
「今日はどこにいこうか?」
こんなに穏やかな日がいつまでも続けばいい。
「海に行きたい」
僕の提案に義くんはのった。
「よし、海に行こう」
僕は着替えて、朝食を食べてから、車に乗って出発した。
途中で休憩したりしながら、なんとか海の見えるところまでたどり着いた。
「うわー、きれいだね」
「ああ」
「ここに来てよかった」
こんな風に義くんとすごせるなんて。
「そうか」
「でも、どうして急に海に来たくなったの?」
「それは……」
「それは?」
「義くんのことが好きだからだ」
「えっ?」
にっこりして義くんは素直な僕の肩を抱いてくれた。
「オレも元希、好きだ、愛している」
「そうなの?」
「前からずっと伝えたかったんだ」
「僕も義くんが好きだ、愛している」
義くんはわかった風にいった。
「知ってる」
「なんで知っているの?」
「そりゃ、わかるさ」
「そうなの? うれしいな」
ちょっと僕に向き直ってまじめに義くんが言った。
「でも、元希はオレのことあんまり好きじゃないと思っていた、オレって嫉妬するし束縛しそうになったり、うざいって思われてるって不安だった」
「そんなことないよ、すごく想っている」
「それで、元希は優しいから、オレのことを考えてくれるだけで、オレのことはそんなに好きでないんじゃないかって」
義くんがそんなふうに不安になっていたなんて。
「そんなことないよ、僕は義くんのことが大好きだよ」
「そうか、ありがとうな」
「こちらこそ」
「そろそろ僕らの旅も終わるけれど、これからもずっと一緒にいられるように。これ」
義くんがポケットから貝殻型のダイヤモンドのペンダントをくれた。
「ありがとう」
僕はそのペンダントを受け取った。
「大切にしてくれ」
「もちろんだよ」
僕は、ペンダントをつけてみた。
「似合っているかな?」
「よく、似合っているよ」
「本当?」
「嘘なんて言わないよ」
波音がずっと僕らを祝福してくれるように打ち寄せた。僕たちはいつまでも、手をつないでいた。
今日の日を忘れないで、つらいことがあっても乗り越えていこうって思えた。僕たちには、まだまだやらなければいけないことがある。
お金をためないといけなかったり、将来の夢だってあるし、仕事も残業をがんばらないといけないし。
でも、僕たちは幸せだった。
この気持ちがあれば、どんなことにも耐えることができる。
そう思った。
「好きだよ、元希」「僕も好きだよ、義くん」
あれから1年が過ぎた「ごはんできたよ」
「今いくよ」
僕たちはずっと一緒にいる。
これからもずっときっと。
2人とも浴衣を着て、温泉街を歩いた。
いろいろな店を見て回った。
ゲームセンターに行って写真もたくさんとって。
思い出がたくさんできたと思った。
カラオケボックスに入って、好きな歌を歌った。
「楽しかったな」
「そうだな」
こんなに平凡でしあわせな日常があったんだ。
「また来ようよ」
「そうだな」
二人の影を並べて歩いた街並みがすてきだにおもえてとてもうれしい。
夜になると、僕と田丸は部屋にいた。
「今夜は一戦まじえますか、義くん」
「まあ、期待に応えるよ、元希」
僕と義くんは布団に入った。
目が覚めると、義くんは隣にはいなかった。
義くんはもう起きていたようだ。
「おはよう」
僕は義くんに言った。
「おはよう」
「今日もいい天気だね」
「うん」
「今日はどこにいこうか?」
こんなに穏やかな日がいつまでも続けばいい。
「海に行きたい」
僕の提案に義くんはのった。
「よし、海に行こう」
僕は着替えて、朝食を食べてから、車に乗って出発した。
途中で休憩したりしながら、なんとか海の見えるところまでたどり着いた。
「うわー、きれいだね」
「ああ」
「ここに来てよかった」
こんな風に義くんとすごせるなんて。
「そうか」
「でも、どうして急に海に来たくなったの?」
「それは……」
「それは?」
「義くんのことが好きだからだ」
「えっ?」
にっこりして義くんは素直な僕の肩を抱いてくれた。
「オレも元希、好きだ、愛している」
「そうなの?」
「前からずっと伝えたかったんだ」
「僕も義くんが好きだ、愛している」
義くんはわかった風にいった。
「知ってる」
「なんで知っているの?」
「そりゃ、わかるさ」
「そうなの? うれしいな」
ちょっと僕に向き直ってまじめに義くんが言った。
「でも、元希はオレのことあんまり好きじゃないと思っていた、オレって嫉妬するし束縛しそうになったり、うざいって思われてるって不安だった」
「そんなことないよ、すごく想っている」
「それで、元希は優しいから、オレのことを考えてくれるだけで、オレのことはそんなに好きでないんじゃないかって」
義くんがそんなふうに不安になっていたなんて。
「そんなことないよ、僕は義くんのことが大好きだよ」
「そうか、ありがとうな」
「こちらこそ」
「そろそろ僕らの旅も終わるけれど、これからもずっと一緒にいられるように。これ」
義くんがポケットから貝殻型のダイヤモンドのペンダントをくれた。
「ありがとう」
僕はそのペンダントを受け取った。
「大切にしてくれ」
「もちろんだよ」
僕は、ペンダントをつけてみた。
「似合っているかな?」
「よく、似合っているよ」
「本当?」
「嘘なんて言わないよ」
波音がずっと僕らを祝福してくれるように打ち寄せた。僕たちはいつまでも、手をつないでいた。
今日の日を忘れないで、つらいことがあっても乗り越えていこうって思えた。僕たちには、まだまだやらなければいけないことがある。
お金をためないといけなかったり、将来の夢だってあるし、仕事も残業をがんばらないといけないし。
でも、僕たちは幸せだった。
この気持ちがあれば、どんなことにも耐えることができる。
そう思った。
「好きだよ、元希」「僕も好きだよ、義くん」
あれから1年が過ぎた「ごはんできたよ」
「今いくよ」
僕たちはずっと一緒にいる。
これからもずっときっと。
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