5 / 5
第1章
17年
しおりを挟む
いやだって考えてみてほしい。
17年よ、17年。
その間、ひたすら私は連中に酷いことをされ続けるのだ。
小説は20歳くらいの時間軸がメインだから虐めの具体的な描写はなされていなかったが、少なくとも人格否定&暴力なんかは当然のこと。
土日祝休みなんてことはなく、年がら年中の虐待である。
そんなの、平凡な人生を送ってきた。私が耐えられるわけない。
よほどの痛み知らずか、とんでもない精神力持っている人間でしかあんな連中とはやって行けないだろう。
いや、全ての人間がまず無理だ。
それを耐え抜き、かつ性格が歪むことなくまっすぐに育った小説のセシリアは尊敬に値する。
ものすごく尊敬する。
だからこそ、私は出来ない。
マジで無理。
20歳になってイケメン俺様王子に溺愛される未来が待っていたとしても、無理。
そこまで精神が持つ自信がない。
それに、20歳に運命の人に出会う?
ちょっと遅すぎやしません?
いや、私の元の世界じゃ割と当たり前、もっと遅い人だっていくらでもいるんだけど。
この世界の結婚適齢期は16歳くらい。
20歳は立派な行き遅れだ。
そんなひたすら辛い目に会いながら、なおかつ出会えるかどうか定かではない運命の王子様を行き遅れになってまで待てるほど、私は我慢強いわけでもない。
私は現状を鑑みつつ、この可愛らしい容姿に見とれる。
この顔面さえあれば、そんな我慢する必要ないのではないだろうか。
この可愛さならば、まともな引き取り手の1人や2人くらいいるだろう。
もしそいつが最悪でも、またここと同じように逃げて新しい寄生先を探せば良い。
だって私は、まだ3歳なのだから。
私は即刻決断した。
よし。
さっさと逃げよう。
17年よ、17年。
その間、ひたすら私は連中に酷いことをされ続けるのだ。
小説は20歳くらいの時間軸がメインだから虐めの具体的な描写はなされていなかったが、少なくとも人格否定&暴力なんかは当然のこと。
土日祝休みなんてことはなく、年がら年中の虐待である。
そんなの、平凡な人生を送ってきた。私が耐えられるわけない。
よほどの痛み知らずか、とんでもない精神力持っている人間でしかあんな連中とはやって行けないだろう。
いや、全ての人間がまず無理だ。
それを耐え抜き、かつ性格が歪むことなくまっすぐに育った小説のセシリアは尊敬に値する。
ものすごく尊敬する。
だからこそ、私は出来ない。
マジで無理。
20歳になってイケメン俺様王子に溺愛される未来が待っていたとしても、無理。
そこまで精神が持つ自信がない。
それに、20歳に運命の人に出会う?
ちょっと遅すぎやしません?
いや、私の元の世界じゃ割と当たり前、もっと遅い人だっていくらでもいるんだけど。
この世界の結婚適齢期は16歳くらい。
20歳は立派な行き遅れだ。
そんなひたすら辛い目に会いながら、なおかつ出会えるかどうか定かではない運命の王子様を行き遅れになってまで待てるほど、私は我慢強いわけでもない。
私は現状を鑑みつつ、この可愛らしい容姿に見とれる。
この顔面さえあれば、そんな我慢する必要ないのではないだろうか。
この可愛さならば、まともな引き取り手の1人や2人くらいいるだろう。
もしそいつが最悪でも、またここと同じように逃げて新しい寄生先を探せば良い。
だって私は、まだ3歳なのだから。
私は即刻決断した。
よし。
さっさと逃げよう。
3
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
家を乗っ取られて辺境に嫁がされることになったら、三食研究付きの溺愛生活が待っていました
ミズメ
恋愛
ライラ・ハルフォードは伯爵令嬢でありながら、毎日魔法薬の研究に精を出していた。
一つ結びの三つ編み、大きな丸レンズの眼鏡、白衣。""変わり者令嬢""と揶揄されながら、信頼出来る仲間と共に毎日楽しく研究に励む。
「大変です……!」
ライラはある日、とんでもない事実に気が付いた。作成した魔法薬に、なんと"薄毛"の副作用があったのだ。その解消の為に尽力していると、出席させられた夜会で、伯爵家を乗っ取った叔父からふたまわりも歳上の辺境伯の後妻となる婚約が整ったことを告げられる。
手詰まりかと思えたそれは、ライラにとって幸せへと続く道だった。
◎さくっと終わる短編です(10話程度)
◎薄毛の話題が出てきます。苦手な方(?)はお気をつけて…!
悪役令息の婚約者になりまして
どくりんご
恋愛
婚約者に出逢って一秒。
前世の記憶を思い出した。それと同時にこの世界が小説の中だということに気づいた。
その中で、目の前のこの人は悪役、つまり悪役令息だということも同時にわかった。
彼がヒロインに恋をしてしまうことを知っていても思いは止められない。
この思い、どうすれば良いの?
噂の聖女と国王陛下 ―婚約破棄を願った令嬢は、溺愛される
柴田はつみ
恋愛
幼い頃から共に育った国王アランは、私にとって憧れであり、唯一の婚約者だった。
だが、最近になって「陛下は聖女殿と親しいらしい」という噂が宮廷中に広まる。
聖女は誰もが認める美しい女性で、陛下の隣に立つ姿は絵のようにお似合い――私など必要ないのではないか。
胸を締め付ける不安に耐えかねた私は、ついにアランへ婚約破棄を申し出る。
「……私では、陛下の隣に立つ資格がありません」
けれど、返ってきたのは予想外の言葉だった。
「お前は俺の妻になる。誰が何と言おうと、それは変わらない」
噂の裏に隠された真実、幼馴染が密かに抱き続けていた深い愛情――
一度手放そうとした運命の絆は、より強く絡み合い、私を逃がさなくなる。
前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!
ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。
前世では犬の獣人だった私。
私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。
そんな時、とある出来事で命を落とした私。
彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。
婚約者を奪い返そうとしたらいきなり溺愛されました
宵闇 月
恋愛
異世界に転生したらスマホゲームの悪役令嬢でした。
しかも前世の推し且つ今世の婚約者は既にヒロインに攻略された後でした。
断罪まであと一年と少し。
だったら断罪回避より今から全力で奪い返してみせますわ。
と意気込んだはいいけど
あれ?
婚約者様の様子がおかしいのだけど…
※ 4/26
内容とタイトルが合ってないない気がするのでタイトル変更しました。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる