オレとアイツの関係に名前なんていらない

こうらい ゆあ

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おまけ ふたりの約束

9.

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 翌朝も隣には海斗カイトが一緒にいてくれた。
 朝日がカーテンの隙間から差し込んで、彼の寝顔を柔らかく照らすのを見ながら、こんな朝がずっと続けばいいのにと思う。
 朝食はオレが作って、ふたりでゆっくりと過ごした。
 
 キッチンで卵を焼きながら、海斗カイトが後ろから抱きついてくるのが日常の幸せを噛みしめるみたいで、笑顔がこぼれる。
 これからのこと、一緒に揃えたいもの、何をしたいかをたくさん話した。
 でも、ひとつだけ驚いたことがある。
海斗カイト、灰皿とか……やっぱり要るよな?」
 煙草の匂いはやっぱり苦手なこともあり、一緒に住むにあたってどうしようかと気になってた。
 あのベランダでの煙草の匂いが、好きだけど苦手な彼の一部だ。
 どうやって折り合いをつけようか頭の片隅でずっと考えてた。

 思い切って本人にどうするのか聞いてみると、あっけらかんとした態度で言ってきた。
「ん?あぁ、俺禁煙するからなくていいよ。それよりゴムとローションの予備は多めに置いとく方がいいと思うんだよね~」
 まるで大したことじゃないみたいに言う彼の笑顔が、いつもみたいに無邪気で、驚いて目を丸くして固まってしまう。
「……は?」
 海斗カイトはクスクス笑いながら、オレの額をコツンと人差し指で叩いてきた。
 その軽いタッチが、まるで「心配すんなよ」って言ってるみたいで、胸がくすぐったくなる。
「ちぃ、煙草の匂い嫌いだろ?ちぃからいっぱいキスして欲しいからやめる。千鶴のこと、一番に愛してるからさ」
 当然のように言ってくる彼が眩しくてしかたない。
 その言葉は、オレの心の奥に直接響くみたいに温かくて、照れくさいけど海斗カイトの気持ちが嬉しくて、思わず彼に抱き着いてキスをしてしまう。
 今日のキスは、煙草の匂いしない。
 いつもよりも海斗カイトの匂いがして、甘く感じる。

 セフレだとずっと思っていたのに、本当は恋人同士だって思われてて……
 これからは、ずっと側にいると誓ってくれた。
 あの頃の、オレたちの関係には名前はなかった。
 ただの友達でもない。セフレでもない。恋人ですらない。

 そんな関係だったのに、こんな風に愛し合える今に繋がってるなんて、信じられない。
 幸せで、嬉しくて、胸がぎゅっと締め付けられる。
 
 この幸せを手放さないように、オレもちょっとは素直になろうと思う。
 海斗カイトの愛に応えられるように、もっと彼を信じて、もっと心を開いて、これからの時間を一緒に刻んでいきたい。
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みんなの感想(13件)

金浦桃多
2025.07.12 金浦桃多

おまけ読みましたー✨
ちぃちゃん可愛い~🥰
あ、モモにイラッとしたので、桃の木に吊るしておこうと思ったけど、金ズルなので諦めました🍑

2025.07.12 こうらい ゆあ

ももたん、ちいちゃんかわいいでしょ〜(੭ु´ ᐜ ` )੭ु⁾⁾
モモちゃんは……きっと変わらずちょっかいをかけると思う<(´⌯ ̫⌯`)>
ってか、ワザとかも

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楓乃めーぷる
ネタバレ含む
2025.07.12 こうらい ゆあ

めぷたん、ありがとう!⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎
そう、誤解されやすい海斗だけど、ちぃちゃんに対しての嫉妬と執着はすごいのです。
海斗のお疲れを癒すのはちぃちゃんだから、腰だけ大事にしてあげて欲しい<(´⌯ ̫⌯`)>

解除
sのれん
2025.04.13 sのれん
ネタバレ含む
2025.04.13 こうらい ゆあ

sのれんさん、いつもありがとうございます!⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎
書き直しました!⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎そしたら、色々なシーンが足され、えちなシーンも増え……
おまけも今書いてます。 ꜆⌯᷄ ̫⌯᷅ ♡

おまけ、書けたらまた読んで欲しいなぁ〜

解除

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