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10.壊れゆく均衡*
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部屋に戻った瞬間、鼻腔を突く甘い匂いに胸が締め付けられた。
薄暗い寝室に残された、白いフリージアにほのかにバニラが混じった清らかで透明感のある香り。
これが……オレのフェロモン。
Ωに変わったオレの身体が、辰彦を求める証。
汗で張り付く服が気持ち悪くて、Tシャツを脱ぎ捨て、ズボンを脱ぎ、パンツも脱ぎ捨てる。
リビングに点々と脱ぎ捨てられた服が落ちるも気にする余裕がない。
寝室に足を踏み入れた瞬間、部屋の空気がオレの欲望を閉じ込めた。
発情期の熱に浮かされていたときは、この匂いに気づく余裕なんてなかった。
ただただ辰彦の名前を呼び、身体の疼きに溺れていた。
でも今、熱が少し落ち着いたこの瞬間、部屋中に充満する甘い香りがオレの心を抉る。
こんな匂い、オレじゃない。
オレは……Ωじゃない。
辰彦を求める匂いは、陽翔さんが出すべきものだろ……?
辰彦の『運命の番』が放つべき、甘く誘う香り。
陽翔さんが出す、甘く誘うスズランの匂いを想像すると、胸が締め付けられる。
オレなんかが、こんな匂いを漂わせていいはずがない。
「ごめん、辰彦……ごめん……」
また涙が溢れ出す。
頬を伝う熱い雫が、まるでオレの汚れた心を映しているみたいだった。
謝罪の言葉を口にしているのに、オレの身体は心とは反対に身体の奥がまた疼き始める。
病院で医者に言われた言葉が、頭の中で何度も反響する。
「後天性のΩ……ビッチング……強いαのフェロモンに晒された結果……」
辰彦の愛が、オレの身体を変えた。
辰彦の執着が、オレをこんな風に壊してしまった。
でも、壊れたのは身体だけじゃない。
心も、理性も、身体も……全部がぐちゃぐちゃだ。
素肌に触れる空気が冷たくて、ゾクッと鳥肌が立つ。
こんなことしても、意味がないのに……
辰彦は、まだ帰って来ないのに……
部屋の片隅に転がっていた辰彦の黒いジャケットを見つけて、思わず手に取った。
スパイシーなウッディ系の香り。
シダーウッドに、ほのかにカルダモンとブラックペッパーが混じった、辰彦そのものの匂い。
この匂いだけが、オレを救ってくれる。
この匂いだけが、オレを辰彦に繋ぎ止めてくれる。
辰彦の上着に顔を埋め、深く、深く、深呼吸をする。
お腹の奥がゾクッと疼き、触れてもいないアナルがヒクつく。
ジャケットを羽織ると、硬い生地が胸の突起を掠めた。
「はぁっ……ァッ!」
ビリッと電流のような快楽が全身を駆け巡り、膝がガクガクと震える。
まだ何もしていないのに、身体が勝手に反応してしまう。
下腹部が熱く脈打ち、ペニスが先走りを滴らせ、床に小さな水たまりを作る。
ジャケットから香る辰彦のスパイシーなフェロモンの匂いが、オレの身体を高まらせる。
辰彦のフェロモンが身体を高ぶらせ、彼の唇が私の首筋を這い、熱い舌で乳首を転がす想像に震える。
「たつ、ひこぉ……」
名前を呟くだけで、身体の奥が締め付けられるように疼く。
この身体は、辰彦を求めている。
辰彦の指、辰彦の唇、辰彦の熱――全部が欲しくてたまらない。
ジャケットの隙間から見え隠れする乳首に、そっと指を這わせる。
軽く撫でただけで、鋭い快感が全身を突き抜け、甘い声が漏れる。
「んっ……ぁっ……」
指の腹で円を描くように弄ると、身体がビクッと跳ねる。
もう片方の手は、疼くペニスに伸びる。
先端から溢れるヌルヌルの先走りを親指で擦り、尿道口を軽く押し込む。
「ふぁっ……アッ……!」
頭がぼんやりして、辰彦のことしか考えられない。
もし、辰彦がここにいたら。
彼なら、オレの感じる場所を全部知ってる。
乳首を甘く噛んで、舌で転がして、オレが喘ぐのを見ながら笑ってくれる。
ペニスを握って、ゆっくり、でも力強く扱いて、射精させてくれる。
辰彦のペニスがオレのナカに挿ってきて、前立腺を押し潰しながら奥まで突き上げてくれる。
『由良、気持ちいい?』
耳元で囁く辰彦の声を想像してしまった瞬間、身体が熱くなる。
「ひぁっ……ぁッ!」
辰彦のことを想うだけで、フリージアの花の匂いがたち込める。
部屋中にフリージアとバニラの甘い香りが濃く漂い、まるでオレがΩであることを誇示するみたいだった。
「たつ、ひこぉ……!」
ペニスを強く握り、上下に擦り上げる。
先走りが手に絡みつき、クチュクチュと淫らな音が部屋に響く。
乳首を摘まみ、軽く引っ張ると、鋭い快感が全身を突き抜ける。
「ぁっん!たっ……ひこぉ……!」
腰が勝手に揺れ、シーツに少量の精液が飛び散る。
すでにベトベトのシーツは、オレの欲望と絶望を吸い込んだようにズッシリと重い。
それでも、足りない。
もっと、もっと辰彦を感じたい。
もっと、辰彦に犯されたい。
ジャケットに顔を埋め、肺の奥まで辰彦の匂いを吸い込む。
スパイシーで、落ち着いたウッディ系の香りが、オレの心を締め付ける。
この匂いが、辰彦がそばにいる証。
でも、辰彦は今ここにいない。
陽翔さんと一緒に、どこか遠くに出張中だ。
本当に仕事なのか……本当に、出張なのか……真相はわからない。
運命の相手が見つかったから、オレと離れる口実を口にしたぢけかもしれない。
オレのことなんて一切忘れて、ふたりで楽しく笑ってるのかもしれない。
今頃、ふたりは愛し合って、深く繋がっているかもしれない……
もしかしたら……もう、番になっているのかも……
「うっ……ひっく……」
涙がまた溢れ出す。
こんな情けない自分なんて知らない。
こんな汚い身体、辰彦に見られたくない。
辰彦がオレをこんな風に変えたのに、辰彦の心はもうオレのものじゃない。
陽翔さんに出会う前にΩになれていれば変わったのかな……?
そもそも、辰彦と出会わなければ……恋人にならなければ、幸せになれてたのかな……
自慰を繰り返しながら、頭の中は辰彦でいっぱいだ。
彼の鋭い目元、自信に満ちた笑顔、温かい手。
身体を繋げながら、辰彦の髪を撫でるのが好きだった。
辰彦に頭を撫でてもらうのが好きだった……
忘れなきゃいけないのに、身体は辰彦を求めてしまっている。
なんで、こんなに心が辰彦に縛られてるんだ?
他の、αでもいいのに……
辰彦以外なら、誰でもいいはずなのに……
「ぁっ……んっ、たつ、ひこぉ……やだよぉ……」
ビクッと身体を震わせて、また達する。
シーツに飛び散った精液が、部屋の甘い香りと混ざり合う。
身体が震え、息が上がってしまう。
でも、熱は収まらない。
この発情期は、辰彦がいないと終わりそうにない。
医者の言葉がまた頭をよぎる。
「後天性のΩは不安定……抑制剤も効きにくい……」
この身体は、辰彦を求めて泣いてる。
でも、辰彦はオレを必要としてない。
オレは、ただの過去になるだけだ。
だから……コレはオレひとりでどうにかしなきゃ……
辰彦が帰ってくる前に……
辰彦に見つからないように……
まだ帰って来ない彼を思いながら、熱に浮かされながら、ひとり自慰を繰り返す。
自分の精液で汚してしまった辰彦の服を抱き締めて、諦めなきゃいけない愛しい人を思ってイき続ける。
「……由良?これって……それに、この匂い……」
それなのに……運命は残酷でしかない。
オレひとりしかいないはずの部屋で、彼の困惑した声が聞こえた。
まだ帰って来ないはずの彼が、茫然とした様子で扉の前に立っていた。
彼の大きなシルエットが、薄暗い部屋に浮かび、鋭い目元がオレの痴態を眺めている。
部屋に充満するフリージアの匂いを感じた辰彦が、信じられないという顔でオレを見ているのを感じた。
薄暗い寝室に残された、白いフリージアにほのかにバニラが混じった清らかで透明感のある香り。
これが……オレのフェロモン。
Ωに変わったオレの身体が、辰彦を求める証。
汗で張り付く服が気持ち悪くて、Tシャツを脱ぎ捨て、ズボンを脱ぎ、パンツも脱ぎ捨てる。
リビングに点々と脱ぎ捨てられた服が落ちるも気にする余裕がない。
寝室に足を踏み入れた瞬間、部屋の空気がオレの欲望を閉じ込めた。
発情期の熱に浮かされていたときは、この匂いに気づく余裕なんてなかった。
ただただ辰彦の名前を呼び、身体の疼きに溺れていた。
でも今、熱が少し落ち着いたこの瞬間、部屋中に充満する甘い香りがオレの心を抉る。
こんな匂い、オレじゃない。
オレは……Ωじゃない。
辰彦を求める匂いは、陽翔さんが出すべきものだろ……?
辰彦の『運命の番』が放つべき、甘く誘う香り。
陽翔さんが出す、甘く誘うスズランの匂いを想像すると、胸が締め付けられる。
オレなんかが、こんな匂いを漂わせていいはずがない。
「ごめん、辰彦……ごめん……」
また涙が溢れ出す。
頬を伝う熱い雫が、まるでオレの汚れた心を映しているみたいだった。
謝罪の言葉を口にしているのに、オレの身体は心とは反対に身体の奥がまた疼き始める。
病院で医者に言われた言葉が、頭の中で何度も反響する。
「後天性のΩ……ビッチング……強いαのフェロモンに晒された結果……」
辰彦の愛が、オレの身体を変えた。
辰彦の執着が、オレをこんな風に壊してしまった。
でも、壊れたのは身体だけじゃない。
心も、理性も、身体も……全部がぐちゃぐちゃだ。
素肌に触れる空気が冷たくて、ゾクッと鳥肌が立つ。
こんなことしても、意味がないのに……
辰彦は、まだ帰って来ないのに……
部屋の片隅に転がっていた辰彦の黒いジャケットを見つけて、思わず手に取った。
スパイシーなウッディ系の香り。
シダーウッドに、ほのかにカルダモンとブラックペッパーが混じった、辰彦そのものの匂い。
この匂いだけが、オレを救ってくれる。
この匂いだけが、オレを辰彦に繋ぎ止めてくれる。
辰彦の上着に顔を埋め、深く、深く、深呼吸をする。
お腹の奥がゾクッと疼き、触れてもいないアナルがヒクつく。
ジャケットを羽織ると、硬い生地が胸の突起を掠めた。
「はぁっ……ァッ!」
ビリッと電流のような快楽が全身を駆け巡り、膝がガクガクと震える。
まだ何もしていないのに、身体が勝手に反応してしまう。
下腹部が熱く脈打ち、ペニスが先走りを滴らせ、床に小さな水たまりを作る。
ジャケットから香る辰彦のスパイシーなフェロモンの匂いが、オレの身体を高まらせる。
辰彦のフェロモンが身体を高ぶらせ、彼の唇が私の首筋を這い、熱い舌で乳首を転がす想像に震える。
「たつ、ひこぉ……」
名前を呟くだけで、身体の奥が締め付けられるように疼く。
この身体は、辰彦を求めている。
辰彦の指、辰彦の唇、辰彦の熱――全部が欲しくてたまらない。
ジャケットの隙間から見え隠れする乳首に、そっと指を這わせる。
軽く撫でただけで、鋭い快感が全身を突き抜け、甘い声が漏れる。
「んっ……ぁっ……」
指の腹で円を描くように弄ると、身体がビクッと跳ねる。
もう片方の手は、疼くペニスに伸びる。
先端から溢れるヌルヌルの先走りを親指で擦り、尿道口を軽く押し込む。
「ふぁっ……アッ……!」
頭がぼんやりして、辰彦のことしか考えられない。
もし、辰彦がここにいたら。
彼なら、オレの感じる場所を全部知ってる。
乳首を甘く噛んで、舌で転がして、オレが喘ぐのを見ながら笑ってくれる。
ペニスを握って、ゆっくり、でも力強く扱いて、射精させてくれる。
辰彦のペニスがオレのナカに挿ってきて、前立腺を押し潰しながら奥まで突き上げてくれる。
『由良、気持ちいい?』
耳元で囁く辰彦の声を想像してしまった瞬間、身体が熱くなる。
「ひぁっ……ぁッ!」
辰彦のことを想うだけで、フリージアの花の匂いがたち込める。
部屋中にフリージアとバニラの甘い香りが濃く漂い、まるでオレがΩであることを誇示するみたいだった。
「たつ、ひこぉ……!」
ペニスを強く握り、上下に擦り上げる。
先走りが手に絡みつき、クチュクチュと淫らな音が部屋に響く。
乳首を摘まみ、軽く引っ張ると、鋭い快感が全身を突き抜ける。
「ぁっん!たっ……ひこぉ……!」
腰が勝手に揺れ、シーツに少量の精液が飛び散る。
すでにベトベトのシーツは、オレの欲望と絶望を吸い込んだようにズッシリと重い。
それでも、足りない。
もっと、もっと辰彦を感じたい。
もっと、辰彦に犯されたい。
ジャケットに顔を埋め、肺の奥まで辰彦の匂いを吸い込む。
スパイシーで、落ち着いたウッディ系の香りが、オレの心を締め付ける。
この匂いが、辰彦がそばにいる証。
でも、辰彦は今ここにいない。
陽翔さんと一緒に、どこか遠くに出張中だ。
本当に仕事なのか……本当に、出張なのか……真相はわからない。
運命の相手が見つかったから、オレと離れる口実を口にしたぢけかもしれない。
オレのことなんて一切忘れて、ふたりで楽しく笑ってるのかもしれない。
今頃、ふたりは愛し合って、深く繋がっているかもしれない……
もしかしたら……もう、番になっているのかも……
「うっ……ひっく……」
涙がまた溢れ出す。
こんな情けない自分なんて知らない。
こんな汚い身体、辰彦に見られたくない。
辰彦がオレをこんな風に変えたのに、辰彦の心はもうオレのものじゃない。
陽翔さんに出会う前にΩになれていれば変わったのかな……?
そもそも、辰彦と出会わなければ……恋人にならなければ、幸せになれてたのかな……
自慰を繰り返しながら、頭の中は辰彦でいっぱいだ。
彼の鋭い目元、自信に満ちた笑顔、温かい手。
身体を繋げながら、辰彦の髪を撫でるのが好きだった。
辰彦に頭を撫でてもらうのが好きだった……
忘れなきゃいけないのに、身体は辰彦を求めてしまっている。
なんで、こんなに心が辰彦に縛られてるんだ?
他の、αでもいいのに……
辰彦以外なら、誰でもいいはずなのに……
「ぁっ……んっ、たつ、ひこぉ……やだよぉ……」
ビクッと身体を震わせて、また達する。
シーツに飛び散った精液が、部屋の甘い香りと混ざり合う。
身体が震え、息が上がってしまう。
でも、熱は収まらない。
この発情期は、辰彦がいないと終わりそうにない。
医者の言葉がまた頭をよぎる。
「後天性のΩは不安定……抑制剤も効きにくい……」
この身体は、辰彦を求めて泣いてる。
でも、辰彦はオレを必要としてない。
オレは、ただの過去になるだけだ。
だから……コレはオレひとりでどうにかしなきゃ……
辰彦が帰ってくる前に……
辰彦に見つからないように……
まだ帰って来ない彼を思いながら、熱に浮かされながら、ひとり自慰を繰り返す。
自分の精液で汚してしまった辰彦の服を抱き締めて、諦めなきゃいけない愛しい人を思ってイき続ける。
「……由良?これって……それに、この匂い……」
それなのに……運命は残酷でしかない。
オレひとりしかいないはずの部屋で、彼の困惑した声が聞こえた。
まだ帰って来ないはずの彼が、茫然とした様子で扉の前に立っていた。
彼の大きなシルエットが、薄暗い部屋に浮かび、鋭い目元がオレの痴態を眺めている。
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