男ですが聖女として召喚されたら、年下第3王子と年上の聖騎士様に迫られてます。

こうらい ゆあ

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第一章

16.切実な願い*

「マコト、ダメなのか?」
 余裕なさげな顔で、子猫のように上目遣いで見つめられると、断りたいのに断れない。
 俺自身もあの大っきくて、熱い塊を奥まで挿れて、ナカを全部擦って欲しい。
 欲望のままにナカを突いて欲しい。
 お腹いっぱいなるくらいナカで出して欲しい。
 殿下のでいっぱい気持ちよくして欲しい……

 思っちゃいけないのに、流されちゃいけないのに、お腹の奥がキュンキュンと疼いてしまう。

「マコト……マコトのナカにはいりたい。本当に、ダメなのか?」
 縋るような切なげな声で、再度おねだりされてしまうと気持ちが揺れ動いてしまう。

 ダメなのに……
 これ以上の関係を持ってしまったら、色々と取り返しのつかないことになるのに……
 ルイミヤには、リークフリードさんっていう恋人がいるばずなのに……
 俺のこと……そんな愛おし気に見るなよ。

「マコト……」
 吐息が混じった切なげな声に、熱で潤んだ空色の綺麗な瞳で見つめられると絆されてしまいそうになる。
 ダメだって自分に言い聞かせているのに、俺もルイミヤが欲しくて仕方ない。

 おずおずとルイミヤ殿下の首に腕を回し、恥ずかしすぎて顔が見られないから、肩に顔を埋めて小さく頷く。
「るぃみや……いいよ……俺の中、きて……」
 俺の返事を聞いた後、ふにゃっと嬉しそうな笑みを浮かべ、何度も啄むようなキスをしてきた。
「マコト、できるだけ痛くはしない……。だが、男相手は初めてなんだ。痛かったら、ごめん」
 恋人にでも向けるような甘く熱い視線に、色々勘違いしてしまいそうになる。
 ルイミヤには、リークフリードさんがいる。
 今回、ルイミヤは流されただけだ。
 だから……これは、今だけの関係だから……
 なぜかチクリと胸が痛むのを、目を閉じて押し殺した。

 擦り付けていたペニスをヒクつくアナルに押し当て、ゆっくりとナカに挿ってくるのを感じる。
 亀頭がヒダに引っ掛かる圧迫感と、思っていたよりもずっと大きな質量に息を止まりそうになる。
「ん……んくぅ……」
 つい息を詰めて呻いてしまうと、そっと頬を指の背で撫でられ
「マコト、ゆっくり、息を吐け……」
 ルイミヤ殿下も苦しいのか、綺麗な顔に汗が滲み出ている。
 眉間に皺を寄せるくらい自分もキツいくせに、俺の身体を案じているのか動かずに慣れるのを待ってくれていた。
「んっ……ぁ、はぁ……あぅっ」
 身体の力を抜こうにも久々過ぎてキツくなったアナルに、ルイミヤ殿下の質量はなかなかに苦しい。

 浅い呼吸を繰り返していると、舌を絡めるような濃厚な口づけをしてきた。
 今までの触れるだけの軽いものとは違い、口内を嘗められる気持ち良さに身体の力が抜けてくる。
 耳を塞ぐように触られると、キスをしている濡れた音が頭に響いて、それだけで軽くイってしまいそうになる。
「ふぁっ、はぁっ…んっ♡」
 深く息を吐き出した瞬間、ぐっとナカに挿ってきた。
「ぅっ、ひぁっ!?」
 一気に奥を開かされる苦しさと圧迫感に、目の前がチカチカと電気が走ったように瞬く。

 呼吸をしなきゃいけないのに、苦しくて魚のようにパクパクと口を開いていると、慰めるように目元や唇に優しくキスをしてくれた。
 まるで恋人にするような、甘い対応に心が追い付かない。
「マコ、マコト……」
 切なげに俺の名前を呼びながら、腰を前後に振ってゆるゆる出たりはいったりを繰り返し、更に腹の奥深くに侵入してくる。
「んあっ……ヤッ、ひぃぁっ、あっんんぅっ」
 腰を打ち付けられる度に、甲高く感じ切った声が無意識に口から出てしまう。
 ルイミヤ殿下も気持ち良いのか、目を閉じながら夢中になって腰を振っているのがわかる。

「マコ……マコト…、気持ちいい」
 奥を突き上げられる度に俺も声を抑えることが出来なくて、ルイミヤ殿下の腰に脚を絡ませてもっとと強請ってしまう。
「ぴゃっ♡」
「マコト……好きだ」
 耳元で吐息交じりに囁かれた瞬間、ビクッと身体を震わせると同時に、ナカに挿っているルイミヤ殿下をギュッと締め付けてしまう。
「くっ!?」
 ルイミヤ殿下もイキそうになったのか、慌てて俺のナカからペニスが引き抜かれる。
 その刺激に耐えることが出来ず、俺はルイミヤ殿下の腹と自分の腹に掛けしまうくらい、盛大に白濁を吐き出してしまった。
「ひゃっ、ッ!!?」
 強烈な快感のせいでピクッピクッと痙攣したように身体が震え、胸が上下に動くほど何度も荒い呼吸を繰り返す。
 俺の腹の上には、ルイミヤ殿下の熱い精液が俺の出した精と混ざるように吐き出されていた。

 二人の白濁が混じり合い、疲れて覆い被さるように抱き締めてくる彼に愛しさを感じてしまう。
 彼の汗に濡れた黄金色の髪を軽く指で梳いてやり、人肌を求めるように自分からも抱きついた。

「ルイ、ミヤ……おやすみ……」
 体力も限界で、これ以上目を開けていることすらツラい。
 彼の少し汗で湿った肌も、ほんのりとローズの香水が混じり合った匂いも心地いい。
 起こさなきゃいけないのに、愛し気に俺を抱きしめるその腕から逃れることも出来ない。
 ただ、こうやって触れ合っているだけでも気持ち良くて、そのまま二人揃って眠りに落ちてしまった。

 狭い宿屋のベッドは、男性二人が寝るには狭すぎたけれど、そんなこと気にする余裕もなかった。


 なんか、窓のところに変な女性が居たような気がする。
 俺たちの行為をガン見していたような気がしたけど、ここは宿屋の三階だし、向かいに同じ高さの建物はない……
 だから……多分、見間違いだと……おも、う……
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