【完結】野良猫Subは誰にも懐かない

こうらい ゆあ

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日常 *

「お兄さん、nagiだよね?」
知らない2人組
さっきの店から付けて来てたのは知ってた
オレのことを知ってるってことは、目的もわかりやすい

「人違いじゃないですか~?オレはアンタらのこと知らないし」
めんどくさいと言うように、溜息を吐き出すも、握られた腕を振り払うことも出来ず、人気のない裏路地に連れ込まれる

「髪型ちょっと違うけど、背格好とこの声。ほら、間違いないじゃん。この腰の蝶のタトゥー」
壁に押さえ付けるように追い込まれ、人の服を勝手に捲り上げて、尾てい骨の辺りに彫られたタトゥーを確認するように見てニヤニヤ笑っている


めんどくさい…
いきなり人の服を捲るってどうなんだ…


「さっさとイッて、早く解放してよ。オレ、お腹空いてんだから…」
文句を言う元気も出ず、諦めたように溜息を吐き出し、当たり前の様に2人の足下にしゃがみ込む
慣れた手付きで2人のズボンのベルトをカチャカチャと音を立てて緩め、下着からペニスを取り出す
蒸れた雄臭い匂いがするペニスに舌を這わすように舐め上げ、空いている方は手で扱いて愛撫する
直ぐに大きくなり、奥にまで咥えながらさっさと終わらせようと舌を動かしていると簡単に呻き声が漏れ出す

「コレ、本番までヤらせてくれんの?」
息を乱しながらオレの頭を押さえてくる手を払い退け、ヂュッとワザと音を立てて吸い上げる
呆気なく1人は口内に射精し、ニガくドロっとしたモノを飲み下し、手の甲で口を拭う

「買ってくれるならいいけど…どうせ、今晩も行くトコないし…」

まだイってないもう1人のペニスを横に咥え、玉を転がすように揉む、ニヤニヤと笑いながら見下してくる2人の目が気持ち悪い

「この近くのホテルでいいよな」

荒い息と欲望を隠さずにギラギラとした目で見てくる

さっさともう1人もイかせ、先程と同じように精液を溜飲する

今日の寝床は確保出来たけど、寝れるかは別だなぁ…と頭の隅で考える


ホント、めんどくさい…






ホテルに着いて早々ベッドに押し倒され、服を脱がされる
「ご飯食べたかったんだけど…」
お腹が虚しく鳴るも、2人には関係ないのか話しなど聞いてくれる様子もなく、オレの身体に貪り尽く

「んっ…あっ、んくっ…」
四つん這いにされ、1人のペニスを喉奥まで咥えながら、アナルにはもう1人のペニスを挿入されている
パンッパンッと腰を打ち付ける音と荒い呼吸だけが室内に響く

「めっちゃ絡み付いてくる。コレ、女より良いかも」
頭を押さえつけて、喉奥を好きに抉られ、呼吸もままならない
苦しいのに馴れた身体はそれすら快楽だと感じてしまい、ナカを締め付ける

「んグッ、それヤバいな。搾り取られる」
腰を打ち付けてくる男がゴム越しにナカで果てるのを感じる

「ン"んっ…」
ズルリと奥から抜かれる感覚に震え、自身からも少量の精液が垂れ落ちる
「オレも出る」
喉をオナホでも扱うようにガンガン犯していた奴が軽く呻き、口内に射精してくる
口を離したいのに、頭を押さえ付けられているせいで抜け出せず、仕方なく出されたモノを飲み干し、口を開けて飲み込んだのを見せてやる
オレの挑発的な痴態を見て、前と後ろからゴクリと喉を鳴らす音が聞こえた

「な、なぁ…せっかく3Pしてっから、やってみたいことがあんだけど…?」
さっきまで人の身体を好きに犯してたくせに、更に追加で無理をお願いしたい様子の2人組

「プラス1万…あと、今日食ったの、精液とチンポだけの可哀想なオレにちゃんと美味しいご飯食わせてくれるなら」
顔を突き合わせ、何度も頷く2人組に溜息が出る


やっぱり、今日も寝れそうにないな…
腹、減った…








腹が重い、腰が痛い…、ケツが痛い…、穴、緩くなってないか…?

久しぶりに結構無茶な要求もされたせいで、身体の節々が痛い
肌の至る所に噛み痕や縛られた痕が痛々しく残っていた
昨晩の行為のせいでシーツは汗やら色んな汁で汚れ、シミが出来ているがそんなものも気にせず、ベッドに転がりながら煙草に火を付け、肺の奥まで行き渡るように深く煙を吸い込む

ゴミ箱やベッドの周りには使用済みのコンドームが幾つも落ちており、昨晩だけでどれだけヤッたのか数えるのも面倒だ

「はぁ……マズっ…」

自分以外誰もいない部屋で、気怠げに呟き、ベッドサイドのテーブルに置かれたお金を数える

4万円

昨晩のオレの値段

色々『お願い』を聞いてやったから、通常よりも多く貰えたのは有り難い

吸いかけの煙草を揉み消し、退室時間ギリギリまでシーツに包まって眠りについた
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