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第14章 新エリアと新HNM編
第238話 台風接近と生配信
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『幻の楽譜』のクエストから二日後。次の生配信日を迎えたわけだが――事前の予想に反して、台風は直撃コースを取っていた。
接近に備えて、クマサンには昼のうちに俺の部屋に来てもらったから、彼女の移動に支障はなかった。ただ、そのおかげでひそかに期待していたレインコート姿を見られなかったのは、少し残念だった。
もっとも、薄手のジップアップパーカーに濃紺のスポーツキャミを合わせ、ショートパンツから伸びる脚には黒のハイソックス――そんな、健康的でありながら艶っぽさも漂うクマサンの服装を見られたのは、正直ちょっと嬉しかった。
「ごめんね。わざわざ早く来てもらって」
「ううん。予定はなかったし、平気だよ。それに、夜まで一緒に遊べるわけだし」
気を使って言ってくれてるだけかもしれないが、そのご機嫌そうな様子には救われる。
台風を理由に配信を中止する手もあったが、それは俺達がいる地域を特定することに繋がる恐れがあるため、クマサンに理由を話して予定通り配信することにした。
実際、地震の揺れを生配信で実況したせいで地域を特定された配信者もいると聞く。世の中には、ネットにアップされた写真の瞳に映った景色から居場所を割り出すような人までいるくらいだ。
俺の部屋での配信だから、直接クマサンの住んでる場所の特定には至らないにしても、警戒するに越したことはない。
――もっとも、クマサンは最初から台風くらいで配信をやめるつもりはなかったようで、予定通り今日配信すると伝えたときも、笑顔で「楽しみにしてくれているリスナーがいるのに、やめるなんて選択肢はないよ」と言っていた。
クマサンが、Vチューバーを義務的にやってるんじゃなくて、本気でやってくれているのが伝わってきて、なんだか嬉しかった。
「じゃあ、二人で『ヒューマンフォールフラット』でもやる?」
「あ、いいね!」
それは、ぐにゃぐにゃの軟体人間のようなキャラクターを操作して、ステージを進めていく、パズル的要素のあるアクションゲームだ。
ほかの配信者がやっているのを見て、前から二人で「おもしろそうだね」と話していたので、昨日のうちにダウンロードしておいた。
なかなか思った通りにキャラが動いてくれず、そのもどかしさが難しさとおもしろさに繋がっているらしい。二人なら協力できるぶん、難易度も下がるようだが、何よりクマサンとお喋りしながら遊べるわけで、これが楽しくないはずがない。
予定よりずっと早く来てもらったおかげで、こうして一緒に遊べる時間ができたのだから、台風に感謝したくなるくらいだ。
クマサンに部屋に上がってもらって、テレビの前に二人並んで座る。
女の子と自然な部屋で二人になれるなんて、以前の俺なら考えられなかったことだ。
クマサンからも、俺への警戒心のようなものは感じない。
信頼されている――と言いたいところだが、ただの「安全な友達」と思われているだけかもしれない。
それでもいい。クマサンと一緒に過ごす時間は、ただ楽しくて、あっという間に過ぎていくのだから。
ゲームで盛り上がり、俺が作った夕食を食べてもらい、配信までの時間もまたゲームに熱中した。
やがて配信開始の時刻が近づき、俺達はコントローラーを置いて準備にとりかかる。
外では、台風に備えて下ろしたシャッターが時折ガタガタと鳴った。けれど、クマサンに使ってもらうマイクは単一指向性だし、ノイズゲートの設定も済ませてある。余計な音を拾う心配はないだろう。
「クマサン、そろそろ席に着いて」
「りょーかい」
今夜はゲーム配信で、プレイするソフトは『マインクラフト』。
定番中の定番でいまさら感はあるが、逆にそれだけ鉄板の面白さがあるということでもある。これまで何度かマイクラの実況プレイをしてきたが、リスナー達の多くは経験者らしく、初心者のクマサンが繰り広げる珍行動に爆笑したり、コメントで的確にアドバイスしたりと、配信は意外な盛り上がりを見せていた。
一方でクマサン自身も、マイクラにハマったようで、楽しんでプレイしているのが画面越しにも視聴者へと伝わっているのがわかった。
「今日も『クマーヤランド』建設に向けて、頑張るクマ~!」
高らかに宣言し、今夜の配信が始まった。
「クマーヤランド」とは、クマサンなりのマイクラの目的として掲げたもので、彼女の頭の中にはある程度の完成図が浮かんでいるのだろうが、正直、見ているだけの俺には今のところまったく想像がつかない。
けれど、そんな彼女が一生懸命作り上げていく姿を見守るのは、自分でプレイする以上に楽しかった。リスナー達もきっと同じ気持ちなんだろう。
――気がつけば、配信予定時刻を過ぎていた。
このままでは際限なく続いてしまいそうで、俺は渋々終了の合図を送る。
終了時間を決めない配信スタイルもあるが、クマサンの帰宅時間を考えて、時間を決めて配信するのがクマーヤのスタイルだ。リスナー側の予定や都合もあるので、当初決めた終了時間を守るのが、配信者側のマナーでもある。
「あっ、ごめんクマ~。いつの間に時間オーバーしていたクマ~」
俺の合図に気づいたクマサンは、リスナーに謝り、キリのいいところで区切って配信を終了した。
マイクラは数時間のプレイでどうにかなるようなゲームじゃない。リスナーもそれをわかっているので、惜しむコメントは寄せられても、不満を口にする人はほとんどいなかった。
「お疲れ、クマサン」
「まだやり足りないくらいだよ」
二時間ほぼ喋りながらゲームをし続けていたのに、クマサンはまだまだ元気だった。
午後の紅茶(レモンティー)を注いだコップを渡すと、彼女は嬉しそうに口をつけ、喉を潤す。
「……それにしても、外は風が凄そうだね」
そういえば、シャッターの揺れる音が途切れることなく響いている。
予定では、配信中に台風はこのあたりを通過するはずだったが――
「ちょっと台風情報を見てみる」
スマホを確認すると、台風は予想外に速度を落としていた。通過はまだ先で、これからが本番らしい。
「……まずいな。まだこれから風も雨も強くなるみたいだ」
クマサンに来てもらうことには十分気を配ったつもりだったが、帰りのことはどこか楽観視していた。配信が終わる頃には通り過ぎて、落ち着いた頃に送ればいい――そんな計算が外れてしまったのだ。
「……それじゃあ帰れそうにないねぇ」
面目ない。せめて俺が車を持っていれば送っていけるのだが……。
こうなったら朝まで『ヒューマンフォールフラット』の続きをやるしかないか――そう考えていたところで。
「……実は、今日朝が早かったから、ちょっと眠たいんだよね」
クマサンがそう言って小さく笑う。
……どうやら、夜通しゲームというわけにもいかないようだ。
「……じゃあ、泊まっていく?」
この状況での冗談としては、きっと最低レベルだろう。でも、少しでも気分が明るくなればと思って口にしたのだが――
「……じゃあ、そうさせてもらおうかな」
……え?
クマサンはほんのり照れた顔で、意外な言葉を返してきた。
接近に備えて、クマサンには昼のうちに俺の部屋に来てもらったから、彼女の移動に支障はなかった。ただ、そのおかげでひそかに期待していたレインコート姿を見られなかったのは、少し残念だった。
もっとも、薄手のジップアップパーカーに濃紺のスポーツキャミを合わせ、ショートパンツから伸びる脚には黒のハイソックス――そんな、健康的でありながら艶っぽさも漂うクマサンの服装を見られたのは、正直ちょっと嬉しかった。
「ごめんね。わざわざ早く来てもらって」
「ううん。予定はなかったし、平気だよ。それに、夜まで一緒に遊べるわけだし」
気を使って言ってくれてるだけかもしれないが、そのご機嫌そうな様子には救われる。
台風を理由に配信を中止する手もあったが、それは俺達がいる地域を特定することに繋がる恐れがあるため、クマサンに理由を話して予定通り配信することにした。
実際、地震の揺れを生配信で実況したせいで地域を特定された配信者もいると聞く。世の中には、ネットにアップされた写真の瞳に映った景色から居場所を割り出すような人までいるくらいだ。
俺の部屋での配信だから、直接クマサンの住んでる場所の特定には至らないにしても、警戒するに越したことはない。
――もっとも、クマサンは最初から台風くらいで配信をやめるつもりはなかったようで、予定通り今日配信すると伝えたときも、笑顔で「楽しみにしてくれているリスナーがいるのに、やめるなんて選択肢はないよ」と言っていた。
クマサンが、Vチューバーを義務的にやってるんじゃなくて、本気でやってくれているのが伝わってきて、なんだか嬉しかった。
「じゃあ、二人で『ヒューマンフォールフラット』でもやる?」
「あ、いいね!」
それは、ぐにゃぐにゃの軟体人間のようなキャラクターを操作して、ステージを進めていく、パズル的要素のあるアクションゲームだ。
ほかの配信者がやっているのを見て、前から二人で「おもしろそうだね」と話していたので、昨日のうちにダウンロードしておいた。
なかなか思った通りにキャラが動いてくれず、そのもどかしさが難しさとおもしろさに繋がっているらしい。二人なら協力できるぶん、難易度も下がるようだが、何よりクマサンとお喋りしながら遊べるわけで、これが楽しくないはずがない。
予定よりずっと早く来てもらったおかげで、こうして一緒に遊べる時間ができたのだから、台風に感謝したくなるくらいだ。
クマサンに部屋に上がってもらって、テレビの前に二人並んで座る。
女の子と自然な部屋で二人になれるなんて、以前の俺なら考えられなかったことだ。
クマサンからも、俺への警戒心のようなものは感じない。
信頼されている――と言いたいところだが、ただの「安全な友達」と思われているだけかもしれない。
それでもいい。クマサンと一緒に過ごす時間は、ただ楽しくて、あっという間に過ぎていくのだから。
ゲームで盛り上がり、俺が作った夕食を食べてもらい、配信までの時間もまたゲームに熱中した。
やがて配信開始の時刻が近づき、俺達はコントローラーを置いて準備にとりかかる。
外では、台風に備えて下ろしたシャッターが時折ガタガタと鳴った。けれど、クマサンに使ってもらうマイクは単一指向性だし、ノイズゲートの設定も済ませてある。余計な音を拾う心配はないだろう。
「クマサン、そろそろ席に着いて」
「りょーかい」
今夜はゲーム配信で、プレイするソフトは『マインクラフト』。
定番中の定番でいまさら感はあるが、逆にそれだけ鉄板の面白さがあるということでもある。これまで何度かマイクラの実況プレイをしてきたが、リスナー達の多くは経験者らしく、初心者のクマサンが繰り広げる珍行動に爆笑したり、コメントで的確にアドバイスしたりと、配信は意外な盛り上がりを見せていた。
一方でクマサン自身も、マイクラにハマったようで、楽しんでプレイしているのが画面越しにも視聴者へと伝わっているのがわかった。
「今日も『クマーヤランド』建設に向けて、頑張るクマ~!」
高らかに宣言し、今夜の配信が始まった。
「クマーヤランド」とは、クマサンなりのマイクラの目的として掲げたもので、彼女の頭の中にはある程度の完成図が浮かんでいるのだろうが、正直、見ているだけの俺には今のところまったく想像がつかない。
けれど、そんな彼女が一生懸命作り上げていく姿を見守るのは、自分でプレイする以上に楽しかった。リスナー達もきっと同じ気持ちなんだろう。
――気がつけば、配信予定時刻を過ぎていた。
このままでは際限なく続いてしまいそうで、俺は渋々終了の合図を送る。
終了時間を決めない配信スタイルもあるが、クマサンの帰宅時間を考えて、時間を決めて配信するのがクマーヤのスタイルだ。リスナー側の予定や都合もあるので、当初決めた終了時間を守るのが、配信者側のマナーでもある。
「あっ、ごめんクマ~。いつの間に時間オーバーしていたクマ~」
俺の合図に気づいたクマサンは、リスナーに謝り、キリのいいところで区切って配信を終了した。
マイクラは数時間のプレイでどうにかなるようなゲームじゃない。リスナーもそれをわかっているので、惜しむコメントは寄せられても、不満を口にする人はほとんどいなかった。
「お疲れ、クマサン」
「まだやり足りないくらいだよ」
二時間ほぼ喋りながらゲームをし続けていたのに、クマサンはまだまだ元気だった。
午後の紅茶(レモンティー)を注いだコップを渡すと、彼女は嬉しそうに口をつけ、喉を潤す。
「……それにしても、外は風が凄そうだね」
そういえば、シャッターの揺れる音が途切れることなく響いている。
予定では、配信中に台風はこのあたりを通過するはずだったが――
「ちょっと台風情報を見てみる」
スマホを確認すると、台風は予想外に速度を落としていた。通過はまだ先で、これからが本番らしい。
「……まずいな。まだこれから風も雨も強くなるみたいだ」
クマサンに来てもらうことには十分気を配ったつもりだったが、帰りのことはどこか楽観視していた。配信が終わる頃には通り過ぎて、落ち着いた頃に送ればいい――そんな計算が外れてしまったのだ。
「……それじゃあ帰れそうにないねぇ」
面目ない。せめて俺が車を持っていれば送っていけるのだが……。
こうなったら朝まで『ヒューマンフォールフラット』の続きをやるしかないか――そう考えていたところで。
「……実は、今日朝が早かったから、ちょっと眠たいんだよね」
クマサンがそう言って小さく笑う。
……どうやら、夜通しゲームというわけにもいかないようだ。
「……じゃあ、泊まっていく?」
この状況での冗談としては、きっと最低レベルだろう。でも、少しでも気分が明るくなればと思って口にしたのだが――
「……じゃあ、そうさせてもらおうかな」
……え?
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