8 / 59
第08話 槍兵となった俺 嵐の中で吠える!
しおりを挟む
俺は木賃宿へ帰ると、スーパーで買ったポテチとコーラをポリポリグビグビやりながら必死になって考えた。
こんなに頭使ったの、生まれて初めて、って感じなんだけど、ああ、そうだ。その前に残金確認しておこっと。
宿代 合計2000円
ポテチ 180円
コーラ 150円
石鹸 100円
剃刀 300円
タオル 200円
歯ブラシ 100円
歯磨き粉 150円
ティッシュペーパー 100円
スマホ一郎① 1300円
俺、レシートお持ち帰りしたの初めて。
残金 5420円
まあ、ポケットの中調べれば、残金、すぐにわかるけど。
なんか無駄なもんがひとつ、混じっているような気がするけど。
あれ、おかしいな? 百円足りねえぞ、おい、俺の百円どこいった!?
あっ、よかった! スマホ一郎①の下敷きになってたよ。
あっ、スマホ一郎①の上にコーラこぼしちゃった。
まっ、いいや。ティッシュがもったいないからそのままで。
転生手当が振り込まれるまでの十日間、さすがにこれで暮らすのは不可能だろ?
で、期待すべきは親からの仕送りなんだけど。
スマホがなけりゃ、あっちの世界と連絡とれねえし。
で、思い出したのがスマホ太郎なんだよね。
いや、驚いたよ!
こっちの本屋にも、ついでに足を伸ばしてみたんだけど。
あるわ、あるわ、カラフルな表紙のラノベの山が……。
それもあっちの世界で目にしたものばかり、”あのすば”とか”天スラ”とか”有職転生”とか"デスマ太郎”とか”スマホ太郎”とか、なろうをご卒業なさって、見事作家として社会へ羽ばたいていってた先生方の作品の数々。
いや、眩しいねえ!
そんな作品群が大型書店の一番目立つ所に平積みされている、あっちの世界ではお馴染みの光景なんだけど。
俺は思わず心の中で叫んだよ!
普通、異世界行って異世界ラノベ読む?
いや、絶対に読まねえよ!
これには何か裏があると読んだね。
で、書店員さんにそれとなく探りを入れてみたんだけど……。
「あの、ラノベって、異世界でも売れるんですか?」
「ええ、うちでは一番の売れ筋ですよ」
「現世の本屋さんと、品揃え、変わりませんよね?」
「ええ、当然ですよ。異世界の本屋には、現世の出版社の在庫が流れてくるんですから」
まさか、出版社にそんな闇ルートがあったとは。
実は現世の書店から出版社へ返本されたブツは、そのまま闇ルートを通じて、異世界の本屋へ降ろされるのだそうだ。因みに返本は諸々の事情によりできず、ずべて買い切りだそうだ。
つまり発行部数=実売部数というわけだ。
おまけに古紙回収に回される本もなくなるわけだし。
いや、出版業界の未来は明るい!
書店員さんが小声で囁いた。
「異世界で引き取らなきゃ、現世で多くの出版社が潰れてますよ」
「……」
つらつらつら~と書架を眺めていると、あった、あった!
懐かしいタイトルの数々が。
”ハルヒ”やら”イリヤ”やら”ドクロちゃん”やらが、埃を被って書架の片隅に置かれていた。
懐かしさの余り、俺はイリヤを手に取ってページをめくってみた。
あ~、まるで昔の恋人と再会しているようだ。
読み進めていくうちに、あのピュアな時代を思い出して、思わず熱い涙が頬を伝ったよ。
あ~、昔のラノベはよかったなんて、オヤジのようなこと言ってる俺って、いったい何歳?
まあ、買った本は”スマホ一郎➀”なんだけど。
もはや、スマホを手に入れる手段はただひとつ。
雷に打たれて、神様の下へ召されることだ。
そして資格選択のとき、スマホを選択するのだ。
まあ、一度死んでいる身だから、もう一度死んだって、どうってことねえや!
■■■
その日の夕方、おあつらえ向きに風雨が強くなってきた。
俺は木賃宿を後にすると、その足でビル解体工事現場へ急いだ。
誰もいないことを確認して、そうっと現場に忍び込む。
あった。
瓦礫の上に横たわる放置された避雷針。
長さは二メートルくらいか。
なんか槍兵の槍みたいだ。
そいつを握り締めて、槍兵っぽいポーズを決めてみる。
俺、ちょっと格好いい?
そのまま荒野へ繰り出して、荒れ狂う風雨の中、落雷するのを待っていたんだけど。
雷神様あ~! 早く、早く、このニートに、ほんとは王だけど、今だけは屑ニート(仮)に天罰を! 早よ、怒りの鉄槌を打ち下ろすのだぁ~~~~~!
くそっ、反応がねえ! よし、こうなったら!
やい、くそジジイ! 早く雷落としやがれ!
俺は嵐吹きすさぶ天空に向かって吠えたね!
ピカ、ゴロゴロ、ド~~~~~ン!
よっしゃ~~~~~! なんて叫ぶ間もなかった。
見事に全身びりびり!
雷光の中に俺の骨格図が浮かび上がったよ!
俺は当初の目的を達成した充実感に酔い痴れながら、粛々と意識を失った。
こんなに頭使ったの、生まれて初めて、って感じなんだけど、ああ、そうだ。その前に残金確認しておこっと。
宿代 合計2000円
ポテチ 180円
コーラ 150円
石鹸 100円
剃刀 300円
タオル 200円
歯ブラシ 100円
歯磨き粉 150円
ティッシュペーパー 100円
スマホ一郎① 1300円
俺、レシートお持ち帰りしたの初めて。
残金 5420円
まあ、ポケットの中調べれば、残金、すぐにわかるけど。
なんか無駄なもんがひとつ、混じっているような気がするけど。
あれ、おかしいな? 百円足りねえぞ、おい、俺の百円どこいった!?
あっ、よかった! スマホ一郎①の下敷きになってたよ。
あっ、スマホ一郎①の上にコーラこぼしちゃった。
まっ、いいや。ティッシュがもったいないからそのままで。
転生手当が振り込まれるまでの十日間、さすがにこれで暮らすのは不可能だろ?
で、期待すべきは親からの仕送りなんだけど。
スマホがなけりゃ、あっちの世界と連絡とれねえし。
で、思い出したのがスマホ太郎なんだよね。
いや、驚いたよ!
こっちの本屋にも、ついでに足を伸ばしてみたんだけど。
あるわ、あるわ、カラフルな表紙のラノベの山が……。
それもあっちの世界で目にしたものばかり、”あのすば”とか”天スラ”とか”有職転生”とか"デスマ太郎”とか”スマホ太郎”とか、なろうをご卒業なさって、見事作家として社会へ羽ばたいていってた先生方の作品の数々。
いや、眩しいねえ!
そんな作品群が大型書店の一番目立つ所に平積みされている、あっちの世界ではお馴染みの光景なんだけど。
俺は思わず心の中で叫んだよ!
普通、異世界行って異世界ラノベ読む?
いや、絶対に読まねえよ!
これには何か裏があると読んだね。
で、書店員さんにそれとなく探りを入れてみたんだけど……。
「あの、ラノベって、異世界でも売れるんですか?」
「ええ、うちでは一番の売れ筋ですよ」
「現世の本屋さんと、品揃え、変わりませんよね?」
「ええ、当然ですよ。異世界の本屋には、現世の出版社の在庫が流れてくるんですから」
まさか、出版社にそんな闇ルートがあったとは。
実は現世の書店から出版社へ返本されたブツは、そのまま闇ルートを通じて、異世界の本屋へ降ろされるのだそうだ。因みに返本は諸々の事情によりできず、ずべて買い切りだそうだ。
つまり発行部数=実売部数というわけだ。
おまけに古紙回収に回される本もなくなるわけだし。
いや、出版業界の未来は明るい!
書店員さんが小声で囁いた。
「異世界で引き取らなきゃ、現世で多くの出版社が潰れてますよ」
「……」
つらつらつら~と書架を眺めていると、あった、あった!
懐かしいタイトルの数々が。
”ハルヒ”やら”イリヤ”やら”ドクロちゃん”やらが、埃を被って書架の片隅に置かれていた。
懐かしさの余り、俺はイリヤを手に取ってページをめくってみた。
あ~、まるで昔の恋人と再会しているようだ。
読み進めていくうちに、あのピュアな時代を思い出して、思わず熱い涙が頬を伝ったよ。
あ~、昔のラノベはよかったなんて、オヤジのようなこと言ってる俺って、いったい何歳?
まあ、買った本は”スマホ一郎➀”なんだけど。
もはや、スマホを手に入れる手段はただひとつ。
雷に打たれて、神様の下へ召されることだ。
そして資格選択のとき、スマホを選択するのだ。
まあ、一度死んでいる身だから、もう一度死んだって、どうってことねえや!
■■■
その日の夕方、おあつらえ向きに風雨が強くなってきた。
俺は木賃宿を後にすると、その足でビル解体工事現場へ急いだ。
誰もいないことを確認して、そうっと現場に忍び込む。
あった。
瓦礫の上に横たわる放置された避雷針。
長さは二メートルくらいか。
なんか槍兵の槍みたいだ。
そいつを握り締めて、槍兵っぽいポーズを決めてみる。
俺、ちょっと格好いい?
そのまま荒野へ繰り出して、荒れ狂う風雨の中、落雷するのを待っていたんだけど。
雷神様あ~! 早く、早く、このニートに、ほんとは王だけど、今だけは屑ニート(仮)に天罰を! 早よ、怒りの鉄槌を打ち下ろすのだぁ~~~~~!
くそっ、反応がねえ! よし、こうなったら!
やい、くそジジイ! 早く雷落としやがれ!
俺は嵐吹きすさぶ天空に向かって吠えたね!
ピカ、ゴロゴロ、ド~~~~~ン!
よっしゃ~~~~~! なんて叫ぶ間もなかった。
見事に全身びりびり!
雷光の中に俺の骨格図が浮かび上がったよ!
俺は当初の目的を達成した充実感に酔い痴れながら、粛々と意識を失った。
0
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる