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第03話 天に神あり手塚あり
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空の大気と愛輝の瞳が元の碧さを取り戻したとき、そこには三つの死体が転がっていた。
即ち、桜井咲子と石見源五郎丸と平賀源外のだ。
これはミステリーか? ミステリーですよね? それも大量殺人の……。
冒頭からいきなり三つも死体を並べたら(あ~、快感)、さすがに青春学園ラノベとしては大いに問題がある。
いっそ死者ばかり集めて学園祭でもおっ始めるか……。いやいや、そんなもん、〇川次郎先生だって書かないよ~。
ああ、ここで重大な事を思い出した。
源外が死んでしまった。
主人公が死んでしまった。
まだ物語は始まったばかりなのに……。
これでは百巻にも連なる壮大な物語の構想がすべて無駄になってしまった。
なんて斬新な展開だ。
筆が滑った。弘法も、いや、ラノベ作家も筆の誤り。
(前後が一行ほど空白になっておりますが、それは作者のショックの度合いを表したものであり、決して原稿の枡目を埋めるのが億劫になったからではありません)
そうだ、神様にお願いしよう。神様に頼んで源外を復活してもらおう。
悪魔が出てきたのなら、神様が出てきたっていいじゃないか!
なぜならその二つの観念は寿司ネタにシャリ、善哉に餅、カレーにライスのごとくお互いを必要としているのだから……。
善と悪とは表裏一体、互いの存在なくして意味を成し得ないのだ。
以下、神様と源外の哲学的対話。
神「私が神様です」
源「神様? もしかしてポワ〇リンの?」
神「それは鈴木〇順。わたしはマンガの神様、手塚治虫です」
源「あっ、知ってる! 頭に角の生えたユ〇コとかいう、青い仔馬のブ〇ンクってアニメの人でしょう?」
神「それくる? 君、それ、わざと言ってない?」
源「えっ、なんでぇ?」
神「だって君、さっき”ラララ科学の子ぉ~♪”って歌ってたよね? それがわたしの代表作って知ってたよね?」
源「……………………、~♪ ~~♪ ~~~♪ ~~~~♬ (口笛です)」
神「この天邪鬼が。君のようなへそ曲がりは永遠に現世で苦しみなさい!」
源「ひえ~、お助けぇ~」
臨死体験の映像としては些か常軌を逸しているが、それが幻視となって源外の目の前に現れたであろうことは、以下の発言から容易に推測できる。
「わし、科学者やめてマンガ家になる!」
目覚めるなり、吐瀉物塗れの顔でそんなこと宣言されても、誰一人として理解も共感もできるはずもなく……。
あれ、おかしいなぁ~?
己の大志と復活が万雷の拍手を以て迎えられると信じた源外にとって、大衆の無反応は想定外のものだった。
愛輝などは眉間に無数の縦じわを刻み込んで、組んだ両の指をパキパキと鳴らす始末。
そこはかとなく漂う一方ならぬ殺意に、さすがの源外も身の危険を感じたのか、額から流れる大量の汗で吐瀉物を洗い流すと、引きつった笑みと共に、ーー横山や〇し師匠の眼鏡はどこじゃ~! のノリで、バック、バック、バックはどこじゃ~! と喚きながら車内を隈なく弄り、ようやく四次元バックパックを探し当てると、中から取り出したる一本の赤いバラを差し出して一言。
「やあ、愛輝。その眉間に縦じわが何本刻まれようとも、やっぱり君は美しい……」
源外は媚びた。
不器用に媚びた。
精一杯媚びた。
恥も外聞も捨てた。
名誉も矜持も捨てた。
金も権力も捨てた。
ついでにエロ本やエロDVDも捨てて、幼き日の真っ新な自分を取り戻しかった。
どれもこれも愛輝のお目溢しを期待してのことが、普段から彼女の長身をネタに陰口を叩く源外に誠意などあろうはずなく、そんな付け焼刃的な称賛は得てして火に油を注ぐもの。
彼女の片頬に浮かぶヒクついた笑みを見たとき、源外は己の運命を悟った。
「源外君、ありがとう~。これはそのお礼よ!」
言いざま、愛輝が繰り出した右ストレートはバラの花弁を華麗に舞い散らし、その有り余る破壊力で源外をリムジンのドアごと向かいの塀まで吹っ飛ばした。
直後、大音響と共にドクロの形をしたキノコ雲がボヨヨ~ンと立ち上り、野次馬の間を奔流する爆風は、女子生徒のスカートを容赦なく捲り上げた。
男子生徒にとっては心ときめく瞬間なのだが、如何せん、まばゆい閃光に眼が眩んでは、そのパラダイスな光景を網膜に焼き付けることはできない。
さすがの源外も、まるで科学者コントのオチのようなボロボロの姿に成り果てて、傍らに放置された四次元バックパックを見つめつつ、
ああ、あの中に収納した超高感度ゴーグル。ーー明度を自在に調整して、太陽黒点からブラックホールまで観察可能な、ーーを装着していれば、女子の秘密の花園を独占スクープ取材できたのにぃ~。と悔し涙を流したもんだ。
その涙を傷の痛みによるものと勘違いした野次馬は、彼に同情しきりなのだが、愛輝だけはその涙の不純な動機すらも正確に見抜いていたと思われる。
同情の余地なしという冷酷な態度で、源外の頭を鷲掴みにすると、
「さあ、目が覚めたら、さっさとあの娘を病院に搬送しなさい!」
源外の双眼が驚愕で見開かれた。
あんぐりと開かれた大口が、その衝撃の大きさを物語る。
今度こそ源外の視神経は血塗れの姿で横たわる桜井咲子を認めたのだ。
「たっ、大変だあ~! 狼が出たあ~! 本当に出たあ~!」
今更、源外が意味不明の雄叫びを連発したところで、それは日常の一コマ。何ら驚くに値しないのだが、気になる読者のために、彼の良き理解者、織美江愛輝の意見を参考に意訳すると、ーー死体ごっこをしていたら本物の死体が出たあ~! とまあ、嘘から出た真の話、イソップ童話の”狼と少年”に自身の心象を重ね合わせたのでしょうとのこと(源外も現代を生きる高校生。よもや桜井が狼に喰われたなどとは思うまい)。
【備考2】死体ごっことは?
源外が幼少時に好んだ遊びに”死体ごっこ”というのがある。
数名の友達と誰が一番長く死体の振りして動かずにいられるかという、なんとも不毛で不健全な遊びなのだが、それは脳神経の働きは人100倍、でも運動神経の働きは人0・01倍の源外が確実に一番になれる遊びでもあった。
野原に寝転がって小難しい問題を考えていると、時間など瞬く間に過ぎてゆく。そのまま鼾をかいて寝入ってしまえば、目覚めた頃には一人寂しく山稜に沈む夕日を眺めることとなる(その時点で彼は死体ごっこの勝者なのだ)。
石見のお迎えが遅れたりすると、夜空に瞬く星々を眺めながら、ーーなぜ、リンゴは落下するのに、星は落下しないのかねぇ~。などとニュートンみたいなことを考えたりする。
石見がようやく行方不明の源外を発見して、「お坊ちゃま、よくぞ御無事で……」などと涙ながらに源外の身体を抱きしめたときには、既に彼の頭の中では、月が地球の万有引力に引かれて落下する速度を秒速4・9メートルと算出しており、もしこの計算が正しければ、月と地球は数年後には衝突することになる。
将来、地球が破滅する恐怖に駆られてわんわん泣き出す源外を、独りぼっちの不安から解放されて泣き出したと勘違いした石見は、彼を愛おしく思い更に強く抱きしめる。
そうした勘違いの連鎖が続くうちに、二人の間には祖父と孫のような暑苦しい友情が芽生えたのだ(源外、ぼっち脱出まであと364人)。
即ち、桜井咲子と石見源五郎丸と平賀源外のだ。
これはミステリーか? ミステリーですよね? それも大量殺人の……。
冒頭からいきなり三つも死体を並べたら(あ~、快感)、さすがに青春学園ラノベとしては大いに問題がある。
いっそ死者ばかり集めて学園祭でもおっ始めるか……。いやいや、そんなもん、〇川次郎先生だって書かないよ~。
ああ、ここで重大な事を思い出した。
源外が死んでしまった。
主人公が死んでしまった。
まだ物語は始まったばかりなのに……。
これでは百巻にも連なる壮大な物語の構想がすべて無駄になってしまった。
なんて斬新な展開だ。
筆が滑った。弘法も、いや、ラノベ作家も筆の誤り。
(前後が一行ほど空白になっておりますが、それは作者のショックの度合いを表したものであり、決して原稿の枡目を埋めるのが億劫になったからではありません)
そうだ、神様にお願いしよう。神様に頼んで源外を復活してもらおう。
悪魔が出てきたのなら、神様が出てきたっていいじゃないか!
なぜならその二つの観念は寿司ネタにシャリ、善哉に餅、カレーにライスのごとくお互いを必要としているのだから……。
善と悪とは表裏一体、互いの存在なくして意味を成し得ないのだ。
以下、神様と源外の哲学的対話。
神「私が神様です」
源「神様? もしかしてポワ〇リンの?」
神「それは鈴木〇順。わたしはマンガの神様、手塚治虫です」
源「あっ、知ってる! 頭に角の生えたユ〇コとかいう、青い仔馬のブ〇ンクってアニメの人でしょう?」
神「それくる? 君、それ、わざと言ってない?」
源「えっ、なんでぇ?」
神「だって君、さっき”ラララ科学の子ぉ~♪”って歌ってたよね? それがわたしの代表作って知ってたよね?」
源「……………………、~♪ ~~♪ ~~~♪ ~~~~♬ (口笛です)」
神「この天邪鬼が。君のようなへそ曲がりは永遠に現世で苦しみなさい!」
源「ひえ~、お助けぇ~」
臨死体験の映像としては些か常軌を逸しているが、それが幻視となって源外の目の前に現れたであろうことは、以下の発言から容易に推測できる。
「わし、科学者やめてマンガ家になる!」
目覚めるなり、吐瀉物塗れの顔でそんなこと宣言されても、誰一人として理解も共感もできるはずもなく……。
あれ、おかしいなぁ~?
己の大志と復活が万雷の拍手を以て迎えられると信じた源外にとって、大衆の無反応は想定外のものだった。
愛輝などは眉間に無数の縦じわを刻み込んで、組んだ両の指をパキパキと鳴らす始末。
そこはかとなく漂う一方ならぬ殺意に、さすがの源外も身の危険を感じたのか、額から流れる大量の汗で吐瀉物を洗い流すと、引きつった笑みと共に、ーー横山や〇し師匠の眼鏡はどこじゃ~! のノリで、バック、バック、バックはどこじゃ~! と喚きながら車内を隈なく弄り、ようやく四次元バックパックを探し当てると、中から取り出したる一本の赤いバラを差し出して一言。
「やあ、愛輝。その眉間に縦じわが何本刻まれようとも、やっぱり君は美しい……」
源外は媚びた。
不器用に媚びた。
精一杯媚びた。
恥も外聞も捨てた。
名誉も矜持も捨てた。
金も権力も捨てた。
ついでにエロ本やエロDVDも捨てて、幼き日の真っ新な自分を取り戻しかった。
どれもこれも愛輝のお目溢しを期待してのことが、普段から彼女の長身をネタに陰口を叩く源外に誠意などあろうはずなく、そんな付け焼刃的な称賛は得てして火に油を注ぐもの。
彼女の片頬に浮かぶヒクついた笑みを見たとき、源外は己の運命を悟った。
「源外君、ありがとう~。これはそのお礼よ!」
言いざま、愛輝が繰り出した右ストレートはバラの花弁を華麗に舞い散らし、その有り余る破壊力で源外をリムジンのドアごと向かいの塀まで吹っ飛ばした。
直後、大音響と共にドクロの形をしたキノコ雲がボヨヨ~ンと立ち上り、野次馬の間を奔流する爆風は、女子生徒のスカートを容赦なく捲り上げた。
男子生徒にとっては心ときめく瞬間なのだが、如何せん、まばゆい閃光に眼が眩んでは、そのパラダイスな光景を網膜に焼き付けることはできない。
さすがの源外も、まるで科学者コントのオチのようなボロボロの姿に成り果てて、傍らに放置された四次元バックパックを見つめつつ、
ああ、あの中に収納した超高感度ゴーグル。ーー明度を自在に調整して、太陽黒点からブラックホールまで観察可能な、ーーを装着していれば、女子の秘密の花園を独占スクープ取材できたのにぃ~。と悔し涙を流したもんだ。
その涙を傷の痛みによるものと勘違いした野次馬は、彼に同情しきりなのだが、愛輝だけはその涙の不純な動機すらも正確に見抜いていたと思われる。
同情の余地なしという冷酷な態度で、源外の頭を鷲掴みにすると、
「さあ、目が覚めたら、さっさとあの娘を病院に搬送しなさい!」
源外の双眼が驚愕で見開かれた。
あんぐりと開かれた大口が、その衝撃の大きさを物語る。
今度こそ源外の視神経は血塗れの姿で横たわる桜井咲子を認めたのだ。
「たっ、大変だあ~! 狼が出たあ~! 本当に出たあ~!」
今更、源外が意味不明の雄叫びを連発したところで、それは日常の一コマ。何ら驚くに値しないのだが、気になる読者のために、彼の良き理解者、織美江愛輝の意見を参考に意訳すると、ーー死体ごっこをしていたら本物の死体が出たあ~! とまあ、嘘から出た真の話、イソップ童話の”狼と少年”に自身の心象を重ね合わせたのでしょうとのこと(源外も現代を生きる高校生。よもや桜井が狼に喰われたなどとは思うまい)。
【備考2】死体ごっことは?
源外が幼少時に好んだ遊びに”死体ごっこ”というのがある。
数名の友達と誰が一番長く死体の振りして動かずにいられるかという、なんとも不毛で不健全な遊びなのだが、それは脳神経の働きは人100倍、でも運動神経の働きは人0・01倍の源外が確実に一番になれる遊びでもあった。
野原に寝転がって小難しい問題を考えていると、時間など瞬く間に過ぎてゆく。そのまま鼾をかいて寝入ってしまえば、目覚めた頃には一人寂しく山稜に沈む夕日を眺めることとなる(その時点で彼は死体ごっこの勝者なのだ)。
石見のお迎えが遅れたりすると、夜空に瞬く星々を眺めながら、ーーなぜ、リンゴは落下するのに、星は落下しないのかねぇ~。などとニュートンみたいなことを考えたりする。
石見がようやく行方不明の源外を発見して、「お坊ちゃま、よくぞ御無事で……」などと涙ながらに源外の身体を抱きしめたときには、既に彼の頭の中では、月が地球の万有引力に引かれて落下する速度を秒速4・9メートルと算出しており、もしこの計算が正しければ、月と地球は数年後には衝突することになる。
将来、地球が破滅する恐怖に駆られてわんわん泣き出す源外を、独りぼっちの不安から解放されて泣き出したと勘違いした石見は、彼を愛おしく思い更に強く抱きしめる。
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