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第08話 悪魔の実験場? 恐怖の地下手術室
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源外、屋敷に到着するや、重体の桜井咲子を地下の手術室へ運び込んだ。
「遅いぞ!」
手術室では既に間先生が術式の用意をして待機していた。
島村ジョーも真っ青の神速の妙技である。
たぶん脚部に第四世代の加速装置を装備していると思われる。
その傍らには小学生くらいの小さな女の子の姿があった。
マッシュルームカットの髪形に赤いリボンを付けた可愛らしい女の子なのだが、そんな幼い子が手術着に身を包んでいることに、愛輝は一抹の不安を覚えた。
「あの、その娘は?」
「助手のキノコだ。手術は彼女に手伝ってもらう」
事は一刻を争うのだ。
間先生の有無を言わさぬ物言いに、愛輝はあえて異を唱えなかった。
石見が目を細めて呟いた。
「ほう、可愛らしいお嬢さんですなあ……」
「いや、娘ではない。妻だ」
「はあ?」
「……と本人が言っている」
「……」
「安心しろ。彼女はあれでも十八歳だ。十分に大人だ」
愛輝の背中に悪寒が走った。
もしかして、この人、変態さん?
見た目、頭髪は白髪ではないし、顔の皮膚の半分は黒くないし、左頬に縫い目はないし、どう見ても三十代のイケメン医師なのだが、源外と意気投合するところなんぞ、やはり真面な人ではないのだろう。一億円という法外な手術料も、彼が正規の医師でないことを臭わせる。
愛輝の不安をよそに、源外だけが、「キノコちゃん、可愛い!」等といって、いつの間にやら用意したスマホで、彼女の写真を夢中で撮りまくるから始末が悪い。
キノコもキノコで、「人妻をやたらパチパチ撮るんじゃないよのさ」と言いつつも、被写体にされるのが嬉しいのか、源外の要求に応えていろんなポーズをとってみせた。
間先生は患者の容態を調べていたが、やがて愛輝に向かって力なく首を振った。
「心肺停止。瞳孔も開きっぱなし。生体反応は一切なし。もう駄目だな、こりゃ……」
「先生、何とかならないんですの?」
「あと10分早ければ、あるいは……」
愛輝は悔やんだ。
三丁目の交差点で出前のラーメンを食べなければ……。あのとき最後までラーメンを食していたのは、このわたくしなのだから……。
源外は小柄な身体に似合わなぬ大喰らいで、一杯のラーメンなら約四十秒でつゆまで飲み干すことができる。
石見も負けてはいない。
鶴のような痩身だが身長は一八〇センチあり、芸人だった頃には大食い選手権に出場して、ゲストの巨漢力士を破ったこともある。
齢七〇を超えたとはいえ、その胃袋は健在。約六〇秒で完食した。
だが愛輝だけはその容姿に相応しい上品な小食ぶりと、
「遅いよ、愛輝。早くしないと患者が死んじゃうよぉ~」という源外の嫌味たらたらな圧力が災いして、ラーメン一杯を完食するのになんと一二〇〇秒もかけてしまったのだ。
「わし、いちば~ん!」
源外、空の丼を差し出して、己の成果をハルク・〇ーガンに誇示してみせた。
遅れること二十秒。石見も空の丼を前に箸を握った両手を合わせて、「御馳走様でございます」と丁重に頭を垂れた。
で、愛輝はというと、悪戦苦闘の末、ようやく箸にかかった三本の麺を口に運んで、なんか気持ち悪いものを無理やり飲み込むように、--じゅる、じゅる、じゅる、と五ミリ単位で食道の方へ押し込んだ。
そうして三本の麺が口の中へ消えるのに、おおよそ三分くらいはかかったか……。
源外、初めは珍しい生き物でも観察するかのように、無言のまま腕を組み、ジッと事の成り行きを見守っていたが、やがてニタラぁ~と嫌らしい笑みを浮かべると、
「愛輝ぅ、早くしてよぉ~。早くしないと死んじゃうよぉ~。このままじゃあ、救急患者が死んじゃよぉ~。朝は寝床でぐぅ~ぐぅ~ぐぅ~。夜は波止場で運動会。ああ、楽しいなぁ、楽しいなぁ、学校も修学旅行も楽しいなぁ~。会社も飲み会も楽しいなぁ~。げろ、げろ、げろげろげぇ~、乗り物酔いだぜ、げろげろげぇ~。二日酔いだぜ、げろげろげぇ~♪」
その悪魔の呪文のごとき歌は、愛輝の胃袋に車酔いと同様の妙な刺激を与え、あふれる胃液はスッパ玉となって食道を遡行し、とうとう吐瀉物となって口外へ奔流した。
刹那、彼女の脳裏に蘇った心的障害は、小学生の砌、給食を完食するよう強要されて、食べきれずに吐いてしまったという悪夢の記憶であった。
せっかく忘れているのに掘り起こさないで!
そんな嫌なこといらないの!
もうやめて! やめてよォおおおお~!
容貌、知性、教養、身体能力、どれを取っても一級品。
ついでに通信簿もオール5の愛輝だが、その心の奥底には両親を早くに失った悲しみを起点とした、なんらかの心的障害が蟠っているのかもしれない。
結局、エヴァ弐号機は活動を停止し、時を同じくして愛輝の前頭葉もその活動を停止した(これも前頭葉狭窄症の一種と見做す医師は少なくない)。
汚された、わたくしの心が汚された……。どうしましょう、汚されてしまいましたわ……。
作品の看板娘がいきなりゲロ吐いてどうする!
そんなお叱りを編集者や読者から受けそうだが、冒頭で述べた通り、本作品は自然主義文学を標榜する純文学であり、故に現実的な描写は避けて通れず、いくら愛輝が美少女であろうとも、人間である以上、気持ち悪くなれば嘔吐するのは当たり前田のクラッカ~なわけで……。いや、だからこれは芥川賞を視野に入れた作品なわけで……。
えっ、これ以上、愛輝を虐めるな?
今度やったら許さんぞ!
ネット上で死刑宣告ぅ~!
そうは言われましても登場人物の著作権は作者にあるわけで、煮るなり、焼くなり、好きに出来るはず……。
それに愛輝本人もこう申しております。
「苦しくたって、悲しくたって、ラノベ~の中では平気、な、の♪」
後にラン〇・ラル大尉は本作品の読後感をこう語っている。
「ラノベとは違うのだよ、ラノベとは!」
また純文学作家のくせにやたら作品が売れまくっている村上〇樹は、ノーベル文学賞受賞の席上でこう吐かしたそうな。
「ラノベ、なんですか、それ? いえ、僕は書きませんよ。そんなもん」
(D・ハートフィールドの作品がラノベだと思う人、手ぇ挙げてぇ~。ハーイッ!)
源外は不思議なものを見た。
愛輝の口から溢れ出た吐瀉物はキラキラと光の粒子をまとって、まるで砂金のように床へ零れ落ちた。
肖像画の得意なルノワールなら即座に一筆執って、生涯の最高傑作にしたであろう、その美しくも儚い光景に、源外は息を飲んで立ち尽くした。
石見が耳元で囁いた。
「お坊ちゃま、あれは透過光という物質でございます」
「--透過光?」
「アニメの美神のみが吐くことを許される、光の粒子でございます」
「ほおぅ~、女体の神秘は尽きることがないもんじゃねぇ~」
感心頻りの源外、腕を組んで何度も頷いていたが、いつまでも嘔吐を繰り返す愛輝を心配して、「おい、大丈夫かのう?」と顔を覗き込もうとしたが、その瞬間、彼女の横殴りのパンチを喰らい、長大な放物線を描いて衛星軌道に乗り、そのままM1号を見習って人工衛星となり、世界中のプールや海水浴場に集う水着姿の若い女性を監視したそうな。
「遅いぞ!」
手術室では既に間先生が術式の用意をして待機していた。
島村ジョーも真っ青の神速の妙技である。
たぶん脚部に第四世代の加速装置を装備していると思われる。
その傍らには小学生くらいの小さな女の子の姿があった。
マッシュルームカットの髪形に赤いリボンを付けた可愛らしい女の子なのだが、そんな幼い子が手術着に身を包んでいることに、愛輝は一抹の不安を覚えた。
「あの、その娘は?」
「助手のキノコだ。手術は彼女に手伝ってもらう」
事は一刻を争うのだ。
間先生の有無を言わさぬ物言いに、愛輝はあえて異を唱えなかった。
石見が目を細めて呟いた。
「ほう、可愛らしいお嬢さんですなあ……」
「いや、娘ではない。妻だ」
「はあ?」
「……と本人が言っている」
「……」
「安心しろ。彼女はあれでも十八歳だ。十分に大人だ」
愛輝の背中に悪寒が走った。
もしかして、この人、変態さん?
見た目、頭髪は白髪ではないし、顔の皮膚の半分は黒くないし、左頬に縫い目はないし、どう見ても三十代のイケメン医師なのだが、源外と意気投合するところなんぞ、やはり真面な人ではないのだろう。一億円という法外な手術料も、彼が正規の医師でないことを臭わせる。
愛輝の不安をよそに、源外だけが、「キノコちゃん、可愛い!」等といって、いつの間にやら用意したスマホで、彼女の写真を夢中で撮りまくるから始末が悪い。
キノコもキノコで、「人妻をやたらパチパチ撮るんじゃないよのさ」と言いつつも、被写体にされるのが嬉しいのか、源外の要求に応えていろんなポーズをとってみせた。
間先生は患者の容態を調べていたが、やがて愛輝に向かって力なく首を振った。
「心肺停止。瞳孔も開きっぱなし。生体反応は一切なし。もう駄目だな、こりゃ……」
「先生、何とかならないんですの?」
「あと10分早ければ、あるいは……」
愛輝は悔やんだ。
三丁目の交差点で出前のラーメンを食べなければ……。あのとき最後までラーメンを食していたのは、このわたくしなのだから……。
源外は小柄な身体に似合わなぬ大喰らいで、一杯のラーメンなら約四十秒でつゆまで飲み干すことができる。
石見も負けてはいない。
鶴のような痩身だが身長は一八〇センチあり、芸人だった頃には大食い選手権に出場して、ゲストの巨漢力士を破ったこともある。
齢七〇を超えたとはいえ、その胃袋は健在。約六〇秒で完食した。
だが愛輝だけはその容姿に相応しい上品な小食ぶりと、
「遅いよ、愛輝。早くしないと患者が死んじゃうよぉ~」という源外の嫌味たらたらな圧力が災いして、ラーメン一杯を完食するのになんと一二〇〇秒もかけてしまったのだ。
「わし、いちば~ん!」
源外、空の丼を差し出して、己の成果をハルク・〇ーガンに誇示してみせた。
遅れること二十秒。石見も空の丼を前に箸を握った両手を合わせて、「御馳走様でございます」と丁重に頭を垂れた。
で、愛輝はというと、悪戦苦闘の末、ようやく箸にかかった三本の麺を口に運んで、なんか気持ち悪いものを無理やり飲み込むように、--じゅる、じゅる、じゅる、と五ミリ単位で食道の方へ押し込んだ。
そうして三本の麺が口の中へ消えるのに、おおよそ三分くらいはかかったか……。
源外、初めは珍しい生き物でも観察するかのように、無言のまま腕を組み、ジッと事の成り行きを見守っていたが、やがてニタラぁ~と嫌らしい笑みを浮かべると、
「愛輝ぅ、早くしてよぉ~。早くしないと死んじゃうよぉ~。このままじゃあ、救急患者が死んじゃよぉ~。朝は寝床でぐぅ~ぐぅ~ぐぅ~。夜は波止場で運動会。ああ、楽しいなぁ、楽しいなぁ、学校も修学旅行も楽しいなぁ~。会社も飲み会も楽しいなぁ~。げろ、げろ、げろげろげぇ~、乗り物酔いだぜ、げろげろげぇ~。二日酔いだぜ、げろげろげぇ~♪」
その悪魔の呪文のごとき歌は、愛輝の胃袋に車酔いと同様の妙な刺激を与え、あふれる胃液はスッパ玉となって食道を遡行し、とうとう吐瀉物となって口外へ奔流した。
刹那、彼女の脳裏に蘇った心的障害は、小学生の砌、給食を完食するよう強要されて、食べきれずに吐いてしまったという悪夢の記憶であった。
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もうやめて! やめてよォおおおお~!
容貌、知性、教養、身体能力、どれを取っても一級品。
ついでに通信簿もオール5の愛輝だが、その心の奥底には両親を早くに失った悲しみを起点とした、なんらかの心的障害が蟠っているのかもしれない。
結局、エヴァ弐号機は活動を停止し、時を同じくして愛輝の前頭葉もその活動を停止した(これも前頭葉狭窄症の一種と見做す医師は少なくない)。
汚された、わたくしの心が汚された……。どうしましょう、汚されてしまいましたわ……。
作品の看板娘がいきなりゲロ吐いてどうする!
そんなお叱りを編集者や読者から受けそうだが、冒頭で述べた通り、本作品は自然主義文学を標榜する純文学であり、故に現実的な描写は避けて通れず、いくら愛輝が美少女であろうとも、人間である以上、気持ち悪くなれば嘔吐するのは当たり前田のクラッカ~なわけで……。いや、だからこれは芥川賞を視野に入れた作品なわけで……。
えっ、これ以上、愛輝を虐めるな?
今度やったら許さんぞ!
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そうは言われましても登場人物の著作権は作者にあるわけで、煮るなり、焼くなり、好きに出来るはず……。
それに愛輝本人もこう申しております。
「苦しくたって、悲しくたって、ラノベ~の中では平気、な、の♪」
後にラン〇・ラル大尉は本作品の読後感をこう語っている。
「ラノベとは違うのだよ、ラノベとは!」
また純文学作家のくせにやたら作品が売れまくっている村上〇樹は、ノーベル文学賞受賞の席上でこう吐かしたそうな。
「ラノベ、なんですか、それ? いえ、僕は書きませんよ。そんなもん」
(D・ハートフィールドの作品がラノベだと思う人、手ぇ挙げてぇ~。ハーイッ!)
源外は不思議なものを見た。
愛輝の口から溢れ出た吐瀉物はキラキラと光の粒子をまとって、まるで砂金のように床へ零れ落ちた。
肖像画の得意なルノワールなら即座に一筆執って、生涯の最高傑作にしたであろう、その美しくも儚い光景に、源外は息を飲んで立ち尽くした。
石見が耳元で囁いた。
「お坊ちゃま、あれは透過光という物質でございます」
「--透過光?」
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「ほおぅ~、女体の神秘は尽きることがないもんじゃねぇ~」
感心頻りの源外、腕を組んで何度も頷いていたが、いつまでも嘔吐を繰り返す愛輝を心配して、「おい、大丈夫かのう?」と顔を覗き込もうとしたが、その瞬間、彼女の横殴りのパンチを喰らい、長大な放物線を描いて衛星軌道に乗り、そのままM1号を見習って人工衛星となり、世界中のプールや海水浴場に集う水着姿の若い女性を監視したそうな。
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