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第21話 参戦! 二人のロボット兄弟 八戒ダーは俺が殺る
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「見て、源外君! 付け乳首が」
愛輝の指摘に、源外、息を飲んで立ち尽くした。
八戒ダーの胸から乳首がきれいさっぱり消えていた。
その口元に漂うニヒルな冷笑は、恥ずかしい姿から解放された歓喜の表われだろうか?
「う~ん、さては八戒ダーめ、あの機能に気付いたか」
「なんですか? あの機能って」
「わし、付け乳首に炸薬を仕込んでミサイルにしていたのじゃ」
「なっ、なんですって! なぜ、そんな余計なことを」
「乳首といえばおっぱい。おっぱいといえばミサイル。ロボットアニメの常識じゃ」
わけのわからん理屈をこねて、愛輝を唖然とさせた源外。
再び玩具の拳銃を握り締めると、先ほどと同じ手順で、「もったいないことしたのう、シャラ〇ワの付け乳首」とぼやきながら新しい付け乳首を発射して、八戒ダーの胸に再び停止スイッチを取り付けることに成功した。
「愛輝、残り時間は?」
「あと三分しか……」
「三分あれば十分じゃ! よし、行くぞ!」
「お願いですから、今度こそボケないでくださいね」
「おう、今度こそ一二〇パーセント、エネルギー全開なのじゃあああああ~~~~~!」
源外の雄叫びがプッツリ途切れた。
哀愁漂うギターとトランペットの二重奏が、不意に二人の耳朶を打った。
どこだ、どこだ、あそこだ! と背後を振り返った源外。
そこに楽器を奏でる二人の青年を見い出して狂気乱舞した。
「来た来た来たあああああ~~~~~! 真打の登場じゃああああ~~~~~!」
敵が八戒ダーであれば当然出てくるであろう、この二人……。
源外の師の一人である光明寺博士が心血を注いで完成させた二人の人造人間、ギターの青年ジローと、トランペットの青年イチローだった。
ジ「八戒ダー、おまえの野望は必ず僕の手で叩き潰す!」
イ「そうだ! おまえなんて、俺の手でケチョンケチョンにしてくれる!」
お昼の校内放送は、源外の携帯による指示を受けて、この名場面に相応しいBGM”ぼくらのキ〇イダー”を流し始めた。
対決は否が応にも盛り上がるはずなのだが……。
最大の好敵手が立ち塞がったにもかかわらず、何の反応も示さない八戒ダー。
せっかく久し振りに再会したのだから、居酒屋にでも連れ立って、昔話を肴に酒を酌み交わして、酔っ払って殴り合いの大ゲンカ、--なんてことになれば、それはそれで楽しい話が書けそうだと作者は思うのだが……、残念。
好敵手を無視したその冷酷な態度に、戦士としての誇りを傷付けられたイチロー。
怒りのままに変身しようとして、突然、ううっ、と頭を抱えて苦しみ出した。
「あっ、兄さん! ううっ……」
兄同様、激痛に頭を抱えて苦しむジロー。
彼は気付いた。
これはギルの笛だ!
兄弟の良心回路を狂わせる八戒ダーの超音波口笛。
その高周波の特殊な音波は人の耳には聞こえないので、「いったい何が起こったのじゃ?」と源外や愛輝を戸惑わせた。
初期型の未熟な良心回路を備えたイチローは、すぐに悪魔の誘惑に屈して、八戒ダーの命じるままに破壊活動を開始した。
窓ガラスを叩き割り、壁をぶち抜き、教室に乱入して備品を次々に破壊してゆく。
その単純な人工知能の赴くままに、逃げ遅れて教壇の机の陰で震えていた数学教師佐藤義男をワンパンで瞬殺した。
(彼はめでたく当校の殉職第一号に認定された)
その姿は怒れる不良そのものだった。
ううっ、止めるんだ、兄さん!
不完全ながらも最新型の良心回路を備えたジローは、苦しみながらも兄の暴走を止めようとしたが、八戒ダーの人工知能が、--女子生徒のスカートを捲れ! と指令を出したとき、とうとう悪魔の誘惑に屈して、その場で唯一のスカート女子、愛輝に襲いかかった。
不意をつかれて呆気なくスカート捲りを許した愛輝。
まさか、あの優しいジロー青年が、こんなハレンチなことを……。
幼少の砌、彼に抱いた密かな恋心は、電磁エンドを喰らったガラスのように、今、粉々に砕け散った。
花柄じゃあ!
源外、思わぬ拾い物に喜んだのも束の間、ジローが愛輝を押し倒して、その花柄パンツに手をかけたのを見て吃驚仰天! 「ジロー、許すまじ!」と叫んで四次元バックパックの中から黒光りする回転式拳銃を取り出した。
続けざまに発射された二条のビーム弾は、ジローの背中と、イチローの背中を貫いて、二人の人造人間の犯罪行為を完全に停止させた。
空いた穴から電流火花を吹き出して、床に倒れた二人。
その凄まじい破壊力に茫然自失の愛輝。
震える唇を微かに開いて、「それは?」と一言……。
「戦士の銃じゃ」
「戦士の銃?」
「ああ、男の魂の銃じゃ!」
まあ、複製品なんじゃがのう。と照れ笑いして銃身で頭を掻く源外。
誤って引き金を引いたために、頭部に一条の直線ハゲを作ったのは御愛嬌。
以前、地元の酒場レモン&ストロベリーで、大山ト〇ロー大先生に邂逅した源外は、その場で、
「お願いです。戦士の銃を譲ってください。金に糸目は付けません」と土下座して懇願したところ、ト〇ロー大先生、
「男の魂は金では譲れねえ」と取り付く島もなし。
失意の源外、涙を流して自棄酒を煽っていると、何か思うところがあったのか、ト〇ロー大先生、コップ酒片手に隣の止まり木に腰を下ろした。
「……おまえ、夢はなんだ?」
涙に暮れた瞳でト〇ロー大先生を見つめる源外。
「わ、わ、わしの夢は……、宇宙最強の宇宙戦艦を造ることなのじゃあああああ~~~~~!」
泥酔した勢いで、双眼から壊れた水道管のように涙が迸った。
ト〇ロー大先生、そんな彼の肩をポンと叩くと、
「なら、俺のアルカディア号を倒してみろ。それが出来たら戦士の銃はくれてやる」
そう言い残して、一陣の風のように酒場から姿を消した。
彼の未払い分の伝票を握り締めた源外、
「大先生ぃ~、お会計まだなのじゃあ!」と表へ飛び出したものの、既に彼の姿はなく、ーーもしかして、うまく集られたのかもしれん。と疑念を抱きつつ、泣く泣く二人分の支払いを済ませたのだ。
再会したら、ツケの分は必ず払ってもらうのじゃ!
因みにそのときの領収書は、彼の財布の中に今も大切に保管されている。
愛輝の指摘に、源外、息を飲んで立ち尽くした。
八戒ダーの胸から乳首がきれいさっぱり消えていた。
その口元に漂うニヒルな冷笑は、恥ずかしい姿から解放された歓喜の表われだろうか?
「う~ん、さては八戒ダーめ、あの機能に気付いたか」
「なんですか? あの機能って」
「わし、付け乳首に炸薬を仕込んでミサイルにしていたのじゃ」
「なっ、なんですって! なぜ、そんな余計なことを」
「乳首といえばおっぱい。おっぱいといえばミサイル。ロボットアニメの常識じゃ」
わけのわからん理屈をこねて、愛輝を唖然とさせた源外。
再び玩具の拳銃を握り締めると、先ほどと同じ手順で、「もったいないことしたのう、シャラ〇ワの付け乳首」とぼやきながら新しい付け乳首を発射して、八戒ダーの胸に再び停止スイッチを取り付けることに成功した。
「愛輝、残り時間は?」
「あと三分しか……」
「三分あれば十分じゃ! よし、行くぞ!」
「お願いですから、今度こそボケないでくださいね」
「おう、今度こそ一二〇パーセント、エネルギー全開なのじゃあああああ~~~~~!」
源外の雄叫びがプッツリ途切れた。
哀愁漂うギターとトランペットの二重奏が、不意に二人の耳朶を打った。
どこだ、どこだ、あそこだ! と背後を振り返った源外。
そこに楽器を奏でる二人の青年を見い出して狂気乱舞した。
「来た来た来たあああああ~~~~~! 真打の登場じゃああああ~~~~~!」
敵が八戒ダーであれば当然出てくるであろう、この二人……。
源外の師の一人である光明寺博士が心血を注いで完成させた二人の人造人間、ギターの青年ジローと、トランペットの青年イチローだった。
ジ「八戒ダー、おまえの野望は必ず僕の手で叩き潰す!」
イ「そうだ! おまえなんて、俺の手でケチョンケチョンにしてくれる!」
お昼の校内放送は、源外の携帯による指示を受けて、この名場面に相応しいBGM”ぼくらのキ〇イダー”を流し始めた。
対決は否が応にも盛り上がるはずなのだが……。
最大の好敵手が立ち塞がったにもかかわらず、何の反応も示さない八戒ダー。
せっかく久し振りに再会したのだから、居酒屋にでも連れ立って、昔話を肴に酒を酌み交わして、酔っ払って殴り合いの大ゲンカ、--なんてことになれば、それはそれで楽しい話が書けそうだと作者は思うのだが……、残念。
好敵手を無視したその冷酷な態度に、戦士としての誇りを傷付けられたイチロー。
怒りのままに変身しようとして、突然、ううっ、と頭を抱えて苦しみ出した。
「あっ、兄さん! ううっ……」
兄同様、激痛に頭を抱えて苦しむジロー。
彼は気付いた。
これはギルの笛だ!
兄弟の良心回路を狂わせる八戒ダーの超音波口笛。
その高周波の特殊な音波は人の耳には聞こえないので、「いったい何が起こったのじゃ?」と源外や愛輝を戸惑わせた。
初期型の未熟な良心回路を備えたイチローは、すぐに悪魔の誘惑に屈して、八戒ダーの命じるままに破壊活動を開始した。
窓ガラスを叩き割り、壁をぶち抜き、教室に乱入して備品を次々に破壊してゆく。
その単純な人工知能の赴くままに、逃げ遅れて教壇の机の陰で震えていた数学教師佐藤義男をワンパンで瞬殺した。
(彼はめでたく当校の殉職第一号に認定された)
その姿は怒れる不良そのものだった。
ううっ、止めるんだ、兄さん!
不完全ながらも最新型の良心回路を備えたジローは、苦しみながらも兄の暴走を止めようとしたが、八戒ダーの人工知能が、--女子生徒のスカートを捲れ! と指令を出したとき、とうとう悪魔の誘惑に屈して、その場で唯一のスカート女子、愛輝に襲いかかった。
不意をつかれて呆気なくスカート捲りを許した愛輝。
まさか、あの優しいジロー青年が、こんなハレンチなことを……。
幼少の砌、彼に抱いた密かな恋心は、電磁エンドを喰らったガラスのように、今、粉々に砕け散った。
花柄じゃあ!
源外、思わぬ拾い物に喜んだのも束の間、ジローが愛輝を押し倒して、その花柄パンツに手をかけたのを見て吃驚仰天! 「ジロー、許すまじ!」と叫んで四次元バックパックの中から黒光りする回転式拳銃を取り出した。
続けざまに発射された二条のビーム弾は、ジローの背中と、イチローの背中を貫いて、二人の人造人間の犯罪行為を完全に停止させた。
空いた穴から電流火花を吹き出して、床に倒れた二人。
その凄まじい破壊力に茫然自失の愛輝。
震える唇を微かに開いて、「それは?」と一言……。
「戦士の銃じゃ」
「戦士の銃?」
「ああ、男の魂の銃じゃ!」
まあ、複製品なんじゃがのう。と照れ笑いして銃身で頭を掻く源外。
誤って引き金を引いたために、頭部に一条の直線ハゲを作ったのは御愛嬌。
以前、地元の酒場レモン&ストロベリーで、大山ト〇ロー大先生に邂逅した源外は、その場で、
「お願いです。戦士の銃を譲ってください。金に糸目は付けません」と土下座して懇願したところ、ト〇ロー大先生、
「男の魂は金では譲れねえ」と取り付く島もなし。
失意の源外、涙を流して自棄酒を煽っていると、何か思うところがあったのか、ト〇ロー大先生、コップ酒片手に隣の止まり木に腰を下ろした。
「……おまえ、夢はなんだ?」
涙に暮れた瞳でト〇ロー大先生を見つめる源外。
「わ、わ、わしの夢は……、宇宙最強の宇宙戦艦を造ることなのじゃあああああ~~~~~!」
泥酔した勢いで、双眼から壊れた水道管のように涙が迸った。
ト〇ロー大先生、そんな彼の肩をポンと叩くと、
「なら、俺のアルカディア号を倒してみろ。それが出来たら戦士の銃はくれてやる」
そう言い残して、一陣の風のように酒場から姿を消した。
彼の未払い分の伝票を握り締めた源外、
「大先生ぃ~、お会計まだなのじゃあ!」と表へ飛び出したものの、既に彼の姿はなく、ーーもしかして、うまく集られたのかもしれん。と疑念を抱きつつ、泣く泣く二人分の支払いを済ませたのだ。
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