6 / 16
8月 閑話休題
しおりを挟む
SIDE-L(Lのみ)
夏休みです!
避暑です!
シャテロールの本邸、城にいます!
学校がある時は王都にある別邸で王宮仕えのお父様と暮らしているのですが、長期休暇はこうしてシャテロール公爵領にある本邸で本邸を護るお母様と過ごします。
おうちもお庭も別邸と比べると格段に広くて、使用人もたくさんいる。お姫様気分です。
今の生活の何が楽しいって、実家がたくさんの使用人を雇える大金持ち!階級社会で公爵令嬢、王太子の婚約者という身分!
中身は26歳だから10代の子が考えてることなんて手にとるように分かるし、学問も前世より低水準なのでそんなに勉強しなくていいし、生徒会活動なんかも会社員の職歴から効率よくできちゃう。努力してないのにかっこいい女になった気分。
※ティーカッブを頭にのせてキレイに歩く練習をしたり、スタンドミラーを見ながら美しく食べる練習をしてます
そして夏休みもおわりに近づいて――
王妃教育があるので別邸へ移動。
はあ。残念だわー。
王宮に着くと、ラフが迎えてくれた。
「リリ、久しぶり。」
「・・・・・・殿下、ご無沙汰しております。」
馬車の扉が開かれた時、息を飲んだ。
目の前に初めて会う男の人がいたからだ。
木綿の襟のないシャツを着てるラフ。
服の上からでもがっしりした筋肉がついているのがわかる。とても男らしくなっている。
よくよく見たら、頭身も、肩幅広くなって顔が小さく見えて、胸板も厚くなって、腕も太くなって・・・・・・
私、ショタじゃないから、ずっとラフのこと近所の子供みたいに思ってた。万能人間なんでかっこいいとは思ってはいたけど、アイドルにきゃあきゃあ言ってる感じで・・・・・・
「リリ?聞いてる?」
はっ。聞いてませんでした。
「すみません。殿下にみとれてました。」
と言うと、
「逆だよ。私がいつも可愛いリリにみとれてるんだよ。」
と笑った顔が高校生の時に遊んだ乙女ゲームの大好きだった攻略対象キャラのスチルの顔とダブって・・・・・・
恋に落ちる、ってこのことなんだな。
この日、初めてラフを男の人と認識した。
うん。でも帰宅して落ちついたら、ここゲームの中じゃん。いつか覚める夢。卒業式にラフに振られるシナリオ。
それまで楽しもう!
いつもの自分に戻れた。かな?
夏休みです!
避暑です!
シャテロールの本邸、城にいます!
学校がある時は王都にある別邸で王宮仕えのお父様と暮らしているのですが、長期休暇はこうしてシャテロール公爵領にある本邸で本邸を護るお母様と過ごします。
おうちもお庭も別邸と比べると格段に広くて、使用人もたくさんいる。お姫様気分です。
今の生活の何が楽しいって、実家がたくさんの使用人を雇える大金持ち!階級社会で公爵令嬢、王太子の婚約者という身分!
中身は26歳だから10代の子が考えてることなんて手にとるように分かるし、学問も前世より低水準なのでそんなに勉強しなくていいし、生徒会活動なんかも会社員の職歴から効率よくできちゃう。努力してないのにかっこいい女になった気分。
※ティーカッブを頭にのせてキレイに歩く練習をしたり、スタンドミラーを見ながら美しく食べる練習をしてます
そして夏休みもおわりに近づいて――
王妃教育があるので別邸へ移動。
はあ。残念だわー。
王宮に着くと、ラフが迎えてくれた。
「リリ、久しぶり。」
「・・・・・・殿下、ご無沙汰しております。」
馬車の扉が開かれた時、息を飲んだ。
目の前に初めて会う男の人がいたからだ。
木綿の襟のないシャツを着てるラフ。
服の上からでもがっしりした筋肉がついているのがわかる。とても男らしくなっている。
よくよく見たら、頭身も、肩幅広くなって顔が小さく見えて、胸板も厚くなって、腕も太くなって・・・・・・
私、ショタじゃないから、ずっとラフのこと近所の子供みたいに思ってた。万能人間なんでかっこいいとは思ってはいたけど、アイドルにきゃあきゃあ言ってる感じで・・・・・・
「リリ?聞いてる?」
はっ。聞いてませんでした。
「すみません。殿下にみとれてました。」
と言うと、
「逆だよ。私がいつも可愛いリリにみとれてるんだよ。」
と笑った顔が高校生の時に遊んだ乙女ゲームの大好きだった攻略対象キャラのスチルの顔とダブって・・・・・・
恋に落ちる、ってこのことなんだな。
この日、初めてラフを男の人と認識した。
うん。でも帰宅して落ちついたら、ここゲームの中じゃん。いつか覚める夢。卒業式にラフに振られるシナリオ。
それまで楽しもう!
いつもの自分に戻れた。かな?
0
あなたにおすすめの小説
殿下、そんなつもりではなかったんです!
橋本彩里(Ayari)
恋愛
常に金欠である侯爵家長女のリリエンに舞い込んできた仕事は、女性に興味を示さない第五皇子であるエルドレッドに興味を持たせること。
今まで送り込まれてきた女性もことごとく追い払ってきた難攻不落を相手にしたリリエンの秘策は思わぬ方向に転び……。
その気にさせた責任? そんなものは知りません!
イラストは友人絵師kouma.に描いてもらいました。
5話の短いお話です。
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
【完結】初夜の晩からすれ違う夫婦は、ある雨の晩に心を交わす
春風由実
恋愛
公爵令嬢のリーナは、半年前に侯爵であるアーネストの元に嫁いできた。
所謂、政略結婚で、結婚式の後の義務的な初夜を終えてからは、二人は同じ邸内にありながらも顔も合わせない日々を過ごしていたのだが──
ある雨の晩に、それが一変する。
※六話で完結します。一万字に足りない短いお話。ざまぁとかありません。ただただ愛し合う夫婦の話となります。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載中です。
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
社畜の私は異世界でも社畜精神が残ったままだった
木嶋うめ香
恋愛
貴族学園の小さな部屋で、私は一人書類仕事に追われていた。
今日も寮には帰れそうにない、机の上には大量の未処理の書類。
せめて空腹を紛らわそうと、ビスケットを鞄から取り出し水を汲んでこようとして立ち上がった途端、視界が暗くなり倒れた。
床に倒れた反動で、頭を床にぶつける。
その衝撃で思い出した、私は前世ブラック企業に勤めていた社畜で、二十三連勤サービス残業付きの末、体調を崩し亡くなったアラサー営業職だった。
他サイトでもアップしています。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
【完結】私たち白い結婚だったので、離婚してください
楠結衣
恋愛
田舎の薬屋に生まれたエリサは、薬草が大好き。薬草を摘みに出掛けると、怪我をした一匹の子犬を助ける。子犬だと思っていたら、領主の息子の狼獣人ヒューゴだった。
ヒューゴとエリサは、一緒に薬草採取に出掛ける日々を送る。そんなある日、魔王復活の知らせが世界を駆け抜け、神託によりヒューゴが勇者に選ばれることに。
ヒューゴが出立の日、エリサは自身の恋心に気づいてヒューゴに告白したところ二人は即結婚することに……!
「エリサを泣かせるなんて、絶対許さない」
「エリサ、愛してる!」
ちょっぴり鈍感で薬草を愛するヒロインが、一途で愛が重たい変態風味な勇者に溺愛されるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる