【完結】悪兎うさび君!

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第3章 戻りたくない

第3話 ただいま①

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第3話 ただいま①

………………………………………………………………



手をいきなり握るなんて…ハレンチな!!

お前は色んな女の子に
モテるだけで充分だろ!

この野郎…本来の俺には
この言葉がお似合いだな…



リア充爆発しろっ!!

うさび[……好きだからMiに
もうひとつ伝えたいことがある]

……はっ!!いけねぇっ
ムキになりすぎてた

もう一つ伝えたいこと?
もしかしてあいつ…
Miに………あの事を…


ギュウ…






M i[伝えたいこと?それと…
あっ…あの…うさび君
そろそろ手を…]

うさび[…離さない!!]

離してやれよ!
このっハレンチ野郎(怒)


うさび[お願い、このまま話を
聞いてMi…]

おい…お前なんて悲しそうな
顔してるんだよ

よっぽど今から話す内容が
辛いのかよ…

M i[うさび君……]






うさび[どうしてきみが
突然、立ったり話す事が
出来るようになったのか
理由は分かるかい?]

…そんなのM i本人に聞いたって…





M i[え…私が立って話す事が
出来るようになった理由?]

知るはずもない…
M iは考える仕草をしたが

すぐには首を横に振り…






M i[ううん…わからない…
あの時、いきなり家族全員
立ったり、話すことが
出来るようになったから…]

だろうな…

まさか、本来の俺から貰った
メチル森の食べ物を
口にした事によって
そうなるなんて…誰も思いもしないだろう…

M i[あと…私…立ったり、
話し出す前の記憶が
あまり…ないみたい…]



うさび[…Mi…それは…]


…本来の俺…

Miが記憶をなくした理由を
知っているのか…?

…前にMiが話したくれた






M i『実は私、何故だか分からないけど
立って、喋る前の記憶が無いんだ…
思い出そうと努力しても
頭痛がして思い出せないの』

…少しだけ自分の過去の事を…

…自分の小さい頃過ごした場所も
関わってきた動物たちも…

すべて忘れてしまったって…




忘れてしまった事を
今から本来の俺はMiに
思い出させる……


[……………]

記憶を……
………………思い出させる?







待て…

記憶が戻ったとして
戻った記憶が
思い出したくない事だったら

そんな事したら…Miはどうなる?


俺の考えだと…

嫌な事まで思い出して
傷ついて、過去に囚われ
立ち直れなくなるんじゃ…

もし俺が同じ立場だったら
絶対、そうなる!!


[…やめろ…]





…本来の俺…やめてくれ

お前が今からMiに行うことが
どういう意味か分かっているのか?

言ってたじゃねーか
もう二度とMiを傷付けたくないって

言ってることと今から行う事が
矛盾してる…!!




…お前はそこまでして
自分のことをMiに
思い出して欲しいのかよ…

……見てられない…もう…

[……………やっやめろ!!
本来の俺ー!!]


俺は必死に大声で叫んだ

たとえ…2人に姿が見えなくても
声が聞こえなくても…

あいつを止めないと…
M iを助けないと…

このままだと…二人とも
取り返しのつかない事に
なってしまう!



[恥ずかしくないのか!
人のことも考えずに
自分のことばかり…!!]

届け俺の声…!

[だからっ……!!]




お前だってM iが過去に囚われ
苦しむ姿なんて見たくないだろ!

俺とお前はどんなに姿や性格が
違っても同じ[うさび]だからな

お願いだ!2人とも
届いてくれ…!!

[本来の俺……





……Mi !!]




[[…………!!]]ぴくっ!!

……えっ…今…

2人とも俺の声に反応した?



    ※うさびside終わり

…………………………………………………………





………………………………………



………………………………


うさび[…本来の俺…M i !!]

………!!

さっきから声が聞こえたような
気がしたけど…

気のせいじゃなかった…






…聞こえる
この声…もしかして

……ううん…
まぎれもなくこの声は…




[…うさび君……]
(…姿は見えないけど会いたかった…)

本来の姿に戻って以来
一度もあっていない
もう一人のうさび君…

声を聞いただけなのに
じわっと涙が出た。










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