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BUDDY-0-SURVIVOR
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志麻は殺人課のボス、スロウのオフィスを出た。
薄暗い廊下をまっすぐ歩く。
押印した誓約書が背広の内ポケットで体温に馴染み、潜入捜査の重みが胸にのしかかっていた。
「正式なメンバーには加えられないが、俺の権限で潜入捜査を認める。」
スロウの低い声が耳に残る。
「カウンセリングは必ず出ろ。それと、あの馬鹿にも言っておけ。獣人化は違法だと。」
志麻は返事をしなかった。
言葉にすれば、何かが崩れてしまいそうに思えたのだ。
スロウが目を細めて問いかける。
「……大丈夫か?」
志麻はわずかに唇を動かした。
「アルファは、オメガに甘い。」
その言葉には怒りも嘲りもなく、ただ冷静な事実の確認が込められていた。
「俺はオメガである前に、貴方に鍛え上げられた捜査官だ。」
そう言い切り、まっすぐスロウを見据える。
「必ず、この手で奴を捕らえる。」
スロウは目を伏せ、しばらく沈黙した後、ぽつりと呟いた。
「……そうか。」
志麻は踵を返し、薄暗い廊下を歩き出した。
自分にしか追えない。それだけは確信していた。
番となったあの日から、奴の匂いはワンブロック先からでも識別できる。
どんなに隠れていても、どんなに人混みに紛れていても、警察犬のように直感が告げていた。
志麻はジョシュアの部屋へ向かった。
軽口を叩きながら、あいつの不味いコーヒーを飲む。
それだけで、少しばかり気持ちを切り替えられる気がしたのだ。
薄暗い廊下をまっすぐ歩く。
押印した誓約書が背広の内ポケットで体温に馴染み、潜入捜査の重みが胸にのしかかっていた。
「正式なメンバーには加えられないが、俺の権限で潜入捜査を認める。」
スロウの低い声が耳に残る。
「カウンセリングは必ず出ろ。それと、あの馬鹿にも言っておけ。獣人化は違法だと。」
志麻は返事をしなかった。
言葉にすれば、何かが崩れてしまいそうに思えたのだ。
スロウが目を細めて問いかける。
「……大丈夫か?」
志麻はわずかに唇を動かした。
「アルファは、オメガに甘い。」
その言葉には怒りも嘲りもなく、ただ冷静な事実の確認が込められていた。
「俺はオメガである前に、貴方に鍛え上げられた捜査官だ。」
そう言い切り、まっすぐスロウを見据える。
「必ず、この手で奴を捕らえる。」
スロウは目を伏せ、しばらく沈黙した後、ぽつりと呟いた。
「……そうか。」
志麻は踵を返し、薄暗い廊下を歩き出した。
自分にしか追えない。それだけは確信していた。
番となったあの日から、奴の匂いはワンブロック先からでも識別できる。
どんなに隠れていても、どんなに人混みに紛れていても、警察犬のように直感が告げていた。
志麻はジョシュアの部屋へ向かった。
軽口を叩きながら、あいつの不味いコーヒーを飲む。
それだけで、少しばかり気持ちを切り替えられる気がしたのだ。
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