エリートオメガ受佐美の秘密

エリートオメガ受佐美の苦悩

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妖しい赤と黒の照明が交錯するプレイルーム。
壁にはムチや縄、各種器具がずらりと並び、独特の香りが満ちている。
部屋の中央にはソファセットが置かれ、その前で受佐美はソファにもたれさせられていた。

國立は余裕のある笑みを浮かべ、ゆっくりと顧客に視線を送る。

「……さあ、どうぞ。お試しください。」
顧客は口元を歪めて笑い、受佐美のあごをぐっと持ち上げる。

「……随分といい顔をする。」
「っ……。」

シャツはすでに数枚のボタンが外され、ネクタイは首元から外されかけている。
受佐美は小さく肩を震わせながらも、逆らうことはできない。

「緊張してるな……かわいいじゃないか。」

顧客の手が首筋から胸元へとゆっくり滑る。
その指先に思わず声を飲み込む受佐美。

「っ……は……。」

國立はグラスを傾けながら、じっとその様子を観察している。

「ふ。やはり、従順だな。」

「……アッ……。」

「ほら、もっと反応してやれ。可愛がってもらえて光栄だろう？」

顧客は満足げに笑い、さらに耳元に顔を寄せて囁く。

「これが、君の仕事なんだろ？」

受佐美の頬が赤く染まり、力が抜けたように目を閉じる。

國立はゆっくりと立ち上がり、受佐美の髪をなでる。

「いい子だ。今夜はまだ長いぞ。」

そう低く告げると、部屋にはまた静かに官能的な空気が満ちていった。