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一話…生きる目的
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私が生まれたのは他の国に占領されとても貧しく治安が最悪な国でした。
毎日の食事は残飯一枚。母は私をとても嫌っていました。今思えば私も同じ状況ならば母と同じようになっていたかも知れません。
私はディア・ルゴ。このお話は私が最高の戦友達…いや…最高の親友達と出会うまでの遠い遠い昔のお話……。
~~~~~
「ディア!とっととやることやっときな!」
「はい。」
「私が帰ってくるまでに全部やっとかなかったら追い出すからね」
「はい。」
バタンッ!カチャ……。
「………やり方が…これって……どうすれば……」
この頃私は5歳で家に閉じ込められて家事なんて教えてもらう事もなく…ほとんどは独学でやっていました。
「なんでなにも出来てないの!?」
「…ご…ごめんなさい…。やり方が分からなくて…」
「…はぁ!?口答えはいいの!全く…あんたこんな簡単な事も出来ないのによく私のお金でご飯食えるわね!」
「…うぅ…ひっぅ……」
「泣かないでよ…あぁもう!いい加減にして!」
「…ひぅっ!」
この頃から私は母に暴力を振るわれて育ちました。それでも私は母を完全なる悪とは思えませんでした。
サキュバスが少なかった当時は母の仕事として水商売が安定でした。しかし。ろくな処置をしてないため頻繁に子供が増えてしまうことも多かったんです。私もその一人で母は女手一つで私を育てていました。こんな治安の悪い国でしたのに産んだ子供を殺すことだって出来たこの時代で殺さず育ててくれた母はどういう心情だったのでしょう……少なからず今の私にはそんな母のことを気遣える余裕はありませんでした。
ある日…
「ヴっ…!」
「お母さん…?」
「黙って…うぉ…ヴ…これって……やっぱり……」
私の母は顔を青ざめました。
この時の私には何が起こったのだか…なんで具合が悪くなったんだかあまりよく分かっていませんでした。
「……もうやだ…」
……が…母の顔が何処か助けを求めているような…何処か不安そうな顔をしていました。
それからと言うものの母は自分のお腹を毎日強く叩くようになりました。大体この頃から私も何をしてるのか理解して…必死に止めていました
「お母さん!やめて!…お腹の子が死んじゃう…!」
「この子まで増えたら私なんてもう耐えられない…」
「考え直してよお母さん…!私なんでもするから!私ちゃんとやることやれるようになるから!だからこの子だけは殺さないで…」
母は私がそういうと混乱して泣き出してしまいました。
私はそれ以来やることを自力でこなせるように毎日ずっと練習をしました。この頃のお陰で今でも大抵の練習は少しで済むようになりました。
私が家事をすると母はなにも怒らないのでやっていくうちに家事がとても楽しくなっていました。
やがて皿洗いや掃除だけではなく料理や洗濯などのする要領を増やしていきました。
母のお腹はどんどん大きくなるばかりです。この頃から母は私に対しての暴力が増えていきました。あんたさえ産まれてこなければ。あんたさえ産まれてこなければ。と言われ続け。私はそんな言葉に耳を塞ぎながら部屋の角で丸くなっていたのでした。
そして母はある日。ポツンと何日間か帰ってこず。やがて帰ってきたときには一人の赤ちゃんを抱えて家に帰ってきました。
「あんたが面倒見るんだよ。この子が死んだとしても私のせいじゃなくてあんたのせいだからね」
といわれ抱えてた赤子を渡されました。私はその時から…生きる希望をそこに見つけました
「…可愛い…!この子はなんて名前にするの?」
「あんたが決めなさいよ…どうせ私はその子なんてどうでも良いんだから…」
「じゃあ…この子は…ファリ。ファリがいい!」
そういうとファリはニコッと笑い私の指を弱々しく握りしめました。
私はファリを抱いてから固い決意をしました。絶対にこの子を幸せにしてあげたいと
それから私の毎日は明るく彩られていきました。
育児と言うのは家事より何十倍も大変で私はあやし方。ミルクの与え方。温度なんてものも知らなかったので母に土下座してでも聞きました。
私の真剣な熱意にうざがってた母も嫌々答えてくれて疲れているのに色々教えてくれました。私は毎日毎日分からないことだらけの育児を取り組んでいました。
この頃の私にとっての生き甲斐はファリが全てでファリのためならと力を出しきっていましたね
私が絶望のなか生きてこれたのはファリのお陰なんです
毎日の食事は残飯一枚。母は私をとても嫌っていました。今思えば私も同じ状況ならば母と同じようになっていたかも知れません。
私はディア・ルゴ。このお話は私が最高の戦友達…いや…最高の親友達と出会うまでの遠い遠い昔のお話……。
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「ディア!とっととやることやっときな!」
「はい。」
「私が帰ってくるまでに全部やっとかなかったら追い出すからね」
「はい。」
バタンッ!カチャ……。
「………やり方が…これって……どうすれば……」
この頃私は5歳で家に閉じ込められて家事なんて教えてもらう事もなく…ほとんどは独学でやっていました。
「なんでなにも出来てないの!?」
「…ご…ごめんなさい…。やり方が分からなくて…」
「…はぁ!?口答えはいいの!全く…あんたこんな簡単な事も出来ないのによく私のお金でご飯食えるわね!」
「…うぅ…ひっぅ……」
「泣かないでよ…あぁもう!いい加減にして!」
「…ひぅっ!」
この頃から私は母に暴力を振るわれて育ちました。それでも私は母を完全なる悪とは思えませんでした。
サキュバスが少なかった当時は母の仕事として水商売が安定でした。しかし。ろくな処置をしてないため頻繁に子供が増えてしまうことも多かったんです。私もその一人で母は女手一つで私を育てていました。こんな治安の悪い国でしたのに産んだ子供を殺すことだって出来たこの時代で殺さず育ててくれた母はどういう心情だったのでしょう……少なからず今の私にはそんな母のことを気遣える余裕はありませんでした。
ある日…
「ヴっ…!」
「お母さん…?」
「黙って…うぉ…ヴ…これって……やっぱり……」
私の母は顔を青ざめました。
この時の私には何が起こったのだか…なんで具合が悪くなったんだかあまりよく分かっていませんでした。
「……もうやだ…」
……が…母の顔が何処か助けを求めているような…何処か不安そうな顔をしていました。
それからと言うものの母は自分のお腹を毎日強く叩くようになりました。大体この頃から私も何をしてるのか理解して…必死に止めていました
「お母さん!やめて!…お腹の子が死んじゃう…!」
「この子まで増えたら私なんてもう耐えられない…」
「考え直してよお母さん…!私なんでもするから!私ちゃんとやることやれるようになるから!だからこの子だけは殺さないで…」
母は私がそういうと混乱して泣き出してしまいました。
私はそれ以来やることを自力でこなせるように毎日ずっと練習をしました。この頃のお陰で今でも大抵の練習は少しで済むようになりました。
私が家事をすると母はなにも怒らないのでやっていくうちに家事がとても楽しくなっていました。
やがて皿洗いや掃除だけではなく料理や洗濯などのする要領を増やしていきました。
母のお腹はどんどん大きくなるばかりです。この頃から母は私に対しての暴力が増えていきました。あんたさえ産まれてこなければ。あんたさえ産まれてこなければ。と言われ続け。私はそんな言葉に耳を塞ぎながら部屋の角で丸くなっていたのでした。
そして母はある日。ポツンと何日間か帰ってこず。やがて帰ってきたときには一人の赤ちゃんを抱えて家に帰ってきました。
「あんたが面倒見るんだよ。この子が死んだとしても私のせいじゃなくてあんたのせいだからね」
といわれ抱えてた赤子を渡されました。私はその時から…生きる希望をそこに見つけました
「…可愛い…!この子はなんて名前にするの?」
「あんたが決めなさいよ…どうせ私はその子なんてどうでも良いんだから…」
「じゃあ…この子は…ファリ。ファリがいい!」
そういうとファリはニコッと笑い私の指を弱々しく握りしめました。
私はファリを抱いてから固い決意をしました。絶対にこの子を幸せにしてあげたいと
それから私の毎日は明るく彩られていきました。
育児と言うのは家事より何十倍も大変で私はあやし方。ミルクの与え方。温度なんてものも知らなかったので母に土下座してでも聞きました。
私の真剣な熱意にうざがってた母も嫌々答えてくれて疲れているのに色々教えてくれました。私は毎日毎日分からないことだらけの育児を取り組んでいました。
この頃の私にとっての生き甲斐はファリが全てでファリのためならと力を出しきっていましたね
私が絶望のなか生きてこれたのはファリのお陰なんです
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