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#008 体力の衰えを痛感したよ ※
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R18回です。
お苦手な方は回避してください。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
グレイモスと俺のやりとりに、何か思うところがあったのか、マクミランのキスはかなり本気度が高かった。
執拗に弱いところを蹂躙してくる舌に、もう足腰は立たなくなっていて、彼の肩にしがみつき腰に回された腕に支えられて、やっとぶら下がっているに近い。
空いている方の手の指が、絶妙に脇腹から尻周りを撫で回して俺の体を目覚めさせていく。
時折強めに尻を揉まれて、ついでのように付け根の隙間に指を滑り込ませて刺激していく。
俺の体の芯はもう完全にスタンバイ状態で。
受ける刺激に呼応して腰が揺れてしまう。
ああ、もう。
服越しなのが、もどかしい。
切れ切れの吐息の中、力の入らない指先で彼の顔を撫で下ろした流れのまま、襟元のホックを外しに掛かる。
…その手首をつかまれて動きを封じられた。
「…?」
熱い息づかいに、肩を僅かに上下させながら「駄目です」と彼が言う。
「王城では…しません」
そうだった。マクミランは任務中はどんなに期間が長くても、その間はしないヤツだった。
しかも、お他所ではしない主義だ。
義兄宅に泊まったときだってした事は無い。
え、じゃあ、この連日行われる、各国からの使者への対応から始まり…生誕祭がハネるまでは、ずっと無しって事?
ずっと王城滞在だよ?しかも現時点ですでにもう5日前から詰めてんだよ?
「ちょっと待て!じゃあなんでこんな寝た子を起こすようなマネしたんだよ!責任取れッ」
「…すみません。グレイモスと親しげにしていらしたので…もやもやして…」
ミランの下半身だって、もうこんなになっているじゃない。
こんなにギンギンなのに、コレ押さえ込んで生誕祭が終わるまで我慢しちゃう気?
凄いね。
騎士って、体だけで無く、精神力も鍛えてんだね。鋼の意思だね(棒)
付き合わされるこっちはたまったもんじゃないよ。
でも、そう言いながらマクミランは抱きしめる腕を緩める気配がない。そして、俺の腹に当たっているゴリゴリした熱も、収まる様子は無かった。
むかっ腹が立って、思わずその硬くなった部分をぎゅうっと握ってやる。ビクッと体を強ばらせた後、抱きついたままふー、ふー、と息を吐くマクミラン。むわりと体温が上がって彼の匂いが強まった気がする。
「シないんなら早く放せよ」
言葉が終わらないうちに、俺の体は宙に浮いた。
抱き上げられて運ばれて、ベッドに下ろされる。
覆い被さって見下ろしてくる深い森の蔭りは、辛そうに熱を帯びている。
「…せ、責任とらせてもらっても良いですか」
俺は思わずデコピンをお見舞いした。
「素直じゃ無い!」
その『任務中はシない』ってのは職務への忠実さ故だとは思うけど、オンとオフはあるだろう。
しかも『お城ではしない』ってのに至ってはさ。
問題あるんなら君は騎士部屋に行かされるだろうよ。
わざわざ王家が配慮して同じ部屋に、しかもドでかいベッドが一基しか無いご夫婦仕様を宛がってくれてんだから。
す、すみません…とおでこをさすりながら、少し首を傾け近づいてきた彼の唇を誘い込むように顎を上げた。
舌を絡ませている間も腰を押しつけてくるその動作は、もう完全にやる気満々じゃん。
何が「お城ではしない」だよ。
コノヤロッと思って彼の舌を、えいっと噛んでやった。
ところが。
既に彼の舌技と手技にメロメロにされていた俺の顎は、渾身の噛砕すらただの甘噛みに終わり、逆にその俺の与えた僅かな痛みが、何か、良くないスイッチを入れてしまったらしく、そこからの猛攻に俺は、濁流に呑まれる小枝のように翻弄されるハメになった。
いつもより少し乱暴に手早く服を剥ぎ取られ、溺れるように藻掻く俺を、持ち上げたりひっくり返したり折りたたんだりとやりたい放題。
どんな体位にされても、絶え間なく襲ってくる快楽の波に、もう無理、もう勘弁してと泣いて懇願しても彼の奔流が収まる事は無く。
というか、俺が「もう無理、もう勘弁」と言って、彼の腕から逃れようと身を捩ってからが彼の本番になるらしい。
意識も朦朧として、彼にしがみつく腕の力も入らなくなって俺がギブを訴えると、大切そうに掻き抱きながら、俺の肩に顔を埋めて耳元で「ミクラさん…」と囁くんだ。
その瞬間、感電でもしたみたいに体の奥底にゾクゾクッと何かが走って、頭が真っ白になる。
目の奥の方に光が散って意識が飛びそうになる。
無論、飛んだときも有る。
気がつくと腰に重い圧を感じながら、漕ぐように揺すられて。二人の吐く息づかいと呻きや切ない鳴き声やらが混じり合いながら、世界が回る。
そこから先はもう、俺であって俺では無い。俺の意思とは関係なく体が反応して乱れてしまう。
彼の律動に合わせて腰を振って、穿たれる度に背を震わせて鳴く。
翌朝喉が嗄れているところを見ると、多分それなりに声を上げてんだろうなと思うんだけど、正直言って良く憶えていない。
事後にマクミランが風呂に入れてくれて、清めてくれたんだけど、もう体はくたくたで、自分では何ひとつ出来なかった。
本気で体力ヤバい。
侍従が起こしに来て、ようやっと起き上がるときに、なぜか顔を背けられた。
そりゃあ、ヘロヘロに寝乱れたおっさんとか、見たくないわな。
昨日よりなんかパリッと爽やかになって居るマクミランを、俺は恨みがましく睨んだ。
スッキリしたような顔しやがって。
「大丈夫ですか?」って、大丈夫じゃねーわ。
「神子様のお支度は自分がやりますので、服を出しておいてもらえますか。あと、お目覚めのハーブティをお願いします」
テキパキと指示を出すマクミランに、侍従達が「畏まりました」とお辞儀をしてささっと散って行く。
なんでミラン、そんなに眩しげな目で、頬染めてんの。
お苦手な方は回避してください。
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グレイモスと俺のやりとりに、何か思うところがあったのか、マクミランのキスはかなり本気度が高かった。
執拗に弱いところを蹂躙してくる舌に、もう足腰は立たなくなっていて、彼の肩にしがみつき腰に回された腕に支えられて、やっとぶら下がっているに近い。
空いている方の手の指が、絶妙に脇腹から尻周りを撫で回して俺の体を目覚めさせていく。
時折強めに尻を揉まれて、ついでのように付け根の隙間に指を滑り込ませて刺激していく。
俺の体の芯はもう完全にスタンバイ状態で。
受ける刺激に呼応して腰が揺れてしまう。
ああ、もう。
服越しなのが、もどかしい。
切れ切れの吐息の中、力の入らない指先で彼の顔を撫で下ろした流れのまま、襟元のホックを外しに掛かる。
…その手首をつかまれて動きを封じられた。
「…?」
熱い息づかいに、肩を僅かに上下させながら「駄目です」と彼が言う。
「王城では…しません」
そうだった。マクミランは任務中はどんなに期間が長くても、その間はしないヤツだった。
しかも、お他所ではしない主義だ。
義兄宅に泊まったときだってした事は無い。
え、じゃあ、この連日行われる、各国からの使者への対応から始まり…生誕祭がハネるまでは、ずっと無しって事?
ずっと王城滞在だよ?しかも現時点ですでにもう5日前から詰めてんだよ?
「ちょっと待て!じゃあなんでこんな寝た子を起こすようなマネしたんだよ!責任取れッ」
「…すみません。グレイモスと親しげにしていらしたので…もやもやして…」
ミランの下半身だって、もうこんなになっているじゃない。
こんなにギンギンなのに、コレ押さえ込んで生誕祭が終わるまで我慢しちゃう気?
凄いね。
騎士って、体だけで無く、精神力も鍛えてんだね。鋼の意思だね(棒)
付き合わされるこっちはたまったもんじゃないよ。
でも、そう言いながらマクミランは抱きしめる腕を緩める気配がない。そして、俺の腹に当たっているゴリゴリした熱も、収まる様子は無かった。
むかっ腹が立って、思わずその硬くなった部分をぎゅうっと握ってやる。ビクッと体を強ばらせた後、抱きついたままふー、ふー、と息を吐くマクミラン。むわりと体温が上がって彼の匂いが強まった気がする。
「シないんなら早く放せよ」
言葉が終わらないうちに、俺の体は宙に浮いた。
抱き上げられて運ばれて、ベッドに下ろされる。
覆い被さって見下ろしてくる深い森の蔭りは、辛そうに熱を帯びている。
「…せ、責任とらせてもらっても良いですか」
俺は思わずデコピンをお見舞いした。
「素直じゃ無い!」
その『任務中はシない』ってのは職務への忠実さ故だとは思うけど、オンとオフはあるだろう。
しかも『お城ではしない』ってのに至ってはさ。
問題あるんなら君は騎士部屋に行かされるだろうよ。
わざわざ王家が配慮して同じ部屋に、しかもドでかいベッドが一基しか無いご夫婦仕様を宛がってくれてんだから。
す、すみません…とおでこをさすりながら、少し首を傾け近づいてきた彼の唇を誘い込むように顎を上げた。
舌を絡ませている間も腰を押しつけてくるその動作は、もう完全にやる気満々じゃん。
何が「お城ではしない」だよ。
コノヤロッと思って彼の舌を、えいっと噛んでやった。
ところが。
既に彼の舌技と手技にメロメロにされていた俺の顎は、渾身の噛砕すらただの甘噛みに終わり、逆にその俺の与えた僅かな痛みが、何か、良くないスイッチを入れてしまったらしく、そこからの猛攻に俺は、濁流に呑まれる小枝のように翻弄されるハメになった。
いつもより少し乱暴に手早く服を剥ぎ取られ、溺れるように藻掻く俺を、持ち上げたりひっくり返したり折りたたんだりとやりたい放題。
どんな体位にされても、絶え間なく襲ってくる快楽の波に、もう無理、もう勘弁してと泣いて懇願しても彼の奔流が収まる事は無く。
というか、俺が「もう無理、もう勘弁」と言って、彼の腕から逃れようと身を捩ってからが彼の本番になるらしい。
意識も朦朧として、彼にしがみつく腕の力も入らなくなって俺がギブを訴えると、大切そうに掻き抱きながら、俺の肩に顔を埋めて耳元で「ミクラさん…」と囁くんだ。
その瞬間、感電でもしたみたいに体の奥底にゾクゾクッと何かが走って、頭が真っ白になる。
目の奥の方に光が散って意識が飛びそうになる。
無論、飛んだときも有る。
気がつくと腰に重い圧を感じながら、漕ぐように揺すられて。二人の吐く息づかいと呻きや切ない鳴き声やらが混じり合いながら、世界が回る。
そこから先はもう、俺であって俺では無い。俺の意思とは関係なく体が反応して乱れてしまう。
彼の律動に合わせて腰を振って、穿たれる度に背を震わせて鳴く。
翌朝喉が嗄れているところを見ると、多分それなりに声を上げてんだろうなと思うんだけど、正直言って良く憶えていない。
事後にマクミランが風呂に入れてくれて、清めてくれたんだけど、もう体はくたくたで、自分では何ひとつ出来なかった。
本気で体力ヤバい。
侍従が起こしに来て、ようやっと起き上がるときに、なぜか顔を背けられた。
そりゃあ、ヘロヘロに寝乱れたおっさんとか、見たくないわな。
昨日よりなんかパリッと爽やかになって居るマクミランを、俺は恨みがましく睨んだ。
スッキリしたような顔しやがって。
「大丈夫ですか?」って、大丈夫じゃねーわ。
「神子様のお支度は自分がやりますので、服を出しておいてもらえますか。あと、お目覚めのハーブティをお願いします」
テキパキと指示を出すマクミランに、侍従達が「畏まりました」とお辞儀をしてささっと散って行く。
なんでミラン、そんなに眩しげな目で、頬染めてんの。
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