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・Day2/chapter3 男の後ろを知る代償は

26.

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「うわ……すごい、音、出てるっ」
 少年が腰を動かすたびにぐちゅぐちゅと青年の放ったものが泡立つ。肉茎を絞る取るように蠕動する少年の内側に青年のそれは失ったはずの勢いを取り戻し、固く凝固し始めた。
「復活、はやぁい」
 少年はぺろりと唇を舌で舐めた。内側に青年の存在感が傍聴し、内壁を押してくる。
「やれば、できるじゃんっ」
 少年は頬を赤く染めてそういうと、腰を上下に動かし始めた。
「くっ……」
 青年は息を飲む。彼の腰の動きは彼の幹をしごくかのような動きであいかわらずねっとりと絡まりつく内側と連携して、青年は追い詰められていく。いったん、スイッチが入ったら、もうそこからは逃げ出せない。
「あっ……んぅ……うっ、んっ」
 青年は必死に声が漏れるのを我慢しようとした。しかし、だらしなく口元は開いていき、その隙間からひっきりなしに声が漏れる。鼻を抜けたような甘い嬌声は、少年の腰の動きに連動するかのように発せられ――いや、彼に搾り取られるように律動されるたびに青年は耐えきれずに雌の鳴き声を発してしまう。
「おに、いさんのぉ、ここ、なかなか、いいかもっ」
 ぐちゅぐちゅと接合部から水音が立つ。とろとろと中に出したものが下へと落ちてゆき律動するものにかき混ぜられて、泡立っていく。
「あっぐっ、うっ、ううっ」
 青年もその内壁の悦に抗うことが出来なくなり、低く唸りながら腰を揺らしてしまう。
「あっ、あっあ、イクぅ、イっちゃうぅ……っ」
 少年の太腿ががくがくと痙攣しだす。内壁の蠕きにも切羽詰まった少年の状態が反映されていく。青年は我慢できずに腰を打ち付けた。
「アッ、アッ、アゥッ」
 青年が必至に腰を振り上げるたびにそのうえにまたがる少年も嬌声をあげ、身をよじりだす。
「アッ……っ、はぁんっ、いいよぉ、にいさ、すご、きもちいい、イくぅ」
 ガクンガクンと少年が激しく痙攣しだした。途端に中はより強力に青年の雄を締め付けだす。それに耐えきれずに青年は引き抜こうと腰を下ろすが、がくんと落ちてきた少年に再びくわえらる。
「アアァッ!!」
 ビクンと一際大きく、少年が跳ねた。仰け反って、果てた。いや、果てたのか?
 少年の欲望は滾りを見せたままだった。
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