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・地下室調教編(Day7~)

一日目 4-4

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 使用人は、朦朧としていた。前は檻のなかで抑圧され、むさぼられた身体をひくつかせている。
 藤滝は懐から小型の鍵をとりだした。
 ようやくだった。
 彼の前の拘束が解き放たれる。
 液体でべとべとになっているそこへと藤滝は、手を伸ばした。鍵穴にそれを差し込んで、くるりと回せば、開錠の音。
 ゆっくりと取りさらわれた貞操帯の中から、脈打つ欲望が解放された。
「あ、あ……アアアアアア……」
 声が漏れた。
 尿道を伝って、これまで我慢していたものがあふれ出した。勢いよく発射されるのではなく、とろとろと流れでてきたものが床を汚した。
 使用人は、目を白黒させた。
 あれだけ我慢させられていたのだ。幹も筒もそうとうに痛いはずだ。その箇所を通っていく液体の感覚。それも、量が量だ。とろとろと流れ出ていく間、ずっと彼はそれに耐えねばならない。
「あ、あ……」
 全身を痙攣させて、圧倒的なものを受け入れるしかできない使用人の姿に、青年は絶句した。
――「あとで、お前にも同じものを味わわせてやる」――
 藤滝が青年にささやいたことばを思い出した。
「――っ!」
 ぞっと背筋が凍る。こんなことを――前を拘束したまま、後ろで何人もの男をくわえさせ、彼らの相手をさせるだなんてことを、本気で――?
 死んでしまう。
 使用人が意識を落としたので、気付けの薬が用いられた。現実に戻ったとたん、襲ってくるのは、まだ終わらない快楽地獄。
「これは、宴での演目のひとつだ」
 藤滝が言った。
「お前のときには、この程度で済ますつもりはない。人数も増やすし、たくさんの方々にみられたなかで、やってやる。せいぜい、粗相はするなよ」
「な……」
 絶句した。
「気絶しても逃げられない。まあ、せいぜい、その日が来るのを楽しみにしていることだな」
 男は、使用人は再び犯すことを彼らに許可した。
 ゆるみきった後ろにふたたび欲望が挿入されていく。
「やめて……やめてくれ」
 青年は目を逸らした。
「いつやめるかは、彼ら次第だ」
 藤滝が、にやりを笑った。
「大丈夫だ。今日はお前に誰も手出しはしてこないだろう。誰も、な」
 それは、青年の興奮してきた肉体を慰める方法はないということでもある。
 夜中までそれは続いた。
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